市川海老蔵vs朝日新聞文化欄 「絶対に褒めない」辛口批評

7月24日(水)7時0分 NEWSポストセブン

褒めないのも愛情か(写真/時事通信フォト)

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 歌舞伎役者の市川海老蔵(41)が体調不良で『七月大歌舞伎』(歌舞伎座)を休演し、公演中止となったことが、波紋を呼んでいる。


「歌舞伎座の公演が中止になるというのは前代未聞です。歌舞伎役者が体調不良で休むことはありますが、その際は必ず代役が立つ。ましてや歴史ある歌舞伎座での公演ですから、他の舞台とは重さが違う。中止は想定外です」(歌舞伎関係者)


 今回の公演中止は、海老蔵の“存在感の大きさ”が原因という指摘もある。


「来年5月の大名跡・市川團十郎襲名を控えて、周囲が海老蔵さんを大切に扱うあまり、誰も意見を言えなくなっている。彼は従来から“自分の代わりはいない”という強い意志を持っていますが、周りがイエスマンばかりで、中止を回避するよう進言できる人もいなくなってしまったのではないか」(前出・歌舞伎関係者)


 そんな中で、唯一、海老蔵に厳しい態度で臨んでいるメディアがある。朝日新聞の文化欄だ。7月12日、数学者の新井紀子氏が同紙の連載で、〈朝日新聞の文化欄の劇評(中略)、市川海老蔵を頑なと言えるほどほめない〉と綴ったほどだ。


 古くは2015年7月、海老蔵が出演した『七月大歌舞伎』について、〈海老蔵には洗練された凄みがない〉〈型は大仰でセリフが腹に響かない〉とバッサリ。2016年12月には、海老蔵の十八番演目『三升曲輪傘売』を〈様々な傘を出す奇術ショー〉と切って捨てた過去がある。


「海老蔵が主役の舞台なのに、海老蔵に触れなかったこともあります。今年5月の『團菊祭五月大歌舞伎』については、松竹が『海老蔵としての最後の團菊祭』と大々的に宣伝した舞台にもかかわらず、共演の尾上菊之助尾上松也の演技のみを論評した。ここまでやるか、と清々しさすら感じました」(別の歌舞伎関係者)


 朝日新聞社内でもこの寸評は話題だそうで、「歌舞伎界の至宝である『團十郎』を継ぐ者への“愛の鞭”だと解釈されています」(朝日新聞記者)とのこと。


 叱る人がいてくれるうちが華、ということか。


※週刊ポスト2019年8月2日号

NEWSポストセブン

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