マツコ・デラックスが元SMAP排除に加担!『5時に夢中!』に「稲垣吾郎出すなら降りる」、背景にジュリー派との蜜月

8月1日(木)15時34分 LITERA

『5時に夢中!』番組HPより

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 元SMAP独立組、新しい地図の3人(稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾)のテレビ出演に対して、驚くべき人物が圧力をかけていたという事実が明らかになった。


 元SMAP独立組については、周知の通り、テレビ出演をさせないためにテレビ局に圧力をかけていた可能性があるとして、公正取引委員会がジャニーズ事務所に注意をしていたと報じられたばかり。実際、7月19日放送『ニュースウオッチ9』(NHK)では、民放テレビ局関係者が「ジャニーズ事務所のタレントに出演依頼した際、事務所の幹部から、『元メンバー3人が関わっている場合は、所属タレントを出演させられない』と圧力をかけられた」と証言しており、ジャニーズ事務所による圧力があったことは明らかだ。


 そんななか、「週刊文春」(文藝春秋)2019年8月8日号は、『5時に夢中!』(TOKYO MX)への稲垣吾郎のレギュラー出演をめぐって、なんとあのマツコ・デラックスが圧力をかけたと報道したのだ。


 記事によると、稲垣がジャニーズ事務所を離れて以降、初めての地上波生放送出演となった『5時に夢中!』2017年10月24日放送回が好評だったのを受けて、稲垣を月に一度の準レギュラーとして起用する案がTOKYO MXと、稲垣の所属事務所・CULENとの間でもち上がったという。


 しかし、それに対して、マツコの所属事務所であるナチュラルエイトは異議を申し立て、「稲垣を出すならマツコは降板する」とまで脅しをかけて抵抗した。マツコは『5時に夢中!』の看板コメンテーターであり、この番組の名を世に知らしめた功労者である。そんなマツコの意見は覆すことができず、この稲垣準レギュラーの計画は頓挫したのだという。


 前掲「週刊文春」はこの件についてマツコ本人に直撃しているのだが、そこでマツコは、稲垣の準レギュラー起用に反対したという話を否定せず、さらに、新しい地図組の置かれている現在の状況に対してこのようにコメントしている。


「もちろん忖度もあっただろうけど、どの業界だってあるわよ」
「SMAPだから使われていたわけで、SMAPじゃなくなった三人に魅力を感じますか」
「あの三人はSMAPにいたからこそチヤホヤされていたんだから」


 タブーなしで視聴者の意見を代弁する毒舌が多くの人々を魅了してきたマツコとは思えぬ発言に驚いた人も多いかもしれない。というか、なぜ、マツコが元SMAP排除に動くのか、理由がわからない人も多いだろう。


 しかし、本サイトが以前から指摘していたことだが、(https://lite-ra.com/2018/01/post-3742.html)、実は、マツコはもともと、テレビ業界における反SMAP勢力と深いと関わりがあった。


●マツコを起用した日テレプロデューサーはジュリー派・反SMAPの急先鋒


 周知のように、ジャニーズ事務所ではSMAP解散前から、“女帝”メリー喜多川副社長の娘・藤島ジュリー景子副社長と、SMAPのマネージャー・ 飯島三智氏の激しい派閥抗争を繰り広げてきた。派閥抗争はテレビ局の編成や人事まで影響を及ぼし、局の内部をジュリー派と飯島派に二分していた。


これがのちにSMAP独立騒動につながるのだが、そんななか、露骨なまでにジュリー派一辺倒だったのが日本テレビだった。日テレはフジテレビのSMAPに対抗する存在として、ブレイク前から嵐を推し続けてきたが、たんに嵐を売り出したというだけでなく、同時にSMAPを潰しにかかっていた。


その急先鋒が、月曜22時の『しゃべくり007』であり、『嵐にしやがれ』を手がけた田中宏史プロデューサー(現・編成局編成部長)だ。『しゃべくり007』は2008年に『SMAP×SMAP』の裏にぶつけるためにスタートした番組で、実際に視聴率で抜くなど日テレのSMAP潰しの象徴のような存在だが、その功労者である田中氏をメインプロデューサーに据え、2010年に嵐のプライムタイムの冠番組『嵐にしやがれ』がスタートする。もちろんこの人選の背景には日テレのさらに上層部の意図もあったと言われている。


 この人選は、飯島氏とSMAPを追い落としたいジュリー氏も大歓迎で、田中プロデューサーはジュリー氏にかなり気に入られ、その後、『月曜から夜ふかし』や二宮和也の冠番組『ニノさん』、櫻井翔司会の大型音楽特番『THE MUSIC DAY』を手掛けるなど、ジュリー派のお抱えプロデューサーのような存在になっていった。さらに、派閥対立が激化していた頃には、局内で「SMAPを潰す」と公言していたという話もあるほどで、2014年にはほかでもないキムタクの『HERO』初回の裏番組に、日テレは『有吉ゼミ×深イイ話合体4時間』という力の入った特番をぶつけたのだが、このときも関ジャニ∞の横山裕をゲスト出演させている。


 この田中氏がジュリー派の嵐、関ジャニ∞と並んで番組に起用してきたのが、くりぃむしちゅー、有吉弘行、そして、マツコ・デラックスだった。田中氏は『しゃべくり007』レギュラーのくりぃむしちゅーの所属事務所・ナチュラルエイトに食い込んでおり、同じ事務所に所属しているマツコを猛プッシュ。『月曜から夜ふかし』『マツコとマツコ』『マツコ会議』など、複数の冠番組を立ち上げた。


●関ジャニ∞村上、嵐、キムタクと共演する一方で、中居とは共演NG?


