SNSに子どもの写真をアップしてよいのは何歳までか

7月16日(月)7時0分 NEWSポストセブン

子どもの写真をSNSに載せるのは何歳まで?

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 子どもの成長を周囲に報告したい、可愛い写真を見てもらいたい。保護者なら多くの人が共感するだろう。そんな気持ちから子どもの写真をSNSで公開する人が増えている。一方、自分の顔は出さないのに、モザイクもかけず子どもの写真を公開している保護者はとても多い。子どもの写真はいつまで公開しても問題ないのか、実態はどうなのか。ITジャーナリストの高橋暁子氏が解説する。


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 Instagramでハッシュタグ「#10ヶ月」「#6ヶ月」を検索すると、どんな写真が多いかご存知だろうか。その大半が生後10ヶ月や6ヶ月の赤ちゃんの写真だ。成長記録として使ったり、同じ年頃の子どもを持つ保護者同士で情報交換をするために使っているようだ。


 現状、Instagramでは子どもの顔がはっきりと分かる写真や動画などが大量に投稿されている状態だ。中には通っている幼稚園名が分かる写真や、お尻などがしっかり写り込んでいる写真も少なくない。実は、ハッシュタグをつけると検索対象となり、友だちとしてつながっている以外のユーザーからも見られる状態となる。


 Facebookもよく子どもの写真公開に使われる場だ。昔からの付き合いの知人や仕事相手など、一度に多くの人に子どもの成長を知らせることができるため、便利に使われているようだ。


◆LINEアイコンは「子どもの写真」


 筆者も子どもが小学生のため、同じ年頃の子どもを持つ多くの保護者とLINEでつながっている。子どもを持つ保護者の場合、「LINEのアイコンが子どもの写真」というケースはとても多い。


 たとえばある保護者LINEグループでは、自分の顔写真やイラストなどをアイコンにしているのは36人中私を含めわずか7人。残り全員は子どもの写真をアイコンにしている。一人は子どもと自分のツーショットを載せているが、残りは子どもの写真を使用している。


 子どもが小さい場合、「◯◯ちゃんママ」として他の保護者とつながることが多いので、子どもの顔が分かるようにした方がわかりやすいことも要因の一つだろう。また、子どもの写真を使うことで、普段会わない人たちにも子どもの成長を伝えられる効果もある。


 LINEは検索対象とはならず、知人とのみつながることが多いため、比較的安心な空間だ。しかし、アイコンは友だち以外でも見られるものであり、「知り合いかも」欄にも表示されてしまう。機種変した電話番号の新しい持ち主などにも表示される仕組みであることを考えると、決して安心はできない。


◆公開しなくなる、公開をやめる基準とは?


 それまでブログなどで子どもの写真を公開していた芸能人が、「◯歳になったので子どもの写真公開をやめる」という話を聞いたことがあるかもしれない。人によって基準は多少異なるが、多くは3歳から小学校入学くらいで公開しなくなる。一般ユーザーも含め、「小学生以上」が公開をやめる目安の一つとなっていることが多いようだ。


「赤ちゃんの頃はまだ顔ができあがっていないが、顔ができあがる年齢になったら公開しない」「プライバシーを気にする年齢になったら勝手に公開しない」など、リスクやセキュリティなどに配慮してやめるケースが多いのではないか。


 子どもの成長を見てもらいたい気持ちはとてもよく分かる。しかし、個人情報を公開しすぎると誘拐やストーカーにつながるなど、子どもの身に思わぬ危険が及ぶ可能性がある。また、子どもの写真を幼児ポルノサイトに転載されてしまうなど、写真が悪用される「デジタル誘拐」の危険も残っている。


 将来、子どもが自分の名前で検索した時に裸の写真が表示されたりすれば、恥ずかしい思いをすることになる。一度インターネット上に公開した情報は、拡散されてしまい自力では消せなくなる可能性がある。このように、子どもに不利益が及ぶような写真も公開すべきではないだろう。


 このSNS時代、まったく写真を公開しないことはなかなか難しいかもしれない。しかし、子どもがある程度の年齢になったら公開しない、子どもの名前はネット上では公開しない、裸など本人が公開してほしくない写真は公開しない、友だち限定など公開範囲に気をつけるなどの配慮によって、不要なリスクはかなり防げるはずだ。

NEWSポストセブン

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