バイプレイヤーの泉 第28回 『偽装不倫』MEGUMI、あの大雑把な欲深さがすごく魅力的に見えるのはなぜだろう

7月24日(水)11時0分 マイナビニュース

エンタメライターのスナイパー小林が、テレビドラマでキラッと光る"脇役=バイプレイヤー"にフィーチャーしていく連載『バイプレイヤーの泉』。

第27回はタレントのMEGUMIさんについて。現在放送中のドラマ『偽装不倫』(日本テレビ系)に出演中です。彼女のことで一番に思い出すのは、グラビアアイドル時代の写真です。男性向けの雑誌の巻頭見開きページで、ビキニを着て交差点を歩くシーンが掲載されていたのです。確かレモンイエローのビキニだったことも記憶しています。その衝撃的な一枚が10年以上経過した今も忘れることができず、やっとこの原稿に役立てることができました……。グラドルからだいぶ大きく変遷を辿って、今も活躍するMEGUMIさんの人気はどこから?

○友達にいそうでいない"普通っぽい"ビジュアルで20年

濱鐘子(杏)は契約社員として働く32歳。婚活にも疲れていたところに知り合ったのは、フリーカメラマンの伴野丈(宮沢氷魚)。福岡旅行中に偶然出会った二人。なりゆきで、自分が既婚者だと偽った鐘子。一晩を共にした二人の、その後の物語が始まった。”

というのが、ドラマ『偽装不倫』のあらすじ。MEGUMIさんは丈の姉・伴野灯里役として出演している。このドラマ、明るそうな気配を見せておきながら、実はあちこちで人のいろいろな秘密が交差している、ちょっと闇っぽい感じが好きだ。そして出産後、本格的に女優業に復帰した杏さんの突き抜けるような、真っ直ぐな存在感も変わらず健在。年下男子との恋愛という大好物ネタを引き続き注目していきたい。

そしてMEGUMIさん。すごいなあと思うのは、デビューから20年近く経過しているのに、絶えることなく彼女はいつもメディアのどこかにいる。決して、ど真ん中にいるというわけではなくて、気がつくとそこにいる。

このコラムを読んでいる若年層には、MEGUMIさんがバラエティタレントだと思っている人も多いと思う。なので、ざっくりと私が知っている範囲で彼女の経歴を説明しよう。

今から約20年前の2000年ごろ。MEGUMIさんは94センチ、Hカップという巨乳を武器にグラドルとしてデビューした。勢いが良く、迷いのない脱ぎっぷりに世間は注目、一気に人気は上昇した。そしてバラエティ番組に出演すると、頭の回転の良さを発揮して、またもや人気上昇させる。途中、歌手や女優業にも進出しつつ、2008年に『Dragon Ash』のボーカル、降谷建志と結婚。そして母になり、今も芸能活動で活躍中……という、現在37歳だ。

その働きぶりは周知の事実。あまり家庭のことは語らないので、たびたび離婚説が浮上。でも私が通う居酒屋でもときどき、ご家族でいらしている様子を見ることがある。おそらく週刊誌のネタは嘘だ。
○できそうなことは片っ端からトライしていく潔さ

MEGUMIさんが魑魅魍魎の跋扈する芸能界で、人気を継続しているのはなぜなのだろうか。テレビで見せる歯に衣着せぬ発言? それとも服の上からでもときどき分かる豊満なバスト? いや、そんな当たり前のことじゃないんだろうな、と考えてみた。

まずはあの、決して美人ではない、普通っぽいビジュアルをあげたい。私の友人にもいる、MEGUMIさんに似た容姿の友人がいる。顔の造形にどこか特徴を求められる芸能界で、あのあっさりとした見た目は逆に貴重だ。グラドル時代に人気を博したのも、顔とボディのアンバランス感があったはずだ。余談だけれど、彼女ものすごく肌がきれいなことも印象的。胸が大きくて、肌がきれいとはモテ要素をふんだんに秘めているのに、それを

「艶っぽさなんてもう武器にしていませんよ」

と言わんばかりの、さっぱりした雰囲気や発言もいいなと思う。

それから、できそうなことは片っ端から仕事にしていく、良い意味での貪欲さも見習いたい。グラドルデビュー後に、バラエティ番組の出演を確立。歌手、女優にもトライ。『スカッとジャパン』(フジテレビ系)での、嫌なママキャラはMEGUMIさんのモノになっている。

そしてママタレの王道、子供服ブランドのプロデュース。さらに最近では金沢のカフェのオーナーと、とにかく信じられない量の分野に進出している。それがいい。

人はそもそもミーハーな生き物であって、あれやこれや手を出したい願う人が多いと思う。でも節操なしと思われる怖さや、日本人気質からつい控えめになる。そこをぶっちぎったのが、親近感のある普通フェイスのMEGUMIさんだ。「ダメならやめればいい」。そんな勢いの良さに心惹かれて、今日もメディアで見かける彼女に、皆はそっとエールを送っている。

スナイパー小林

ライター。取材モノから脚本まで書くことなら何でも好きで、ついでに編集者。出版社2社(ぶんか社、講談社『TOKYO★1週間』)を経て現在はフリーランス。"ドラマヲタ"が高じてエンタメコラムを各所で更新しながら年間10冊くらい単行本も制作。静岡県浜松市出身。正々堂々の独身。

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