同性ファンを魅力するAAA・宇野実彩子のバランス感覚

7月20日(金)8時0分 オリコン

ソロシングル「Summer Mermaid」を発売したAAAの宇野実彩子(写真/川田洋司)

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 宇野実彩子が2ndソロシングル「Summer Mermaid」を7月18日に発売した。「大人の恋」をテーマに米・ニューヨークで撮り下ろされた今年2月27日に発売した写真集『about time』は、男性のみならず、女性からも熱い支持を得ている。AAAのメンバーとして活躍する一方、ソロ活動でも新たな一面を見せている。その彼女にファンのニーズを考慮し、ソロアーティストとしてのビジョンについて話を聞いた。

◆女性として経験してきたこと気付いたことを作品に反映

 前作同様、宇野が作詞を手がけた「Summer Mermaid」は、リゾートの雰囲気を感じさせるトラックメイクときらびやかな夏の恋を描いたリリックが1つになったナンバー。楽曲のコンセプトに関しても、彼女自身のセンスが存分に活かされているという。
「前作は切ない失恋ソングだったので、その反動というわけではないけど、夏を楽しく過ごせる、かわいいサマーチューンが欲しくなって。楽しい歌詞を書きたいという気持ちもあったし、1枚シングルを作ったことで気付いたこと、学んだことも活かせていると思います。もともと“ラブソングを届けたい”という気持ちが強いのですが、自分に合っている歌詞、歌うときの発音、譜割り、キーの高さも含めて、私が好きな音楽を提示したいなと」

 本作は、“マーメイドダンス”を取り入れたMVも話題を集めている。楽曲、映像を含め“女性が輝くためのヒントになりたい”という思いが込められていることも、ソロアーティストとしての彼女の特徴だろう。
「今年7月に32歳になりますが、今の自分ができる“大人かわいい”ラブソングを作ってきたいんですよね。かわいくて、品があって、大人っぽさもあって。そういう楽曲を通して“私もそう思う”と共感してくれたり、“今ならこういう気持ちもわかるな”と感じてもらえたらいいなって。私自身の思いを表現するというより、聴いてくれる人がどう感じるかに重きを置いています。もちろん曲のなかには私が思っていることも含まれているんですが、それを押し付けるのではなくて、リスナーの皆さんとの共通点を作りたいので。私の曲で、女性の日常が少しでも楽しくなったらいいなって」

 AAAとソロ活動の違いも徐々に明確になっている。ドームツアーを成功させたAAAでの経験も“ソロとして何をやるべきか”というビジョンにつながっているようだ。
「エンターテインメントという意味では同じだし、そこまで意識してスイッチを切り替えているわけではないです。ただAAAのときは役割があるというか、AAAのイメージに対して自分が参加するという感覚です。ソロでは、1人の女性として経験してきたこと、気付いたことを作品に反映しているので、そこはぜんぜん違いますね」

◆トレンドを楽しむことで“時代を生きている”実感を得る

 今年3月発売の写真集『about time』も男性ファンのみならず、女性からの支持を獲得。本作にも、“自分がやりたいこと”と“ファンのニーズ”を共存させる彼女のスタンスが表れている。
「もちろん女性ファンの皆さんも意識していますが、もともと写真集は男性ファンの皆さんが手に取るものだし、できるだけ幅広い層の方々に興味を持ってもらえる作品にしたいと思っていました。ターゲットを絞るのではなく、誰にでも楽しんでもらえるものにしたかった。女性の皆さんが支持していることに関しては、単純にAAAの女性ファンの皆さんが応援してくれていることが大きいと思います。女性が女性を見るときの目線ってすごくシビアだと思うけど、今はたくさんの女性に見てもらえているし、皆さんの生活のなかに、私の存在があったらいいなという気持ちも強くなっていますね」

 また、トレンドや流行の取り入れ方にも、彼女のバランス感覚が活かされているようだ。
「音楽もファッションも、トレンドは常に意識しているし、自分の作品にも取り入れたいと思っています。確実に人の心を打っているからこそトレンドになっているわけで、それを楽しむことで“時代を生きている”という実感が得られるので」

 「いい意味でこだわりがないんですよね、私は。好きなものを活かしながら、求められることをやっていきたいです」と語る宇野。20〜30代の女性を魅了する女性アーティストというポジションを手に入れつつある彼女は、音楽、ファッションを軸にしながら、その活動の幅を大きく広げていくことになりそうだ。

(文/森朋之 写真/川田洋司)
[18年7月16日号 コンフィデンスより]

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