山口百恵60歳 39年ぶりの自著になぜ予約が殺到するのか

7月9日(火)11時0分 文春オンライン

「表舞台へのオファーは数限りないのに、一切応えることはありませんでした。ここにきての出版は、還暦を迎えた百恵さんなりの、感謝の気持ちの集大成なのでしょう」(芸能デスク)


 芸能界引退から約40年。山口百恵(60)が著書を出版することが発表された。



山口百恵さん


◆◆◆



 7月26日に発売されるキルト作品集『時間(とき)の花束 Bouquet du temps[幸せな出逢いに包まれて]』(日本ヴォーグ社)。オールカラー128ページに及ぶ同書の表紙に銘打たれた著者名は「三浦百惠」。


〈今、暮らしの中に手仕事の時間があることをとても幸せに思っています〉


 本人の綴った「あとがき」には、そうあるという。


「百恵さんは、32年前からキルト作りを始めました。自宅近くのキルトの教室を『やってみたい』と訪ねたそうです」(同前)


 当時は夫・三浦友和(67)が東京郊外の閑静な街に家を建てて間もない頃。長男・祐太朗(35)、次男・貴大(33)も手のかかる盛りだったはずだが、家事と子育ての合間を縫ってキルト作りを続けてきた。その作品はこれまでも「キルトショー」などで展示され、実力が評価されてきた。



「収録される作品点数は約70点で、出来たての新作3点も含まれます。その作品一点一点に、どのような背景で、何に着想を得てデザインし、どのような素材を使ったか——、といった作品解説とエピソードが綴られています。そしてさらに、作品制作風景として、ご本人の近影が数点掲載されます」(出版社担当者)


“いまの山口百恵の姿”のニーズは絶大で、キルト本の域を超えた予約が殺到しているという。



 1980年の引退の1カ月前に出版された山口の自叙伝『蒼い時』(集英社)。赤裸々なまでの生い立ちや、性、そして夫との出会いなどを書いたこの本は、300万部を超えるベストセラーとなった。それ以来、39年ぶりの自著となる。


「歌手、俳優の道をいく息子たちも独立し、90歳を超えた三浦の両親と同じ敷地内に住み、百恵さんが病院の送り迎えなどもしています。キルト教室では早くからトップクラスのインストラクターコースに在籍し、『一度くらい特別授業の先生をしてみませんか?』とキルト業界や出版社などから打診されてきた。でも『教えるのは向いていないと思います』と断り、あくまで作り手の立場を貫いているそうです」(女性誌記者)



 歌手・山口百恵の育ての親、音楽プロデューサーの酒井政利氏はこう語る。


「『向いていない』というのは、家庭を守るための言葉でしょう。きっと今の百恵さんは歌を教えるのも上手いと思います。あの深い表現力を眠らせておくのは惜しい。でも、日常生活を守りながら、根気強さと表現力の“結晶作品”を作り上げたのは、実に百恵さんらしくて素晴らしい」


 出版会見やサイン会などの予定は一切ないという。当面、本を通して山口百恵を“プレイバック”するしかなさそうだ。



(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年7月4日号)

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