『カリコレ®2019』特集|新作・旧作・未公開作品がズラリ!“魅惑の映画祭”カリコレ®2019開幕、映画ランド一押し映画10選も

2019年7月13日(土)12時0分 映画ランドNEWS

『カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション®2019』特集


(C)2014-2019 Musashino Co.,Ltd Tm.Musashinokogyo Co.,Ltd.

ミニシアター“新宿シネマカリテ”が贈る魅惑の映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション®2019」(略して「カリコレ®2019」)が、7月13日(土)〜8月9日(金)の4週間にわたり開催される。「カリコレ®2019」で上映される作品の中から映画ランド一押しの映画を紹介する(文/奥村百恵)。


◆新作・旧作・未公開作品がズラリ!“魅惑の映画祭”カリコレ®2019開幕


2014年の第1回開催から今年で6回目を迎えるミニシアター“新宿シネマカリテ”の映画祭「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション®2019」(略して「カリコレ®2019」)。今夏も7月13日(土)〜8月9日(金)の4週間にわたり開催され、ヒューマンドラマ、ホラー、SF、サスペンスなどあらゆるジャンルの注目映画が目白押しのラインナップとなっている。


◆オープニング作品『ブレス あの波の向こうへ』


『ブレス あの波の向こうへ』 (C)2017 Screen Australia, Screenwest and Breath Productions Pty Ltd

オープニング作品を飾るのは、海版『スタンド・バイ・ミー』との呼び声も高い『ブレス あの波の向こうへ』(7月27日よりシネマカリテにて公開)。ティム・ウィントンによる自伝的小説「ブレス:呼吸」を、『プラダを着た悪魔』やドラマ「メンタリスト」で第61回エミー賞主演男優賞にノミネートされた人気俳優サイモン・ベイカーが主演&初監督&製作&脚本を務め映画化した今作。2018年オーストラリア・アカデミー賞9部門にノミネートされ、オーストラリアで5週連続TOP10入りの大ヒットを記録した。


サイモンが見出した実際にサーファーである2人の少年をメインキャストに抜擢し、美少年たちの成長とキラキラした夏の青春を描いている。その美少年の一人パイクレットを演じているサムソン・コールターが思春期の男の子の好奇心や成長する姿を繊細に演じていたのが印象的だ。『コードネーム U.N.C.L.E.』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のエリザベス・デビッキがサイモン演じる元プロサーファーのサンドーの美しい妻役を演じているのも注目ポイント。


◆クロージング作品『ゴーストマスター』


『ゴーストマスター』 (C)2019「ゴーストマスター」製作委員会

クロージング作品は、三浦貴大と成海璃子がW主演を務めた『ゴーストマスター』(12月6日よりシネマカリテにて公開)。とある“壁ドン”青春恋愛映画の撮影現場が、悪霊によって阿鼻叫喚の地獄絵図と化すさまを描いたホラーエンターテインメント。


監督やスタッフからこき使われる助監督の黒沢明を三浦が演じており、劇中で黒沢が『悪魔のいけにえ』のトビー・フーパー監督への愛を炸裂させるホラーファンの心をくすぐるシーンがアツい。この映画の面白いところは冒頭でキラキラ映画の撮影風景を見せているところ。日々過酷な現場で酷い扱いを受けてきた黒沢が書き温めた脚本「ゴーストマスター」に悪霊が宿り、壁ドン映画の主演俳優にその悪霊が取り憑いたあとはショッキングなシーンが続くのだが、やりすぎな展開に思わず笑ってしまう。往年のB級ホラーのように懐かしく、かつ今まで観たことのないような斬新な展開にきっと誰もが満足するだろう。ブリュッセルやプチョン、シッチェスなど海外の映画祭に続々と出品が決定しており、世界から大きな注目を集めるヤング ポール監督の長編デビュー作は必見である。


◆先行プレミア作品『幸福路のチー』『アダムズ・アップル』


『幸福路のチー』 (C)Happiness Road Productions Co., Ltd. ALL RIGHTS RESERVED.

