クレイジージャーニー「爬虫類ハンター」に放送倫理違反 BPO「視聴者との約束を裏切るものであった」

8月4日(火)16時0分 BIGLOBEニュース編集部

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放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は4日、TBSテレビのバラエティー番組「クレイジージャーニー」内の企画「爬虫類ハンター」に対し、放送倫理違反があったとの判断を示した。


「クレイジージャーニー」は、TBS系で2015年1月に深夜の特別番組として放送を開始。希少な爬虫類を求めて世界各地を巡るX氏の旅に密着取材した「爬虫類ハンター」企画は、2016年9月の初回「インドネシア編」の放送以降、年2カ国を巡るペースでシリーズ化され、2019年8月の「メキシコ編」まで計12回が放送された。


問題が発覚した「メキシコ編」では、紹介した6種類のうち4種類がロケの前に準備していた動物を使って撮影していたものであり、準備していたものをあたかもその場で発見したかのように描いた。これらも含め、TBSは捕獲した全37種類の動物のうち11種類は、現地の人があらかじめ捕まえた動物を、ロケ本番時、その場所で探索、捕獲していたことを明らかにしている。


委員会は、「爬虫類ハンター」について、X氏が「希少動物を発見・捕獲する様子をカメラが追うドキュメンタリー性が本企画の根幹」であると説明。しかし、事前に準備した動物を用いたことは、「制作過程の重要な部分を制作者側が十分に把握していなかった点で、その過程が適正に保たれていなかったと言うべき」「X氏が『確かな知識と野性の勘』を駆使して自力で希少動物を探し出したものと信じたであろう多くの視聴者との約束を裏切るものであったというほかない」とした。


また、「放送倫理違反があった」との判断については、「希少動物の捕獲という『当初の構想』に固執するあまり、『現場の状況に応じて、柔軟に変更する知恵と勇気』を見失っていたと指摘されてもやむを得ない」と説明した。

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