池松壮亮×蒼井優×塚本晋也『斬、』第75回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品

2018年7月25日(水)22時38分 映画ランドNEWS

塚本晋也監督の新作『斬、』(ざん、)が、第75回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品される。



塚本晋也監督は、2014 年に発表した前作『野火』に続き、コンペティション部門への出品を果たす快挙を成し遂げた。ヴェネチア国際映画祭との縁は深く、過去にも『六月の蛇』(2002年)ではコントロコレンテ部門(のちのオリゾンティ部門)で審査員特別大賞、『KOTOKO』(2011年)はオリゾンティ部門で最高賞のオリゾンティ賞を受賞している。




『鉄男 TETSUO』『野火』などを手がけ、俳優としても活躍する塚本晋也が初の時代劇に挑む本作。監督、出演、脚本、撮影、編集、製作を務めた完全オリジナル作品。物語の舞台は、250年にわたり平和が続いてきた国内が、開国するか否かで大きく揺れ動いていた江戸時代末期。江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄されるひとりの浪人と彼に関わる人々を通して、生と死の問題に迫る。


文武両道で才気あふれる浪人を池松壮亮が、浪人の隣人である農家の娘を蒼井優が演じる。共演に中村達也、塚本晋也、オーディションで多数の候補の中から抜擢された映画初出演の新人・前田隆成などが脇を固める。


塚本晋也 コメント




初めての時代劇とともにヴェネチアの地を踏めるのがうれしいです。 行く、というより、帰ってきた、と思わせてくれる映画祭。池松さん、蒼井さんらの素晴らしい演技を見ていただけるのが、一番の喜びです。同時に、今を生きる人たちの心に、鋭い刃を突きつけたいと思っています。


池松壮亮 コメント




ヴェネチア国際映画祭に初参加です。作品にとても自信があるので、胸を張って向かいたいと思います。普段日本にいてもなかなか感じる事のできない手触り、映画を通して世界を体感する事がとても楽しみです。


蒼井優 コメント




塚本監督おめでとうございます。この作品でヴェネチア国際映画祭に参加できて幸せです。素晴らしい映画祭に連れて行ってくださる塚本監督にとにかく感謝しています。共演者として池松さんの芝居をヴェネチアの人たちに観てもらえることが本当に嬉しいです。日本の“色気”を感じてもらいたいです。


映画『斬、』は11月24日(土)よりユーロスペースほか全国公開


(C)SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER


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