X JAPAN新曲にToshl不在“方向性の違い”以上に深刻な問題

7月19日(木)7時0分 NEWSポストセブン

ToshIとは方向性の違いが?

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 待望の新曲発表。だが、ファンからは歓声ではなく悲鳴が上がっている。7月22日から放送が始まるアニメ『進撃の巨人 Season3』(NHK)。その主題歌をX JAPANが担当することが発表された。X JAPANにとっては約3年ぶりの新曲で、シングルCDとして発売されるのは実に20年ぶり。しかも累計発行部数が7100万部を超える世界的な人気アニメとのコラボだけに、ファンにとっては何よりの吉報のはずだった。ところが──。


 新曲名は『Red Swan』。グループ名は『X JAPANfeat.HYDE』で、ボーカルはL'Arc〜en〜CielのHYDE。


《今、某所で#レコーディング中》というコメントが添えられたリーダーのYOSHIKIが更新したインスタグラムの“集合写真”には、X JAPANの他のメンバーは揃っているのに、グループ唯一無二のボーカル・Toshl(52才)の姿がなかったのだ。


 騒然としたファンからは、「Toshlくんがいない」「こんなのX JAPANじゃない!」「裏切られた気持ちです」という悲鳴にも似たコメントが殺到した。


◆YOSHIKIとは今いちばん仲がいい


 メンバーの中でも、YOSHIKIとToshlとの結びつきはとりわけ深い。2人は幼稚園の頃からの幼なじみで、小学校から高校まで同じ学校に通った。


 小学6年生にして共にバンドを組み、高校2年生の時に前身となる『X』を結成した。Xはインディーズ時代からビジュアル系バンドとして熱烈なファンを獲得し、1989年にメジャーデビューするや大ブレーク。メジャー1作目のシングル『紅』で日本ゴールドディスク大賞などさまざまな賞を獲得した。


『紅』は、現在NTTドコモのCMで女優の高畑充希(26才)が熱唱しているあの曲で、X JAPANファンの間でも人気が高い曲の1つだ。


 デビュー2年目には武道館、3年目には東京ドームを成功させた。1992年、海外進出を目指すなかでX JAPANに改名。チケットはプラチナ化し、その圧倒的なパフォーマンスで現役ながら伝説のバンドといわれた。


 だが、1997年にToshlが洗脳騒動で脱退すると、「代わりのボーカルがいない」という理由で人気絶頂の最中に解散。翌1998年にはメンバーのhide(享年33)が急逝するなど衝撃が続いた。


 それでもYOSHIKIとToshlの関係は切れなかった。2007年にX JAPANの再結成が発表されるとファンは歓喜に震えた。世界進出を果たし、2014年には米マディソン・スクエア・ガーデンやカーネギーホールでの公演を成功させた。


 2014年、Toshlが洗脳騒動の一部始終を明かした『洗脳 地獄の12年からの生還』(講談社)を出版した時には「YOSHIKIとは今がいちばん仲がいい」と明かしたように、苦難を乗り越えたことで、2人の絆はますます強まったかのようだった。


「YOSHIKIさんは最近のトーク番組でToshlさんとの再結成時の秘話も明かしていました。確かに確執が報じられたこともあり、“仲よし”という関係ではないにしろ、2人はいい距離をとっていると思っていました。それだけに今回の新曲騒動は驚きを隠せません。“Toshl排除”にしか見えませんからね」(芸能関係者)



◆バンドとの契約はもう切れていた


 今年に入ってから、YOSHIKIとToshlは単独で活動することが増えていた。とくにToshlはバラエティー番組への出演が増え、商店街の“街ぶらロケ”に挑戦したり、ドッキリを仕掛けられたりと、どんな企画にも体当たりで挑戦。


 大のスイーツ好きをカミングアウトし、7月8日放送の『アイス総選挙2018』(テレビ朝日系)では司会も務めた。


「Toshl本人は、洗脳騒動後、自分の殻を破る活動を続けてきた。アーティストという枠にこだわらず、“もっとファンの人に喜んでもらいたい”“求められればどんなことにも挑戦したい”という思いを強く見せてきたのです。一方のYOSHIKIもバラエティー番組への露出は増えていましたが、Toshlほど思い切ってはいません。彼はバラエティー番組で洗脳騒動をイジられているToshlの姿に、“なぜそこまでしなければいけないのか”と、複雑な思いを抱いているようです」(音楽関係者)


 ここ最近は、2人のアーティストとしての“方向性の違い”が、浮き彫りになっていたという。だが、あるレコード会社の幹部は、「実はそれ以上に深刻な問題がある」と打ち明ける。


「彼らは、他のバンドとは契約形態が違うんです。2007年の再結成後、メンバー個々がYOSHIKIが統括する音楽出版社と契約する“契約方式”に変更されました。そんな中、Toshlは昨年、契約が切れた後、契約を更新していません。ギャランティーの未払いなどがあったためといわれています。現在はX JAPANとして活動する際には、コンサートや曲ごとに契約する“都度契約”になっていると見られています」


 通常のバンドでは考えられないが、今年6月にはこんな場面があった。


「6月23日、24日と日本のロックバンドを集めた『LUNATIC FEST.2018』という音楽フェスが開かれたのですが、そこにYOSHIKIだけが単独出演しました。X JAPANが出ると聞いていたので関係者は戸惑っていました。出るつもりだったToshlは、自宅でこのフェスの生中継を寂しそうに見ていたと聞きました」(前出・音楽関係者)


 金銭問題や考え方のすれ違いが、今回の“排除騒動”へとつながったのだろうか。それでもYOSHIKIとToshlの間には、幼稚園時代から50年近くにも及ぶ深い絆がある。


「YOSHIKIとToshlがいてこそのX JAPAN。他の誰にも替えは利かない。私たちは2人の共存を信じています」(ファン)


 切実なファンの声を、2人はどう受け止めるのか。


※女性セブン2018年8月2日号

NEWSポストセブン

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