30年で約15%の下落…「アーバンスポーツ」は“若者のスポーツ離れ”の救世主となれるか

7月23日(火)17時20分 オリコン

『アーバンスポーツ』の2019年第1回目のイノベーションワークショップに参加した太田雄貴 (C)ORICON NewS inc.

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 BMX、スケートボード、パルクール、ブレイクダンスなど若者に人気の都市型スポーツを指す『アーバンスポーツ』の2019年第1回目のイノベーションワークショップが23日、都内で開催された。日本アーバンスポーツ支援協議会の副会長で北京オリンピックのフェンシング銀メダリストで現・日本フェンシング協会会長の太田雄貴氏も登壇した。

 総務省が昨年10月に過去1年間にスポーツをしたかどうかを約20万人を対象に調査したところ、15歳以上での割合は61.6%で、約30年前の1986年の調査から14.7%下落。特に20〜30代の落ち込みが顕著で“若者のスポーツ離れ”が目立つようになっている一方で、60歳以上の割合は高まっている結果が出ている。

 その中で、都市の環境でコンパクトなサイズの競技会や、来場者が自由に観戦できるアーバンスポーツイベントを開催し、若年層のスポーツへの関心を図る取り組みを同協議会が進めている。さらに、IOC(国際オリンピック委員会)もこの現状を危惧しており、東京2020オリンピック・パラリンピックから若者対策としてスケートボードやスポーツクライミングなどアーバンスポーツを採用した経緯がある。

 現在構想中の計画案として、国内リーグの創設、地方自治体と連携を図りアクティベーションパークの整備化、スマホアプリでのファン基盤の拡大、中学・高校での部活や専門学校での授業など教育領域への進出を打ち出した。アーバンリーグは札幌、東京、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡など大都市圏での開催を計画中で東京2020オリンピック終了後に、国内普及とムーブメント創出を継続的に推進していく予定。

 太田氏は「日本人はオリンピックが大好きで、メダルを獲った後とその前の人生の変わり方も自分が一番良くわかっている」と会場の笑いを誘った。続けて「アーバンスポーツは立ち上げ期で、オリンピックでメダルがひとつでも獲れれば流れは変わっていくと思う。それまでにフックをかけておくことが大事で、フェンシングはメダルを獲ったら何とかなるという失敗例があった」と自身と重ね「これからアーバンスポーツを始めたいと思った時に、すぐに始められる準備ができていることが重要」と、今からしっかりと競技環境を整えていくことの大切さを語っていた。

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