先行プレミア作品は、金馬奬2018最優秀アニメーション映画賞に輝いた『幸福路のチー』(晩秋にシネマカリテにて公開)と、本国デンマークで公開されてから約14年の歳月を経ていよいよ日本公開となるマッツ・ミケルセン出演のヒューマンドラマ『アダムズ・アップル』(10月19日よりシネマカリテにて公開)の2本。特に『アダムズ・アップル』はマッツファン待望の上映となるため期待度も高い。


2019年晩秋に劇場公開が決定しているアニメーション映画『幸福路のチー』。台北郊外に実在する「幸福路」を舞台に、祖母の死をきっかけに故郷に戻った主人公チーが、幼い頃の思い出とともに自分を見つめ直す姿を描いた感動作だ。“アニメーション産業不毛の地”と言われる台湾から彗星の如く登場した本作は、第55回電影金馬奬で最優秀アニメーション映画賞を受賞、東京アニメアワードフェスティバル2018(TAAF2018)では長編グランプリに輝き、台湾アニメーション史上初の快挙を更新し続けている。


『アダムズ・アップル』

本国デンマークで公開されて以降、約14年の歳月を経て日本での公開が決定した『アダムズ・アップル』。物語は、仮釈放されたネオナチのアダム(ウルリッヒ・トムセン)が、更生プログラムのために訪れた教会で盲目的に神を信じる牧師イヴァン(マッツ)と出会うことから始まる。アダムはイヴァンの指導の下、更生とは程遠い前科者たちと奇妙な共同生活を送る中で次々と災いが降り掛かってくるという、ブラックユーモアも盛り込んだヒューマンドラマ。


近年は『ドクター・ストレンジ』や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などの大作や引退間近の暗殺者を演じた「ポーラー 狙われた暗殺者」(Netflix)などわかりやすい役が続いていたが、風変わりで魅力的なイヴァンを観ていると“さすがマッツ!”と叫びたくなるほど奥深い芝居に胸を打たれる。デンマークを代表するスサンネ・ビア監督作『しあわせな孤独』などの脚本を担当したアナス・トマス・イェンセンが、旧約聖書の「ヨブ記」と「アダムの林檎」の寓話をベースに作り上げた奇想天外な今作を是非チェックして欲しい。


◆「武蔵野館」創立100周年記念プログラムは名作4本がラインナップ!


『ドラゴン怒りの鉄拳』 (C)2010 Fortune Star Media Limited. All Rights Reserved.

2020年の6月に創立100周年を迎える姉妹館「武蔵野館」を祝う記念プログラムとして特別上映されるのは、没後46年を迎えるブルース・リーへの追悼をこめた『ドラゴン怒りの鉄拳』『ドラゴン危機一発』、第12回ゴールデングローブ賞外国語映画賞も受賞している不朽の名作『二十四の瞳』、名匠ウォルフガング・ペーターゼン監督が世界的ベストセラー「はてしない物語」を映像化した『ネバーエンディング・ストーリー』の名作4本。


『ネバーエンディング・ストーリー』 (C)1984 Neue Constantin Film Produktion GmbH. All Rights Reserved.

中でも『ネバーエンディング・ストーリー』は、日本国内でも大ヒットを記録した80'sを代表するファンタジー・アドベンチャーと言われる傑作で、今回の上映は大きなスクリーンで観れる貴重な機会と言える。


Netflixにてシーズン3が配信されている人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」でも『ネバーエンディング・ストーリー』の楽曲が重要なシーンで使われていることから、未だに世界中で愛されている作品であることがわかる。当時は最新のSFX技術を駆使した映像に魅了されたが、いま観るとCGではなく手作りのファンタジーの世界観が温かみを感じさせ、何年経っても色褪せないストーリーの面白さもこの映画の魅力。ファルコンが飛び回る姿を大きなスクリーンで観れるチャンスを逃したら後悔するだろう。


◆ラブコメやサスペンス…モンスター映画も!映画ランド一押し映画10選


ジャンルや国境を越えた選りすぐりの最新作、旧作、未公開作全41作品が上映される「カリコレ®2019」。その中から注目作をいくつか紹介したい。


『世界にひとつのロマンティック』




『世界にひとつのロマンティック』 (C)2015 Millennium Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

デヴィッド・O・ラッセル監督×ジェイク・ギレンホール主演の『世界にひとつのロマンティック』は、突然の事故が原因で性格が一変し、衝動で男性と関係を持ってしまうという奇病を煩った女性と政治家との恋愛を描いた作品。


『モンスター・フェスティバル』




『モンスター・フェスティバル』 (C)2018 Rooster Teeth Productions, LLC. All rights reserved

ホラーマニアが集まる夢の祭典に“もし本物のモンスターが現れたら?!”というホラー映画の知識を駆使して、地獄のフェスを脱出するサバイバル・ホラー・エンターテインメント『モンスター・フェスティバル』。DC映画『シャザム!』で主演を務めたザッカリー・リーヴァイが出演している。


