ジェラルド・バトラー「ぶっ飛んだ現実逃避の映画に」『炎のデス・ポリス』製作秘話明かす

2022年7月10日(日)12時0分 シネマカフェ

『炎のデス・ポリス』メイキング(C)2021 CS Movie II LLC. All Rights Reserve

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7月15日(金)公開の『炎のデス・ポリス』より、ジェラルド・バトラーがパンデミックの真っ只中製作された本作の秘話を語るコメントが到着。併せてメイキング写真も解禁された。




『エンド・オブ・ホワイトハウス』、『ザ・アウトロー』、『ハンターキラー 潜航せよ』、『グリーンランド ー地球最後の2日間ー』などプロデューサーとしても映画界で大きな存在感を放っているジェラルド・バトラー。本作に目をつけたのは2015年。初期段階の脚本を初めて読んだ第一印象は「プロ中のプロの殺し屋ボブには深みがあり、多くの可能性を感じていた」と言い、さらに改稿すればもっと大興奮の作品になると確信したという。

しかし、そうこうしているうちに新型コロナで世界は激変。パンデミックで自粛ムードが漂う中、ジョー・カーナハンからかかってきた電話がバトラーを興奮させた。

「ジョー・カーナハンが僕に電話してきて、“ようブラザー!その『POLICE STATION』(当初はそういうタイトルだったんだ)という企画を一緒にやらないか?”って言うんだ。僕は“いつかやろうとは思っている”と返事した。そしたら彼は“俺が脚本を書き直す。そしたら俺とお前とフランク・グリロで集まろう!”と言ってきたんだ」。

この誘いにバトラーは「パンデミックでみんな仕事はしてないし、うまくいったらラッキーだ。それにみんなが楽しめる、ぶっ飛んだ現実逃避の映画になると思ったんだ。こんな時期にふさわしいってね。そこから物事が動いて、あとはどんどん進んだ」と嬉しそうにふり返る。

さらにバトラーを興奮させたのは、長年友人関係だったフランク・グリロとの共演だった。「ジョー・カーナハンは知っての通り優れた脚本家だし、フランク・グリロも素晴らしい俳優だ。僕らはお互いと向き合って、そのカリスマ性をうまく出せる。まるでUFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)の試合みたいに真っ向対決するが、そこにアレクシス・ラウダーが“ちょっと坊やたち、少し抑えてよ!”って感じで入ってくる(笑)」と回顧する。

バトラーとの共演についてはフランク・グリロも「ジェリー(※ジェラルド・バトラーの愛称)のキャラクターのダイナミックさは素晴らしい!」とコメントし、ジョー・カーナハン監督も「ジェリーは、悪役でもなんか憎めないと思ってしまうようなとても無邪気な部分がありますし、フランクもそうです」と理想のペアが実現したと喜んだ。

閉塞感に包まれるコロナ禍の中、旧知の仲だったジョー・カーナハン監督やフランク・グリロと本作の製作、そして公開にこぎつけたジェラルド・バトラー。今後は2009年に日本公開した『完全なる報復』の続編製作や新作映画『カンダハール(原題:Kandahar)』などのニュースも舞い込み、ますますその活躍に目が離せない。

『炎のデス・ポリス』は7月15日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。

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