「ユンホかっこいい→韓国陸軍かっこいい」と盛り上がるファンに苦言を呈す

7月10日(日)17時0分 messy

「私が守る祖国」公式YouTube

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 スキャンダル続きで世間から見放されたユチョン(元・東方神起、現JYJ)に対し、かつて同じ釜の飯を食ったユンホ(東方神起、入隊中)は上官の覚えもめでたく、“特級戦士”なる栄誉も授かり、“国民の息子”として愛されています。そんな彼からまたまたビッグニュースが舞い込みました。

 陸軍が新しい軍歌「私が守る祖国」を作り、ユンホがそのプロモーション・ビデオの主演級に選ばれ、またも軍の看板に抜擢されたのです。そして、そこにはユンホだけでなく、SUPER JUNIORのメンバーも参加。SMエンターテインメントのトップクラスが軍隊でも大きな存在感を示し、豪華な共演を見せています。

 今風の軍歌になっているこの曲は、戦闘意欲を高めるダンスチューン! 同時に「全国民が等しく歌える」をコンセプトとし、聴けば、闘わずとも気分が高揚します。ビデオは低予算で作られていますが、動くユンホをいつでも見れるなら、そんなの関係ありません。日本で聴くなら、パチンコをしながら、なんてのがベストマッチ。この曲がかかっていれば、お金をジャンジャン使いたくなっちゃいますね。このビデオを見た日本のファンからも「ユンホ、かっこいい〜〜!」なんて声が飛び、ファン受けもバッチリ! まさに21世紀型軍艦マーチになりました。

 歌の内容はといえば、「私たちの民族、私たちの祖国。僕が守る。守れるんだ。流した汗は決してムダにならない。この地の未来を照らす光になるんだ」と、自分で国防意識を鼓舞するもの。もちろん、ここには国家への忠誠が見られ、滅私奉公が前提です。

 韓国は現在、北朝鮮と戦争状態(現在、休戦中)にあり、そのお隣でも“金王朝”への忠誠を誓う軍歌が量産されています。忠誠を誓う相手が国家か金王朝か、という違いはあれど、「私が守る祖国」と北朝鮮の軍歌は何モノかに身を捧げるという点でベクトルは一緒。つまり、「私が守る祖国」はパチンコ向きではあっても、決してかっこいい歌じゃないのです。

 そもそも、この歌には彼のクリエイティビティが発揮されていません。アーティストであれば、創造性こそがポイントですが、軍は彼を広告塔として利用し、彼もそれを自覚的に引き受けています。すなわち、彼は自分を軍隊内アイドルと位置づけるのです。しかも、東方神起のダンスと比べたら楽勝レベルなので、イージーに栄誉と人気をキープできるとあってホクホク。使う側も使われる側も持ちつ持たれつの関係にあるってわけです。

軍隊アイドルとしての職務

 6月22日には陸軍主催の「大韓民国 愛 コンサート2016」が開催され、ポスターにはしっかりユンホの写真が大きく掲載されています。ここでも彼は軍隊アイドルとして、客寄せパンダに徹し、会場には東方神起ファンが多数詰め掛けました。そしてSJのメンバーとともに「私が守る祖国」を生披露したのですが、ユンホのパートになると歓声がひときわビッグに……いかに東方神起ファンが多かったかの証ですね。

 先日、共産党の政策委員長が防衛費を「人殺しの予算」と話して物議を醸しましたが、軍隊の本質を突いている点で的外れではありません。ユンホも射撃の腕前を評価されて特級戦士に選ばれましたが、それは敵の心臓を撃って相手を殺すってことですし。

 そういう本質的なドロドロとした点はスルーされ、K-POPファンのあいだでは、ユンホかっこいい→韓国陸軍かっこいい、という気分が蔓延しつつあります。韓国陸軍はユンホをはじめとするSMエンターテインメントのアイドルを起用することで、海外の東方神起ファンに対しプラスのイメージを植えつけることに成功しています。「軍服で踊るユンホ、かっこいい」なんてことをつぶやくファンは韓国陸軍に踊らされていることを自覚すべきなのです。

佐々木薫:遠くのユンホより、近くのクヒオ大佐にグッと惹かれるアラフォーK-POPファン。

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