『グレイテスト・サマー』




『グレイテスト・サマー』 (C)2018 SUMMER 03 FILM LLC. All Rights Reserved

祖母の死に際で家族の秘密を知り、家庭崩壊や苦い恋愛を経験する16歳の少女の物語を描いた青春グラフティ映画『グレイテスト・サマー』。若手注目俳優のジョーイ・キングとジャック・キルマーが出演しているのも注目ポイント。


『モンスターズ 悪魔の復讐』




『モンスターズ 悪魔の復讐』 (C)2017 JENNINGS FILMS, LLC All Rights Reserved.

実の娘が斧を使って父と継母を惨殺したとされる、19世紀の猟奇的な未解決事件“リジー・ボーデン事件”を描いたリベンジ・サスペンス・スリラー『モンスターズ 悪魔の復讐』。クロエ・セヴィニーとクリステン・スチュワートが哀しき絆から愛が生まれ犯罪に手を染める2人の女性を演じている。


『ゾンビの中心で、愛をさけぶ』




『ゾンビの中心で、愛をさけぶ』 (C)2018 PINGPONG FILM All Rights Reserved

ゾンビだらけの世界で救助を待つ倦怠期の夫婦が、ゾンビとの戦いや、突如訪れたサバイバル生活に刺激を受けて愛が再燃する姿を描いたサバイバル・ラブロマンス『ゾンビの中心で、愛をさけぶ』。スウェーデン製作のゾンビ映画。ゾンビマニアは必見。


『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』




『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』 (C)2018 SQUEAKY FILMS, LLC

女優のシャロン・テートを惨殺したカルトの首領チャールズ・マンソンとファミリーの、事件後も続いた悪魔マンソンによる洗脳と狂信の過程を女性実行犯たちを中心に描いた『チャーリー・セズ/マンソンの女たち』。今年、最終章が放送された人気海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」にも出演しているハンナ・マリーが重要な役どころを演じている。


『生き人形マリア』




『生き人形マリア』 (C)2014 All rights reserved.

バスの事故によって最愛の娘を亡くし、悲しみに暮れる両親のもとに送られてきた亡くなった娘にそっくりの人形が血の贖いを求めるドール・ホラー『生き人形マリア』。フィリピン映画界最大のヒットメーカーであるウェン・V・デラマス監督が遺した渾身の1本。


『復讐の十字架』




『復讐の十字架』 (C)WSG Film Romans Ltd 2016, All Rights Reserved

幼少期に神父から受け、性的虐待のトラウマに囚われた男性が虐待した神父への激しい復讐心に突き動かされるさまを描いたサスペンスドラマ『復讐の十字架』。トラウマを抱えた男をオーランド・ブルームが演じているのも今作の大きな見どころと言える。


『ハッピー・シェフ! 恋するライバル』




『ハッピー・シェフ! 恋するライバル』 (C)2018 Universal Studios. All Rights Reserved.

お互いの家がピザ店を営み、ライバル同士の関係にある男女がトロントのイタリア人街で恋をするロマンティック・コメディ『ハッピー・シェフ! 恋するライバル』。エマ・ロバーツとヘイデン・クリステンセンという美人女優とイケメン俳優が、どんなコメディに挑戦しているのかに注目。


『アストラル・アブノーマル鈴木さん』




『アストラル・アブノーマル鈴木さん』 (C)2018 ALPHABOAT・SPOTTED PRODUCTIONS

田舎に取り残された女の子・鈴木ララが、YouTuberとなって周囲を巻き込み大暴走するさまを描いた『アストラル・アブノーマル鈴木さん』。人気急上昇中の女優・松本穂香が主演を務め、1人2役の大怪演を見せている。


この他にもゲイリー・オールドマン出演の『キラーズ・セッション』や『死霊のえじき <デジタル・リマスター完全版>』など新旧問わず話題作がラインナップされている。この夏、魅惑の映画祭「カリコレ®2019」で、お気に入りの1本を見つけてみては?



「カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション®2019」




開催期間:7月13日(土)〜8月9日(金)4週間
開催場所:新宿シネマカリテ
入場料金:新作1,500円均一(リピート割で1,200円)、旧作1,000円均一
映画祭HP:http://qualite.musashino-k.jp/quali-colle2019


©2014-2019 Musashino Co.,Ltd Tm.Musashinokogyo Co.,Ltd.


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