国連史上最悪の政治スキャンダル描く『バグダッド・スキャンダル』日本公開決定

2018年7月30日(月)6時0分 映画ランドNEWS

国連史上最悪の政治スキャンダルを描いたポリティカル・サスペンス『バグダッド・スキャンダル』が11月3日(土)よりシネマカリテ他にて全国順次公開されることがわかった。



元国連職員のマイケル・スーサンが自身の体験を基に書き起こした2008年のベストセラー小説「Backstabbing for Beginners」を映画化した本作。困窮するイラク国民を救うはずの夢の人道支援プログラム「石油・食料交換プログラム」の裏で行われていた国連史上最悪の政治スキャンダルを描く。


「石油・食料交換プログラム」とは、国連がイラクの石油を管理し、その販売金で食料を購入、それを市民に配給するという支援計画。だが、総額640億ドル(約7兆1千億)という巨額の予算のため賄賂や不正が横行し2003年に終了した。当時、プログラムを管理していた国連事務次長のベノン・セバン自身(本作での役名はコスタ・パサリス)の関与がのちの調査により発覚したが、国連は調査協力を拒否したため現在も全貌が明らかになっていない。


主演を『ダイバージェント』『アンダーワールド』シリーズで知られるテオ・ジェームズ。難民キャンプに赴くなど社会問題解決にも関心が高く、本作ではエグゼクティブ・プロデューサーも兼ねている。


映画『バグダッド・スキャンダル』は11月3日(土)よりシネマカリテほか全国順次公開


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