「カメ止め」上田慎一郎ら3人、異例の共同監督作「イソップの思うツボ」を採点!

8月5日(月)17時0分 文春オンライン

〈あらすじ〉


女子大生の亀田美羽(石川瑠華)は、家族のことが大好きだが性格は内気で、飼っているカメが唯一の友だちだ。美羽の同級生には、両親と“兎草ファミリー”としてタレント活動をする早織(井桁弘恵)がいた。恋愛体質の早織は新任講師の八木(髙橋雄祐)に猛アタックしデートにこぎつける。19歳の戌井小柚(紅甘)はデザイナーを夢見ているが、ヤクザの近藤(川瀬陽太)への借金を抱えている復讐代行業者の父(斉藤陽一郎)と、車上でその日暮らしを送っている。ある日、早織が誘拐される事件が起きる。兎草夫婦は身代金1000万円を用意し、犯人が指定した場所へ向かう。


〈解説〉


『カメラを止めるな!』の上田慎一郎と浅沼直也、中泉裕矢との共同監督作。3人の少女とその家族の過去と未来が絡み合うクライム・エンターテインメント。87分。





  • 中野翠(コラムニスト)

    ★★★☆☆表現したいものより表現のスタイルに淫した印象。演者達のリアル演技がおさまり悪く生硬に見えてしまう。次作に期待。




  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★☆☆プロット勝負の匂いは最初から強いが、それ1本で来られると、やや食傷する。ピックオフ・プレーに2番は利かない。




  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆なんじゃこりゃと導入部に嫌気がさしたが、女子3人のキャラが立ち、話の繋がりに引き込まれ、結末はカメに悩殺。




  • 森直人(映画評論家)

    ★★☆☆☆平和ボケという言葉は嫌いだが、空虚な日常から物語を立ち上げる作業は大変だなと思う。小さな玩具的ギミックは保持。




  • 洞口依子(女優)

    ★★☆☆☆曖昧な展開図をもとに作る立体構成。拳銃の煙、不恰好にはまるパズルはご愛嬌。可愛い女子大生たちに救いの煌めく星。







©埼玉県/SKIP シティ彩の国ビジュアルプラザ



INFORMATION


「イソップの思うツボ」(日本)

8月16日(金)より全国ロードショー

監督:浅沼直也・上田慎一郎・中泉裕矢

出演:石川瑠華、井桁弘恵、紅甘ほか

http://aesop-tsubo.asmik-ace.co.jp/




(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年8月8日号)

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