年100冊超読む芦田愛菜、最近ハマった本は『騎士団長殺し』

7月18日(木)7時0分 NEWSポストセブン

本の魅力について語る芦田愛菜

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 年間100冊以上の本を読むほど読書家の芦田愛菜(15)。中学生として、そして女優として忙しい日々を送る中でも、本は欠かせないものだという。そんな芦田が、今まであまり本を手に取ってこなかった人にも、本を好きになってもらえるきっかけになったら…という思いから、初の書籍『まなの本棚』でお気に入りの本約100冊を紹介している。今回、自らの読書体験から書籍の裏話まで、いろいろお話ししてくれた。


——まずは、書籍『まなの本棚』ができ上がった心境は?


芦田:自分の本に対する思い、本が好きだという思いを1つの形にしていただいてすごくうれしいです。今まで私が読んできた本の中で、好きな本や思い出が強い本をまとめています。本に対する思いがたくさん詰まった1冊になりました。


——書籍では、どんな本を紹介されていますか?


芦田:この本を作るにあたって、読み返した本が何冊かあるんです。『おしいれのぼうけん』という絵本は、ちょっと怖いなと思うキャラクターがいたんですけど、今読み返してみたら、友情を描いたいい話だったんだ…と印象が変わりました。友達と本を貸し借りして感想を言い合った思い出の本なども紹介しています。この書籍を読んでくださったことで、本って面白そうだなとか、本を読んでみようかなとか、少しでも本に興味を持ってもらえたらうれしいです。


−−書籍の中では、京都大学ips細胞研究室所長・教授の山中伸弥さん、作家の辻村深月さんとの対談企画も。いかがでしたか?


芦田:夢がかなった感じで、幸せでした! 山中先生の研究所がある京都に行かせていただいて、館内を見学しました。「科学はどこまで進歩していいと思いますか?」という質問などをさせていただいて、すごく興味深いお話をいろいろうかがえました。辻村さんは、私にとっては神様みたいな存在! 会ってはいけないような気がしていたので、いまだに夢じゃないかな…と思っているくらいです。うれしすぎて、対談中も終始、ニヤけていたと思います(笑い)。


——年間、100冊近く読書をしているそうですが、普段はどんな時に本を読んでいますか?


芦田:少しの時間でも本を読みたいタイプなんです。朝、学校に行く前に、いつもより早く支度ができて5分あるな…という時にも本を読みます。本は自分で自由に想像できるのが魅力だと思っているので、マンガはあまり読まなくて、小説を手に取ることが多いですね。両親が小さい時から本を身近に置いてくれていたので、物心がついた時から、本を読むのが当たり前だったんです。小さい時は、毎晩、本を読んでと両親にお願いしていたらしいです。その頃は、“図書館に住みたい”と思っていたくらい図書館が好きでした(笑い)。


——本屋さんにもよく行きますか?


芦田:はい。紙のにおいや印刷のにおいが大好きなので、本屋さんに入っただけで興奮してしまいます(笑い)。お買い物に行く時には、本屋さんがルートに入っているような感じですね。図書館にも行きますが、図書館の本はいろいろな人がめくって紙が波打っていたり、たくさんの人の歴史を感じられるところが好きです。


——今まで読んできた小説で、印象深いキャラクターといえば?


芦田:『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラです。自分をしっかり持っている人に憧れているので、彼女はカッコいいなと思いました。


——トラウマになったような本や、悲しい時に読む本はありますか?


芦田:トラウマというわけではないのですが、辻村深月さんの短編集の中にある、『踊り場の花子』が本当に怖くて! 読んだあと一人になるのが怖かったです(笑い)。本を読むこと自体がリラックスなので、悲しい時にこれを読もう…みたいに選んだことはないんです。無意識に選んでいることはあるかもしれないですけど、意識的に選ぶことはないですね。


——最近、印象に残った本は?


芦田:書籍でも紹介させていただいているんですけど、村上春樹さんの本にハマりました。『騎士団長殺し』を読んで、こんなに読み応えがある本があるんだ!って。『海辺のカフカ』も読んだので、また村上作品にチャレンジできたらなと思っています。あと、中学生になってから、森鴎外の『舞姫』を読んで、文学の面白いさにも気が付きました。ちょうど学校の期末テストが終わって夏休みに入るところなので、すごく本を読みたい気持ちになっているんです。読みたい本がたくさんあって、ちょっと困ってますね(笑い)。


——女優として活躍されていますが、読書体験が演技に役立ったことは?


芦田:大好きな本を読むことは、私を作る“根底”になっているとは思うんですけど、本を読んだことで演技に役立ったな…というふうに思ったことはないです。この役を演じてみたいと思って、本を読むこともなくて…。(演技に影響があるとしたら)無意識のうちかもしれないですね。


——自分でも物語を書きたいと思ったことは?


芦田:何回かあるんですけど、“起承転結”の“転”がどうしても思い浮かばなくて、“起承結結”になってしまって(笑い)。これがありました、終わり…みたいな感じで、全然、面白くなくて! しかも、登場人物の細かい設定を考えたりするほうに夢中になってしまって。おにぎりくんという、おにぎりの形をしたキャラクターが出てくる冒険もので、仲間にはトマトちゃんとか、なすびちゃんも出てくるはずだったんですけど…。冒険物語には、全然ならなかったんです。だから、作家さんは本当にすごいな…と思いながら本を読んでいます。


——最後に、この書籍を通して伝えたいことは?


芦田:今回、書籍を作っていく中で、年齢や立場がまったく異なる人でも、本を通じて出会えるということに気づきました。本は一種のコミュニケーションツールにもなりえるものなので、ストーリーを楽しむだけではない本の魅力も伝わったらいいなと思います。


撮影/浅野剛

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