 しかも、『月曜から夜ふかし』では、ジュリー氏が推す関ジャニ∞・村上信五とマツコを共演させた。当初、マツコはジャニーズと絡むのは面倒くさそうだと難色を示していたというが、それを田中氏が説得し、スタートにこぎ着けたと言われている。


そして、これがきっかけで、マツコはジャニーズ・ジュリー副社長系の人脈に組み込まれ、嵐をはじめとするジュリー系のタレントと共演がどんどん多くなっていく。また、一方では、当時、中居正広と裏番組で被っているケースが多かったマツコはSMAPとはほとんど絡みがなく、「共演NG」の噂すら囁かれていた。


 このマツコとジュリー派の関係はSMAP解散後によりはっきりした。それは木村拓哉との関係の変化だ。マツコが木村と高校の同級生であることは有名な話だが、SMAP解散まで二人は一度もテレビ番組で共演したことがなく、同級生というのもタブーだった。ところが、木村がSMAP騒動でジュリー派に寝返った途端、マツコの『夜の巷を徘徊する』(テレビ朝日)に出演、「元同級生」トークを繰り広げたのだ。


●あのマツコが「番組の判断」「タレントに人気がないだけ」の詭弁を


 以上説明してきたように、マツコはまさにテレビ業界におけるジュリー派の象徴的な存在であり、SMAP潰しの構図にも大きな役割を担ってきた。しかし、それは結果的にそのような状況に置かれていただけで、マツコ自身がそのことに自覚的だとは思っていなかった。


 だが、今回の文春報道で、マツコが「稲垣を出すなら降板する」などと直接的な圧力をかけていことが明らかになったのだ。


 しかも、冒頭でも触れたが、マツコは公取委の指摘した“圧力”に対し、「週刊文春」のなかでこのように語っている。


「公取が(出演)時間だけ調べれば、あの三人が使われてないですねってなるわけ。データ上で見たら違反かもしれないけどさぁ、結局は番組の判断なわけ」
「あの騒動直後の稲垣が出ることによって、あの番組(引用者注:『5時に夢中!』のこと)が築き上げたカラーがどうなるか考えてよ。(中略)もちろん忖度もあっただろうけど、どの業界だってあるわよ。あんたの所(文春)だって忖度してんだからさ。ただそれだけじゃ急に仕事はなくなりません。だって、あの三人はSMAPにいたからこそチヤホヤされていたんだから」


「圧力があるからテレビに出られないのではなく、タレントとして人気がないからテレビに出られないだけだ」と言うのは、テレビ局や芸能プロダクションの人間が現状を追認するために頻繁に使用する詭弁だが、それが事実でないことは、新しい地図の3人が多くのテレビCMに出演していることからも明らかだ。こんな典型的な詭弁を、まさか、マツコが使うとは……。


 独自のスタンスと鋭い感性で知られていたタレントがテレビ界でポジションを築くと同時に、かつての毒を失っていくというのはよく指摘される話だ。


 それはマツコにおいても例外ではない。近年のマツコに対しては、かつてのような面白さを失ってしまったとの指摘が多い。しかし、それでも、弱者・マイノリティに寄り添う目線や、強者に対峙する最低限の矜持のようなものは失っていないと思っていた。


 本サイトでも取り上げたが(https://lite-ra.com/2017/10/post-3504.html)、小池百合子東京都知事を「ちょっとなんか、器が小さかったかな」と断じたり、安倍首相を「無神経、馬鹿じゃないと総理大臣ってできないと思うのよ。安倍ちゃんなんて馬鹿の象徴じゃない?」と喝破したのは、マツコのなかにそういった矜持があったからだろう。


 しかし、そのマツコがまさか自ら圧力をかけるほどまで堕ちていたとは……。本当にマツコがこんなことを話したのかと信じがたいほどだ。


 マツコ自身にも圧力をかけたという自覚があって、それをごまかすために、過剰に言ってしまったのか。あるいは、これが圧力という自覚も持てないほど、どっぷりテレビ局と芸能界の癒着論理を内面化してしまっているのか。


 その真意はわからないが、今回の文春の記事で明らかになったのは、マツコ個人の問題ではない。独立するタレントに圧力をかける主体が、もといた所属事務所やテレビ局だけでなく、共演するタレントや他の事務所にまで広がっているという事実が浮き彫りになった。テレビと芸能界における闇は想像以上に根深いというほかはない。
(編集部)


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