バックボーンを知るとより深みが増す歴史的名曲〜デレク・アンド・ザ・ドミノス『いとしのレイラ』〜平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)連載

8月7日(水)12時0分 耳マン

音楽と絵画を愛するお笑い芸人・平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)が美術館の館長となり、自身が所持する数々のCDジャケットのなかから絵画的に見て優れているもの、時に珍しいものをご紹介する連載。


第53回:バックボーンを知るとより深みが増す歴史的名曲


今回ご紹介するのはこちら。

デレク・アンド・ザ・ドミノス『いとしのレイラ』(1970年)

ロック好きどころか、音楽そのものにほとんど興味のない人でさえその名前くらいは知っているギターの神様エリック・クラプトン。そしてロック好きどころか、音楽そのものにほとんど興味のない人でさえ必ずどこかで聴いたことはあるクラプトン作によるあの歴史的名曲。とりわけその強烈なリフが有名である。

そんな歴史的名曲を生み出したのがこのクラプトン率いるブルース・ロックバンド、デレク・アンド・ザ・ドミノス。何かいろいろあって疲れ果てたクラプトンがのびのびと好きな音楽をやるために結成したバンド。ただ結局このバンドもこのアルバム1枚のみを残して解散してしまうのだが。

クラプトンのキャリア上最高傑作とも評されるこのアルバムを語るうえで、やはり特筆するべきは歴史的名曲にして本作のタイトル曲『いとしのレイラ』だろう。誰もが知るあの印象的なリフを主体に、感情が爆発するように激しくロックする前半部分と、一転して唐突に穏やかなバラード調の後半部分へと流れこんでいく独特の構成。この後半のバラード部分の存在は一般的には知らない人も多い。単純にひとつの曲としても傑作であることに間違いないが、この曲にさらに深みを持たせているのは、そのバックボーンとなるエピソード。(次ページへ)

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耳マン

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