万引き逮捕のキーボーに「えっ、介護疲れ?」

8月2日(火)7時0分 NEWSポストセブン

「両親の介護をしていると話していたので心が疲れて突発的にやってしまったのでは」


 7月25日、コンビニで1600円のアイカラー1個を盗んだとしてヒット曲『3年目の浮気』で知られる「ヒロシ&キーボー」のキーボーこと山田喜代子容疑者(59)が逮捕された。その心情を慮るのは、元相方の黒沢博(67)である。


 2015年1月、山田容疑者は『爆報!THEフライデー』(TBS系)に出演した際、「脳梗塞で右半身不随となった母親」と「認知症の父親」のW介護に追われていることを告白。その放送から半年後の昨年7月には、父親が山田容疑者に暴力を振るって傷害罪で逮捕され、世間を騒がせた。


 こういった経緯もあり、今回の「万引き」逮捕について多くのメディアが「介護疲れの末」と報じ、同情の声が溢れた。


 しかし、山田一家が暮らす静岡県浜松市を取材すると、この「同情論」に懐疑的な声が続々と聞かれた。山田容疑者の自宅の近隣住民が話す。


「彼女がテレビでお父さんを認知症だと話しているのを見て、“えっ!?”ってビックリしました。毎朝、お父さんは家の前の道路に水を撒いたりお元気でしたし、車椅子に乗ったお母さんの面倒もみていたんですから」


 同様の証言は少なくなく、父親は近所では認知症患者だとは認識されていなかったようだ。


「山田さんの家からは両親を怒鳴りつける金切り声がしょっちゅう響き渡り、頻繁にパトカーが駆け付けていました」(別の住民)


 山田容疑者本人が語る「涙のW介護」とは、少々様子が違うようなのだ。父親の逮捕後、両親は山田容疑者と暮していた家を出て、息子と3人で新たな生活を始めている。母親に話を聞いた。


「夫は要介護2の認知症ですが、夫婦で支えあって生きています。娘には、一緒に住んでいた時もせいぜいご飯を作ってもらう程度しか世話になっていません。警察の勧めもあって、別々に暮らし始めてからは、娘とは一度も会っていませんので、“介護疲れの末”の犯行ではありません。今後も会うつもりはないです」


 両親が離れて暮らすようになってからは、明け方4時頃に大音量の音楽を流したり、道路に瓶やレンガを叩きつけるなど、不可解な行動を繰り返していたという山田容疑者。


 世間が「大目に見てよ」と思っても、警察が「許してあげない」と判断したのにはそれなりの事情があるようだ。


※週刊ポスト2016年8月12日号

NEWSポストセブン

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