六代目山口組の機関紙が社会派転向? ピエール瀧問題に言及

7月20日(土)16時0分 NEWSポストセブン

変化を見せる六代目山口組(写真は司忍六代目山口組・組長)

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〈彼はミュージシャン以外にも個性派俳優として存在感を見せていた。世の中には才能ある彼の更正(※原文ママ)をもっと期待し応援する声が上がっても良いのではないか〉──原稿では明示されていないが、“彼”とは麻薬取締法違反で有罪判決を受けたピエール瀧と考えられる。執筆したのは六代目山口組の幹部である。4か月に1回発行され、傘下組織に配布される六代目山口組の機関紙『山口組新報』が最新号(7月1日号)で大幅刷新された。


「一面トップ」の幹部による挨拶は従来通りだが、ここ数号、紙面の大半を占めていた組行事の報告が大幅に減り、分裂騒動に触れる文言は一切なし。組員による横浜、熊本の観光名所紹介や俳句、川柳など“のほほん”とした内容となっているなかで、冒頭の有名幹部の投書が注目を集めている。


 名前こそ出していないが瀧だけでなく、元巨人の清原和博やバトミントン日本代表・桃田賢斗など覚醒剤や闇カジノといった“裏社会”が絡んだスキャンダルが発覚した有名人について〈寛容な心で見守ってやりたい〉と更生を促している。


 さらに〈編集部より〉のコラムでは、高齢ドライバー問題に言及。〈科学や電子機器による合理的社会の繁栄が置き去りにした人間的問題〉とし、〈国の政策や方向性にも問題は少なからずある〉と論じている。


 なぜ六代目山口組はこのタイミングで時事問題に意見を述べるようになったのか。フリーライターの鈴木智彦氏が分析する。


「『山口組新報』からは六代目山口組の最新情勢を知ることができるため、警察も資料として注目している。当然、山口組も警察を“読者の一人”として想定している。山口組からすれば、暴力団撲滅同様、警察が注力しているテーマを挙げることで“どれも単純に解決できる問題じゃない”と皮肉を込めているのではないか」


 令和の暴力団は“ペンは銃よりも強し”で戦うということか。

NEWSポストセブン

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