小栗旬、浜辺美波&北村匠海を絶賛! 「自分の映画でこんなに泣いたの初めて」
2017年7月6日(木)20時4分 シネマカフェ
膵臓の難病に侵されたクラスの人気者の女子高生・桜良と、家族以外で彼女の秘密を唯一知る、地味なクラスメート【僕】の交流を描く本作。映画では原作にはない、12年後が描かれている。
浜辺さんと北村さんは初共演となったが、互いの印象について浜辺さんは、初対面となったお祓いの際に、北村さんがアロハシャツにサングラスというど派手な格好で来たことに触れ「奇抜というか、ファンキーというか、見たこともないような洋服を着てらっしゃって、(地味で内向的な)【僕】とは真逆なんじゃないか? 撮影期間どうしよう? と思ったんですが、実は内向的な方と分かって『大丈夫!』と思いました」と述懐。
北村さんは「申し訳ないです(苦笑)」と驚かせたことを謝罪しつつ、そうした派手な服装は、内向的な内面を隠すための「カモフラージュ」と説明。その上で、【僕】について「僕自身も、他人と距離があり、壁作ってしまう学生時代だったので、共感しました」と明かし「初めての主演作ですが、いままでの作品の中で一番愛せる作品です」と力強く語る。浜辺さんの印象については「桜良は天真爛漫で、浜辺さんの印象とは真逆。浜辺さんは【僕】に近く、自分の世界を持ってるイメージでした。どう演じるのかな? と思ってたら、いざ現場に入るとしっかりと天真爛漫さを感じさせる芝居で、弱さも感じられる笑顔を見せてくれて、芝居をしていく中で、桜良の言葉が、どんどん重くなっていきました」と浜辺さんの変身ぶりを絶賛! 浜辺さんはその言葉に喜びつつも「桜良と私が真逆というのは私も感じるけど、初対面で北村さんにバレてたのびっくりしてます。これからは明るく初対面の方と接していきたいです…(苦笑)」と複雑そう…?
そんな若い2人を12年後パートに出演している北川さん、小栗さんは絶賛! 北川さんが「自分が若いときだったらできなかっただろう骨太の演技を見せてくれている」といえば、小栗さんは「自分が出てる映画を試写室に観に行って、こんなに泣いたのは初めて。心が洗われる映画でした」と称賛した。
この日は、映画にちなんでキャスト陣が12年前の写真を持参したが、北村さんの7歳、浜辺さんの4歳の頃のかわいらしい写真には客席から歓声が、北川さんがモデルとして活動していた10代後半の写真には「きれい!」といった声と共にため息が漏れる。
そして、小栗さんは20代前半の頃の写真を披露! ちょうど小栗さんの大ブレイクのきっかけとなったドラマ「花より男子」に出ていたころで「花沢類をやってました。小栗旬スウィート期です(笑)」と恥ずかしそうに笑い「12年も経ったんですね…。まだこういうところに立っていられてよかったです」としみじみと語っていた。
『君の膵臓がたべたい』は7月28日(金)より全国にて公開。