大原麗子さん、夜中3時まで美空ひばりさんに寄り添っていた

7月9日(火)16時0分 NEWSポストセブン

大原麗子さんと親しかった美空ひばりさん(共同通信社)

写真を拡大

 美空ひばりさん(享年52)と大原麗子さん(享年62)。誰もが知る国民的歌手と大女優だが、2人の“接点”となると、ほとんど知られていない。令和元年の今年は、ひばりさんが没後30年、大原さんが没後10年という節目の年。これまで表に出ることがなかった2人の交友を、大原さんの付き人を40年にわたって務めた佐藤嘉余子氏(85)が初めて明かした。


 * * *

 麗子さんはひばりさんのことを「姉さん」、ひばりさんは「麗子」と呼んでいました。2人は9歳違いでしたけど、本当の姉妹のように仲が良かった。


〈2人が知り合ったのは1960年代、麗子さんがデビューしてすぐ。〉


 ひばりさんのご自宅でのすき焼きパーティーに招待された麗子さんが、卵を割ってそのまま肉をつけた時に、「麗子、卵はかき回すのよ」と教えられたそうです。後で「実家では卵をつけないで食べていたから、恥ずかしい思いをしちゃった」なんて笑っていましたね。


〈1960年代の大原は、映画『太陽に突っ走れ』、『浪曲子守歌』とヒット作に恵まれ、瞬く間にスターダムに登り詰めた。一方のひばりも、デビュー20周年を迎え、不動の地位を築いた黄金期。互いに多忙で会える機会は少なかったが、折に触れて手紙をやり取りしていたという。〉


 特に関係が深まったのは、1970年代後半、ひばりさんのお母様の容体が思わしくなくなってからですね。麗子さんはひばりさんに「来て」と言われるとすぐに駆けつけて、夜中の2時、3時までひばりさんに寄り添っていました。


 1981年、ひばりさんのお母様が亡くなられた時も、麗子さんは自分で車を運転して行って、明け方まで傍にいてあげたそうです。


 その後も、麗子さんはしょっちゅうひばりさんのお家に泊まりにいって、朝まで会話に花を咲かせていたと聞いています。


 ひばりさんは麗子さんが来る時は、付き人の女性に「麗子が来るから、何か買ってきて」と言って、買い物に行かせる。それでお洋服とかを買って帰ってくるんだけど、麗子さんは洋服のセンスにはこだわりがあるから、「嬉しいんだけど、ちょっとね(笑い)」って。実際に着ることはほとんどなかったですが、大切にしていましたよ。


 一方のひばりさんは、モノに対する執着が全然なくて。自分が着るものも、みんなが選んで持ってきてくれたものをただ着るだけ、という感じでした。


 あれだけのスターなのに、お金に呑み込まれてしまうようなことは一切なかった。


「お金があると、人は汚くなる。でも、姉さんは違った。お金を持ちながら、人間として綺麗だった」と、麗子さんは話していました。


●取材/宇都宮直子、大屋敷未世子


※週刊ポスト2019年7月19・26日号

NEWSポストセブン

「大原麗子」をもっと詳しく

「大原麗子」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