【ネタバレ】『ゴジラvsコング』の勝者問題、監督&脚本家の見解は

7月18日(日)10時1分 THE RIVER

ゴジラvsコング

「勝者を決めたい」。映画ゴジラvsコングの監督を務めたアダム・ウィンガード監督は、時を遡ること約4年、2017年の7月にこう宣言していた。オリジナル版にあたり『キングコング対ゴジラ』(1962)で勝負に決着がつかなかったことを残念がった監督は、約60年ぶりの再戦にどう決着をつけようと考えたのか。

本作の米国公開後、アダム・ウィンガード監督と、脚本家のマックス・ボレンスタインは、『ゴジラvsコング』の決着に対してそれぞれの見解を述べている。

この記事には、映画『ゴジラvsコング』のネタバレが含まれています。

この記事には、映画『ゴジラvsコング』のネタバレが含まれています。

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ゴジラvsコング、勝者はどちらか

『ゴジラvsコング』の勝負の結末は、観る者によって解釈が分かれるように作られているように思われる。全編を貫くゴジラとコングの激闘は、香港の対決でゴジラがコングの動きを封じたところでいったん終了した。しかし、その直後にエイペックス社の開発した“対ゴジラ用巨大ロボット”であるメカゴジラが動き出し、暴走の末にゴジラを追い込むのである。最後にメカゴジラと戦い、ゴジラを救ったのはコングにほかならない。

脚本家のマックス・ボレンスタインは、「ゴジラの勝利だ、と言えるとは思うけれど、僕自身がそう見ているかどうかは……」と言葉を濁した。

「ゴジラの死ななさは、戦う相手からすればアンフェアかもしれません。ゴジラは計り知れない存在だし、コングよりも非人間的。一方、コングは霊長類だから私たちに近いし、そういう脆さがあります。コングは道具を使うし、道具を作る能力と知性がある。だから、力勝負では平等とは言えないかもしれない。ただ、コングにはアンチヒーロー的な“しょうがないからやってやる”という側面がある。最終的に、どちらも自分の領域で再び王者になったこと、どちらも相手に屈しなかったことに、僕は満足していますよ。完全に決着を付ける必要はないし、それで良いと思います。」

ところが、監督の考えは違った。「ゴジラの完全勝利です。ゴジラがコングを殺し、後からコングは蘇った。メカゴジラとの戦いは場外戦です」と言い切ったのである。スタジオ側もこの決定には同意していたようで、「幸いにも最初から意見が一致したので、まったく問題はなかった」のだとか。戦いの結末について、ウィンガード監督はひとことでこう説明する。

「戦いを制したのがゴジラ。映画を制したのがコングです。」

この言い方を裏付けるエピソードがある。もともと製作段階では、ゴジラが泳いで海に消えていくシーンが映画を締めくくる予定だったというのだ。しかし「コングの物語にうまくつながらないと思った」との理由から、この案は却下された。したがって、ゴジラが去った後も、もう少しだけ映画は続く。監督はあくまでも“コングが映画を制する”ことにこだわったのだ。

Sources: Cinema Blend, Reddit


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