『スーサイド・スクワッド』デヴィッド・エアー監督、「公開版は僕の映画ではない」と最後の声明 ─ ジェームズ・ガンを「奇跡中の奇跡」と称える

7月31日(土)11時0分 THE RIVER

スーサイド・スクワッド

DC映画スーサイド・スクワッド(2016)を手がけたデヴィッド・エアー監督が、再び自身の構想に基づく“オリジナル版『スーサイド・スクワッド』”について言及した。監督はTwitterにてステートメントを公開し、若かりし頃から海軍時代、また映画業界に入った後の出来事を振り返ったのちに、製作当時についての説明を加えている。

『スーサイド・スクワッド』はDCコミックスの“悪党集団”を描いた群像劇で、ウィル・スミス演じるデッドショット、マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインらが映画に初登場。しかし、完成した作品はワーナー・ブラザース側の意向が強く反映され、再撮影・再編集を経て大幅な変更が加えられたことで知られる。同様の扱いを受けたザック・スナイダー監督が、自身の構想に基づく『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)を製作したことから、2020年5月以降には、本作にも同様の措置を求める「#ReleaseTheAyerCut」運動も盛んとなった。

エアー監督の声明文には、『スーサイド・スクワッド』について以下のように綴られている。

「『スーサイド・スクワッド』には自分の人生を反映し、最高の作品をつくりました。僕の編集版は複雑なもので、軽蔑され、見捨てられた悪い奴ら(自分自身の魂に通じるテーマです)のエモーショナルな物語でした。スタジオ版は僕の映画ではありません。僕の編集版は、製作途中のディレクターズ・カットではなく、ジョン・ギルロイの素晴らしい仕事に基づく、リー・スミスのきちんと成熟した編集によるものでした。音楽はすべてスティーヴン・プライスの見事なスコアで、ラジオ・ソングは一曲もありませんでした。昔ながらのキャラクターの物語、最高の演技、第三幕の鮮やかな解決。ごく一握りの人だけが観ているものです。」

以前からエアー監督は、ジューン・ムーン/エンチャントレス(カーラ・デルヴィーニュ)に強固な物語があったこと、カタナ(福原かれん)がエンチャントレスに操られて仲間に襲いかかるくだりがあったこと、ハーレイ・クインとジョーカーのシーンも「ダークすぎる」として撮り直しを余儀なくされたことなどを明かしていた。今回のコメントでは、『スーサイド・スクワッド』の大きな特徴である既存曲の使用さえ、実際はスタジオの意向だったことが示唆されている。

しかし、監督は「こちら側の言い分は今まで絶対に言わなかったし、これからも言いません」と記し、あくまでも制作過程の事実だけを述べるにとどめた。「海軍時代の出来事を人に言わないのと同じで、僕は約束を守ります。だから口をつぐむし、時には激しい個人攻撃も受け入れる」。エアーは今回、『スーサイド・スクワッド』の問題について公に語るのは今回で最後にするという意志も明かした。

2021年8月5日には、ジェームズ・ガン監督による『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が米国公開を迎える。エアーは「ジェームズを心から誇りに思いますし、映画の成功を楽しみにしています。僕はワーナー・ブラザースを支持しますし、フランチャイズが必要とする独立性を得たことに感激しています」と記した。「キャスト・スタッフ、すべてのみなさんを応援しています。すべての映画が奇跡ですが、ジェームズの見事な仕事ぶりは奇跡の中の奇跡です」


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