大原麗子さん、美空ひばりさんに寄り添ったのはなぜなのか

7月11日(木)7時0分 NEWSポストセブン

大原麗子はなぜ美空ひばりに寄り添ったのか(共同通信社)

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 ギラン・バレー症候群を患い、2009年8月に自宅で“孤独死”した大原麗子さん(享年62)。没後10年の節目とあって、メディアでは多くの追悼特集が組まれているが、触れられていない秘話がある。大原さんが“姉”と慕った国民的歌手・美空ひばりさん(享年52)との交友だ。大原さんの付き人を40年にわたって務めた佐藤嘉余子氏(85)が振り返る。


 * * *

〈大原がひばりの孤独に寄り添ったのは、大原自身の過去と関係があるかもしれない。老舗和菓子店の家に生まれた大原は裕福な生活を送っていたが、父親の暴力が原因で、母は幼い大原を連れて家を出た。〉


 麗子さんも父親からひどい虐待を受けていて、お母様と一緒に命からがら逃げ出してきたんです。ところが、女優として有名になってから、父親に自宅を知られてしまって……。


 撮影の時に指から血が出て、体に青アザができていたので「どうしたの?」と聞いたら、ボロボロ泣きながら「実はね……見つかっちゃった……」って。


 だから、麗子さんがひばりさんを支えるだけじゃなくて、ひばりさんもそんな麗子さんの心の支えになっていたんです。


〈それぞれに孤独を抱えながら、お互いの心の穴を埋め合うように親交を深めていたひばりと大原。それでも2人の関係は明るかった。〉


 ひばりさんと一緒に食事に行った後、麗子さんが「ひばりさん、ナイフとフォークの使い方を知らなかったのよ!」と言っていたこともありました。私が「ひばりさんくらい多忙になると、外のことは知らないものなのよ」と言うと、「そうだよね〜」って笑っていました。


 それから、ひばりさんのところには、日々いろいろな人が挨拶に来るじゃない? 芸能関係のお偉いさんから、わけのわからない格好をしたバンドの方まで。どんな人たちでも、ひばりさんはその方の挨拶をきちんと受ける。で、後で隣にいる麗子さんに「今の方、どなた?」って聞くんです。


 麗子さんも分からないから、「誰かしら」って(笑い)。


 ひばりさんに美容師さんを紹介したのも麗子さんでした。麗子さんが通っていた美容師さんで、「この人は日本一だから」って。ひばりさんは「麗子がそう言うなら」とその方にお願いするようになったんです。


●取材/宇都宮直子、大屋敷未世子


※週刊ポスト2019年7月19・26日号

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