木村拓哉「必要とされた時点で、気持ちに応えたいしかない」

8月3日(月)7時5分 NEWSポストセブン

木村拓哉が語る仕事への向き合い方(時事通信フォト)

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 連載開始から50周年を迎える『ドラえもん』。8月7日に公開される映画最新作『のび太の新恐竜』は1980年公開の第1作『のび太の恐竜』から数えて、40作目となる記念すべき作品だ。ゲスト声優として登場するのは、10年ぶりのアニメ映画出演となる木村拓哉(47才)。国民的キャラクターとの共演に、込めた想いとは…。


 昨年の『グランメゾン東京』(TBS系)では三つ星シェフを、今年1月に放送された『教場』(フジテレビ系)ではニコリともしない白髪姿の教官を好演し、すでに続編も“内定”。放送中の『BG〜身辺警護人〜』(テレビ朝日系)では斎藤工とバディを組むなど、いずれも“木村拓哉の新境地”と話題になった。2月に行われた初のソロライブツアーでは「5年ぶりに、ただいま!」とファンたちを熱狂させるなど、改めて“絶対的スター”としての存在感を魅せている木村がこの夏に挑んだのは、国民的キャラクターとの“共演”だ。


「自分の一部分が作品に参加している立場なんですが、“やっぱりこういう場面ってあるんだ!”とお客さんと同じ目線でテンションがあがってしまって。僕の生まれる前から存在していて、物心がついて何かに興味を示し始めるときにはもうその対象になっていたのがドラえもん。先輩ですから(笑い)。


 ドラえもんのマンガを読んで育って、1980年に公開された映画1作目の『のび太の恐竜』もリアルタイムで見ていました。そのときに夢中になった気持ちって忘れられないんですね。“子供から大人まで楽しめる作品”と言われますが、それは単なるセールスワードではなく、もっとリアルに、実感を持ってそうだなと感じています」(木村・以下同)


 今回演じるのは、物語のカギを握る謎の男・ジル。俳優、歌手とさまざまな顔を持つ木村だが、キャラクターに命を吹き込む声優としての顔は?


「俳優だから、歌手だから、声優だから、とそこに違いはありません。もっと言えば、ドラマでもフレンチのシェフやってよとか、警察学校の教官やってよとか、歌手でもメロディーとかビートとかいろいろあるけど“自分を必要としてくれた”時点で、“その気持ちに応えたい”しかない。必要とされていることの価値を若いときの僕はわかっていなかった。なめてたんですよね。でも、蜷川幸雄さんの舞台(1989年『盲導犬』)に出させてもらって人から拍手していただくことのすごさに気づいた。必要としてもらえる、その場所に立たせてもらえることはすごくありがたいことで、どんな場でも120%で返さなきゃと思うんです」


 インターネット、SNSとメディアが多様化するなかで求められることも多岐にわたる。そんな中、大切にしていることがある。


「僕らがなぜ表現をできるかというと、ちょっと嫌な言い方ですけど、そこに利益が生まれるから。でも僕はやっぱり利益には興味がなくて、“作りたい”という純粋な気持ちとか、“楽しませたい”というエンターテイナーとしての欲求を大事にしたい」


 常にトップアーティストとして走ってきた木村に、目指す道を聞いてみると、今作との意外な共通点が見えてきた。


「道とかゴールが見えてたらおもしろくない。わからないからわかりたい、見えないから見たいと思って夢中でやってる。ドラえもんとのび太が、白亜紀を大冒険して新恐竜の仲間を見つけるように、僕も“いずれこうなりますよ”っていうのは全くなくて、いつまでも冒険していたいなと思うんです」


※女性セブン2020年8月13日号

NEWSポストセブン

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