全米映画俳優組合、ストライキ中も「A24」の2本を含むインディ系39作品の撮影を承認

2023年7月19日(水)13時53分 シネマカフェ

全米映画俳優組合ストライキ Photo by Dia Dipasupil/Getty Images)

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全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)が全米映画テレビ制作者協会(AMPTP)に対して最低賃金の引き上げや労働条件の改善、AI利用の規制などを求めた交渉が決裂し、14日より43年ぶりにストライキに入った。これによって俳優たちは映画製作、出演、作品のプロモーション活動などが禁じられ、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』の宣伝で来日するはずだったトム・クルーズも中止を余儀なくされるといった影響が出ている。

そんななか、SAGはAMPTPと関連のないインディペンデント系の39作品に対し、ストライキ中の製作を承認した。「当社はAMPTPには加盟していません」と広報担当者が語っている「A24」は、アン・ハサウェイ&ミカエラ・コール主演『Mother Mary(原題)』、ポール・ラッド&ジェナ・オルテガ主演『Death of a Unicorn(原題)』の2本の製作が許可された。

ほかの作品ではマシュー・マコノヒー主演『The Rivals of Amziah King(原題)』、マーク・ウォールバーグ主演×メル・ギブソン監督『Flight Risk(原題)』、マッツ・ミケルセン&シガニー・ウィーバー主演『Dust Bunny(原題)』の製作が開始または続行となる。

ハリウッドでは5月から全米脚本家組合がストライキ入りしており、SAG-AFTRAとの同時ストライキは実に63年ぶり。

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