35歳バツイチ美女が神楽坂のドン・ファンに本気で恋した理由

7月15日(日)16時0分 NEWSポストセブン

35歳と62歳。おじさんはやはり若い女性が好きなのか?

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 結婚を夢見ながらも、結婚に惑う女性たち。彼女たちは男性に何を求めているのか? せっせと婚活をしながらも、なぜ結婚ができないのか? 婚活女性たちの結婚の「分岐点」をレポートする。


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◆働く妻と、子供が欲しい夫


「彼とは、ご飯友だちでした。月1回くらい、美味しいものを食べに連れて行ってくれるおじさん。それだけ、のはずだったんですが……」


 そのおじさん、こと、真一(しんいち)氏にフラれたと落ち込むのは、ITベンチャー企業の広報として働く綾乃(あやの)さん、35歳。山田優似の長身の美女だ。現在バツイチで、婚活中。子供がほしいこともあり、少々焦っているという。とはいえ、真一氏の年齢を聞いて驚いた。62歳。婚活中なのだから、もちろん不倫ではない。真一氏は10年以上前に、妻を病気で亡くし、以来、独身を貫いている男性だ。


 “おじさん”にフラれたいきさつを問う前に、バツイチになった経緯について、まず聞いた。


 29歳のとき、仕事で知り合った5歳年下の男性と結婚。見た目が好みで、綾乃さんからアプローチしたが、結婚生活は5年で破局した。理由は浮気ではなく、「価値観の違い」だという。


 2人とも地方出身だった綾乃さん夫婦は、結婚を機に、少し背伸びをして、憧れの街・神楽坂で新生活を始めた。マンションの家賃を払うために、綾乃さんは仕事を頑張った。結婚前から綾乃さんは、年下の夫より、仕事も忙しく、稼ぎもよかったという。お酒が好きな綾乃さんには、公私ともに、夜の誘いも多かった。必然的に、平日は、夫とほとんど顔を合わせなくなっていった。


「週末は夫との時間を大事にするようにしていたんですが、平日の疲れで、土曜日は一日寝たおしちゃったりしていましたね……。正直、夫は、ガツガツ働くタイプではなく、私が稼がなくちゃ、という気持ちが強すぎたのかもしれません。生活水準を下げたくなかったから。ある日、夫に、もっと家庭的な生活を送りたい、子供ができる前に別れたいと言われました」



◆サッカーの西野監督似、イケメンではないけれど清潔感があった


 生活水準を下げたくない、という言葉に象徴されるように、綾乃さんは、自分の理想とするライフスタイルの追求に貪欲だった。たとえばそれは、神楽坂に住むこと、20畳以上のリビングのある部屋に住むこと、そして、できるだけ美味しいものを食べ、飲むこと──。これらの追求の過程で出会ったのが、真一氏だった。


「結婚前のことです。いつか神楽坂に住みたいと思っていたので、あるとき、会社帰りに、一人で散策していたんですね。ちょっと疲れたから、ふらりと入ったバーで、隣に座っていたのが真一さんでした。第一印象は、お金持ちそうなおじさん(笑)。シンプルな白シャツを着ていて、イケメンではないけれど清潔感があって、雰囲気は、サッカーの西野(朗)監督に似ていたかなあ。私がもうすぐ神楽坂に引っ越してくるという話をしたら、近くに住んでるからと、いろいろ教えてくれたんです」


 話は盛り上がり、帰り際に、「引っ越しが終わったら、僕がいま一番気に入っている店で、引っ越し祝いをしよう。旦那くんと一緒においで」と言われた。


「けっこうお酒を飲んでいたので、本気で受け止めてなかったのですが、引っ越して1ヶ月後くらいに、メールがきたんです。名刺交換をしていたんですよ。彼は早期退職し、個人でコンサル業をしていると言っていたので、何か仕事で役立つことがあるかもしれないと思って」


 たった一度だけ飲んだ相手に引越し祝いをしてもらうのはどうなのだろう、と、綾乃さんはしばし逡巡した。当時の夫に相談すると「気持ち悪い」と一蹴された。そうだよな、と、納得しつつも、綾乃さんは後ろ髪を引かれた。


「そのお店、自分では絶対行けそうにない高級店だったから。旦那とおいで、と誘っているわけだから、下心はなさそうだし、イケメンではないけれど、話は面白そうだし……、食い意地と好奇心が勝ってしまった。で、旦那は仕事で行けないから、女友達と行っていいですかと交渉したんです。OKでした」



