『マジすか学園5』途中で地上波打ち切り...その裏に日テレが目論む「Hulu」加入者増加

7月18日(土)15時0分 メンズサイゾー

 AKB48グループのメンバーが出演するドラマシリーズの最新作『マジすか学園5』(日本テレビ系/関東ローカル)が、第3話から有料動画サービス「Hulu」のみで放送されることが決定した。同作は8月24日深夜にスタート。全10話中の1〜2話は地上波でも放送されるが、3話から有料配信だけになる。


 この前代未聞の事態について、同局は「内容が過激になりすぎて地上波の放送が困難」と判断したためと説明。これまではメンバーが扮したヤンキー生徒同士のバトルがメインだったが、最新作ではヤクザや警察なども巻き込んだ抗争に発展し、主要メンバーが銃弾に倒れるとの情報もある。


 だが、これを鵜呑みにするファンは少なく、ネット上では以下のような懐疑的な声が飛び交っている。


「いかにもAKBがやりそうな話題づくりだ」
「ただの戦略的撤退だろうね」
「徐々にドラマの勢いがなくなってたのは事実だからな...」
「スポンサーがつかないからオタから直接金を取る方向になったのか」
「マジすか程度の内容でダメだったら『アウトレイジ』放送できないだろ」


 過去に同作が「過激すぎる」と問題になったことはある。2010年にテレビ東京系で放送されたファーストシリーズで、SKE48松井玲奈(23)演じる「ゲキカラ」が返り血を浴びて笑っているシーンなどに苦情の声が上がり、BPO(放送倫理・番組向上機構)の審議対象になった。


 だが、それでも地上波放送を捨ててまで再び内容を過激化するメリットがあるとは考えにくく、やはり「戦略的撤退」と考えるのが自然なようだ。そうなると、やはりAKBグループが「落ち目」にあるという風潮とリンクしているようにも思えてしまう。


 しかし、前作の『マジすか学園4』は日テレ移籍に伴って"関東ローカル落ち"したにもかかわらず、初回の平均視聴率は深夜帯としては異例の5.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。日テレのプロデューサーが「すぐに『マジすか5』をやりたい」と大喜びしたと伝えられている。


 であれば、落ち目だから地上波の打ち切りを決定したというわけではなさそうだ。


「前作では関東ローカルが見られない地方在住者や先行配信目当てのファンが『Hulu』に殺到し、加入者が予想以上に伸びる事態が起きました。日本版の『Hulu』は日テレが運営していますから、視聴率よりも加入者の急増に局の関係者はウハウハ。これに味を占めた日テレ側が、最新作で途中までドラマを見せて視聴者を『Hulu』に誘導する作戦を思いついたワケです。本来なら無料で視聴できていたんですからファンにとっては面白くない話ですが、これが上手くいけばスポンサーの獲得が難しい深夜ドラマの新たなスタイルとして定着するかもしれませんね」(テレビ関係者)


 最新作では「禁じ手」ともいえるOGの前田敦子(24)や大島優子(26)の出演も決定している。本当にシリーズが落ち目であれば、地上波放送もないのに元エースのふたりを引っ張り出してテコ入れする必要はないだろう。どうやら日テレが同作を「Hulu」の加入者獲得の大きな武器として見ているのは間違いなさそうだ。


 もしこれが大成功を収めれば、今後は「続きはHuluで」というドラマが増えていくのだろうか。連ドラの結末を映画化するという手法も賛否両論あったが、新たに物議を醸すことになりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)

メンズサイゾー

「Hulu」をもっと詳しく

「Hulu」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