「虎に翼」寅子・伊藤沙莉 よねは一番の戦友“拒絶”されても何度も会いに「もうやめたら?と思うくらい」

2024年7月5日(金)12時1分 スポーツニッポン

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は5日、第70話が放送され、後半開幕週の第14週「女房百日 馬二十日?」を終えた。伊藤が同局を通じてコメント。大学時代の盟友・山田よね(土居志央梨)轟太一(戸塚純貴)大庭梅子(平岩紙)との再会、母・猪爪はる(石田ゆり子)との別れ、恩師・穂高重親(小林薫)への怒りなどを描いた第12週「家に女房なきは火のない炉のごとし?」(6月17〜21日)、第13週「女房は掃きだめから拾え?」(6月24〜28日)、第14週を振り返った。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 ——東京家庭裁判所判事補・最高裁判所家庭局事務官としての歩みがスタートして早々、よねや轟と再会。

 寅子としては、2人と再会できて凄くうれしかったです。それと同時に、失った信頼をどう取り戻していくかという試練もあって。やっぱり彼女は、何においても女子部の存在が軸にありますし、特によねさんは一番の戦友でしたので。だから、来るなと言われても何度も会いに行くんですよね。演じている私ですら、もうやめたら!?と思うくらい。よねさんは彼女の中で大きな存在ですし、どこかでつながっていると信じているから、寅子は諦めきれないんですよね。

 ——印象深かったシーンは?

 戦争孤児たちが佇んでいる道を歩くシーンはよく覚えています。道男(和田庵)を探している場面だったので、止まらずに歩かなければいけなかったのですが、子どもたちがどんな思いでそこにいるんだろうと考えたら、立ち止まらずにはいられなくて。トラちゃんではなく私個人として、通り過ぎることが冷たいと感じてしまったんですよね。でもそれは表面上の優しさで、私自身の甘さだなって。もしこれが現実の世界だったら、立ち止まって何かするよりも、もっと広い視野でこの子たちを助ける解決方法を探らなきゃいけないと思うので。撮影中はそんなことを考えながら、もがいていました。

スポーツニッポン

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