 かくして綾乃さんと真一氏は、“ご飯友だち”となった。時間が経つにつれて知ったのは、真一氏は妻を亡くしていること、子供は独立して、現在は一人暮らしであること、都内にいくつかビルを所有していること等々。


「つまりお金はあるし、まだ元気だし、若い女の子とたまにデートしたい。そういうおじさんなんだと理解したんです。私のほかにも、ご飯友だちがいるようでしたが、それは気にならなかった。少し前に話題になっていた紀州のドン・ファンっていたじゃないですか。資産の額とか実情はぜんぜん違うかもしれないけど、印象としては、彼もそんなおじさんだったのかもしれません。神楽坂のドン・ファン」


 行きたいレストランを見つけると真一氏に報告し、連れていってもらう。インスタにのせて、“いいね”をたくさんもらう。それは綾乃さんにとって、若さの特権であり、つかのまの贅沢だった。若い女の子とデートしたいおじさんと、美味しいものを食べたいけれど、贅沢できない30代のOL。win-winの関係だと綾乃さんは満足していた。


◆おじさんって孤独な生きものだから


「男性として好き、という感情はまったくなかったんです。当時は夫がいたから、というのもあったけど、私はこれまで見た目重視だったし、年齢が違いすぎるし、あくまで美味しいものを食べに連れて行ってくれることが彼の最大価値だったから。でもそれこそが、私自身もいちばん大切にしたかったものだったんでしょうね」


 月1回の食事はそれほど多い回数ではないかもしれない。だが、定期的に会うことによって、2人が共有する話題は着実に増えていった。仕事、趣味、そして夫婦がうまくいってないことを、綾乃さんは真一氏に相談するようになった。いつしか同世代の男性を異性として見られなくなっていた。ましてや年下の夫は。


「彼は決して離婚をすすめませんでした。でも、万が一、綾ちゃんが一人になったら、僕が迎えにいきたいと、冗談とも本気ともとれない顔で、言うんです」



 綾乃さんが既婚者でいる間、男女の関係はなかったし、誘われたこともなかったという。だからこそ、ご飯友だちを続けられたわけだが、この人はこれでいいのだろうかという疑問が、頭をよぎるようになっていった。


「出会って4年くらいたった頃ですかね。真一さんって、お金使って女の子とご飯食べて、本当に面白いんですか? って聞いたんです。そしたら、面白いよって。おじさんって孤独な生きものだからと。そのとき、きゅんとしちゃったんですよね……」


 しかし、元夫と別れた理由に、真一さんの存在は入ってなかったと綾乃さんは断言する。自分の気持ちに気付いたのは、もう少し後だったからだ。


◆私のことが好きに違いない、という確信があったが……


「私が離婚したことを告げると、彼は別段驚いた様子もなく、若いんだからまたガンバれ! と言いました。そのとき、あれ? と。迎えに来てくれるんじゃないのと?」


 父親と同じような年の男性と付き合うなんて考えられない、頭ではそう思っていたが、5年のつき合いが、年齢差を埋めつつあった。何より綾乃さんは、真一さんを人として信用していた。しばらくして、ご飯友だち以上に進みたい、と、はっきりと口にした。


「自分がこんな気持ちになるなんて、自分でもびっくりしました。でも、好きになってしまったと気付いた以上、私は子供が欲しかったから、急がなくちゃと思ったんです。私も若くないけど、彼はもっと若くないから」


 とはいえ、真一氏の気持ちや、プライベートは気にならなったのだろうか?


「何の見返りもなく私を食事に連れていってくれるなんて、私のことが好きに違いない、という……、今から思えば、奢りとも、未熟ともいえる、確信があったんです」



 最初に告白したときは、のらりくらりとはぐらかされた。きっとそれは照れだろうと理解して、次に会ったとき、再び告白したのちに帰ってきた言葉に絶句した。「いま、彼女がいるんだよ。20代のかわいい子。綾ちゃんとはこれからも友だちでいたいな」


「私が子供で、おじさんの気持ちがぜんぜんわかってなかったのかな……。やっぱり彼は、若い子が好きなんでしょうね。年齢だけじゃなくて、相性とかもあるのかな」


 神楽坂のドン・ファンに本気で恋した綾乃さんは最後にこう言った。「最近、“おじさん”って世間に叩かれていますよね。でも、けっこう、若い女の子はおじさんが嫌いじゃないんじゃないかなあ。お金があるとか余裕があるとかもあるけど、おじさんって、ガツガツしてるから。やっぱり同世代にはないものを持ってるような気がします」

NEWSポストセブン

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