監督・キャストが感涙『カメラを止めるな!』全国124館で拡大公開決定、上田慎一郎「“映画が好きでよかった”」
2018年8月3日(金)22時11分 映画ランドNEWS
映画『カメラを止めるな!』“感染”拡大公開 御礼舞台挨拶が3日、都内・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、監督の上田慎一郎をはじめ総勢18名のキャスト・スタッフが登壇した。
6月23日(土)より劇場公開され、海外映画祭での評判やSNSでの口コミなどにより都内2館での上映から、8月3日(金)現在までに上映中の劇場を含め124館で拡大公開が決定。舞台挨拶には、キャストの濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰、細井学、市原洋、山﨑俊太郎、大沢真一郎、竹原芳子、浅森咲希奈、吉田美紀、合田純奈、山口友和、藤村拓矢、曽我真臣、佐渡未来、秋山ゆずきらが集結。
イベント開始早々、観客に混ざり座っていた監督・キャストが一斉に立ち上がり、客席からステージまでファンの歓声に応えながらサプライズ登場。スタンディングオベーションで迎えられ、涙を浮かべる登壇者ばかりだった。
驚異的な人気ぶりに、上田監督は「震えが止まりません!」と感激しきり。「ちょうど1年前に撮影しておりまして、その時はまさかTOHOシネマズの大スクリーンにみんなの顔が映る日が来るとは思いませんでした。取材で“想像していませんでした”と毎回言っているんですが、どこか“映画の力”を信じていたところもありました…」と、時に言葉を詰まらせながら想いを募らせる。
続けて、「スタンディングオベーションがこんなに起こるなんて…奇跡です!こんな映画を僕は知りません」と客席を見渡しながら声援に応えた。
濱津は「まさか自分たちが、こんなサイズになるとは(笑)1年前に撮影していた頃は1ミリも思っていなかった。毎日一生懸命撮っていました。皆さんのおかげで、たったの2館から、こんなすごいところまで来ることができました!本当に…ありがとうございます!アクション!」と喜びをあらわに。
真魚も「不思議で複雑な気持ちで(観客と一緒に作品を)観ていたんですが、最後、皆さんが立って拍手した時は、隣に座っていたしゅはまはるみがすごい泣いていて…グッときましたね」と笑みをこぼす。しゅはまはるみは「“ポンッ!”本当に、本当にこんな大きな画面で…今日ここまで来れたのは、ずっとずっと応援してくださった皆さんのおかげ。感謝しかありません!」と涙を浮かべた。
浅森は「皆さんのおかげで、自分が思い描いていた夢や目標がどんどん叶っていって…明日死んじゃったらどうしようって寝る前にいつも考えています。シンデレラになったような気分です。ひとつ悲しいところがあって、どこもかしこも“無名役者”と書いてあって…もっともっと頑張って、いつか“期待の若手女優”って書いてもらえるように頑張りたい!」と想いの丈を馳せた。
秋山は「生まれて初めて、こんなにたくさんの人をいっぺんに見ました!『カメ止め』すごいな〜って、驚きでいっぱいです!これを機にブレイクしていきたいので、皆さんこれからもよろしくで〜す!」と満面の笑みをのぞかせた。
上田監督は改めて「これから何があっても、今日の夜がずっと背中を押してくれると思います。本当に“映画が好きでよかった”と思います。“映画っていいな”という輪が広がれば嬉しいです」と綴り、最後は全員で手をつなぎ「ありがとうございました!!」と深々と一礼し、大きな拍手に包まれながら見送られた。
監督&俳優養成スクール・ENBUゼミナールの「シネマプロジェクト」第7弾にあたる本作。他に類を見ない構造と緻密な脚本、37分にわたるワンカット・ゾンビサバイバルから始まる誰も観たことのない展開に度肝を抜く、挑戦に満ちた野心作となっている。
上田慎一郎監督 コメント
去年の夏、汗と血にまみれながらみんなでつくった小さな映画『カメラを止めるな!』は今日まで僕たちの想像を超える奇跡を次々に起こしてくれました。「想像もしていませんでした」と何度言ってきたことでしょう。一生分の「想像もしていませんでした」を使い果たした…と思っていた矢先に今回のお話。間違いなく僕の34年の人生史上最大の「想像もしていませんでした」となりました。
お客さんから「この映画の客席は色んな色に溢れている」という言葉を頂いたことがあります。映画ファンもそうでない方も、カップルも家族もおひとり様も、会社員のおっちゃんも女子高生も、小学生もお年寄りも。職業、年齢性別も違う様々な人たちが、同じ場所でひとつになって、驚き、笑い、涙してくれています。控えめに言って奇跡です。映画館での体験こみの映画です。ぜひ映画館に映画を体験しにきてください!
映画『カメラを止めるな!』は大ヒット公開中
(C)ENBUゼミナール
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