井浦新主演『光』、不穏な物語の再始動感じさせるポスター公開

2017年7月20日(木)8時0分 シネマカフェ

『光』(C)三浦しをん/集英社・(C)2017『光』製作委員会

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「舟を編む」の三浦しをんの小説を原作に、『さよなら渓谷』『まほろ駅前』シリーズの大森立嗣がメガホンをとった映画『光』。主演の井浦新のほか、瑛太長谷川京子橋本マナミら豪華キャストが顔を揃える本作から、この度ポスタービジュアルが到着した。

東京の離島、美浜島。中学生の信之は記録的な暑さが続く中、閉塞感のある日々を過ごしている。信之を慕う年下の輔は、父親から激しい虐待を受けている。美しい恋人の美花がいることで、毎日は彼女を中心に回っていた。ある夜、美花と待ち合わせをした場所で信之は美花が男に犯されている姿を見る。そして信之は美花を救うために男を殺す。その夜、理不尽で容赦ない圧倒的な力、津波が島に襲いかかり、全てを消滅させた。生き残ったのは、信之のほかには美花と輔とろくでもない大人たちだけだった。

それから25年後——。島を出て、バラバラになった彼らのもとに過去の罪が迫ってくる。妻子とともによき父として暮らしている信之と、一切の過去を捨ててきらびやかな芸能界で貪欲に生き続ける美花。誰からも愛されずに育った輔が過去の秘密を携え、ふたりの前にやってくるのだった…。

本作は、松田龍平と宮崎あおい共演で映画化され、昨年はテレビアニメ化もされた「舟を編む」の原作者三浦氏の作品群で、徹底的に人間の闇を描き、ファンの中で特別な評価を得ている一作「光」の映画化。井浦さん、瑛太さん、長谷川さん、橋本さん、さらに南果歩、平田満らが出演し、苛烈なる人間ドラマを描く。

このほど到着したのは、「僕たちは 人間のふりをして 生きている」というショッキングなコピーが書かれたポスタービジュアル。そして、生まれ育った東京の離島・美浜島を離れ、大人になり美しい妻と可愛い娘と、どこにでもある幸せな家庭を手にし、平穏に暮らす井浦さん演じる信之。瑛太さん演じる信之の元に25年ぶりに現れ、島で起きたある秘密をほのめかす幼なじみの輔。島で暮らしていたころ信之と交際し、そして大人になったいま、東京で女優として大きな成功を収めている、長谷川さん演じる美花。夫である信之にある秘密を抱えている、橋本さん演じる美しい妻・南海子と、この物語の鍵を握る4人の登場人物が印象的な表情で映し出されており、本作のエネルギーが凝縮された仕上がりとなっている。

『光』は11月25日(土)より新宿武蔵野館、有楽町スバル座ほか全国にて公開。

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