コリン・ファレルら出演、『スリー・ビルボード』監督の最新作『イニシェリン島の精霊』2023年1月公開
2022年8月8日(月)18時0分 シネマカフェ
本作の舞台は本土が内戦に揺れる1923年、アイルランドの孤島、イニシェリン島。島民全員が顔見知りのこの平和な小さい島で、気のいい男パードリックは長年友情を育んできたはずだった友人コルムに突然の絶縁を告げられる。急な出来事に動揺を隠せないパードリックだったが、理由は分からない。
賢明な妹シボーンや風変わりな隣人ドミニクの力も借りて事態を好転させようとするが、ついにコルムから「これ以上自分に関わると自分の指を切り落とす」と恐ろしい宣言をされる。美しい海と空に囲まれた穏やかなこの島に、死を知らせると言い伝えられる“精霊”が降り立ち、その先には誰もが想像しえなかった衝撃的な結末が待っていた。
主人公パードリックを演じるのは、ヨルゴス・ランティモス、スティーブン・スピルバーグ、テレンス・マリック、オリバー・ストーン、ティム・バートン、マット・リーヴスなど、名だたる監督たちにその個性を愛され続け、ハリウッドで独自の地位を築き上げたコリン・ファレル。マクドナー監督とは『ヒットマンズ・レクイエム』『セブン・サイコパス』に続き、3度目のタッグとなる。
またコルム役には『ヒットマンズ・レクイエム』でもコリン・ファレルと共演し、マクドナー監督の世界観に深みを与える、アイルランドが誇る名優ブレンダン・グリーソン。
さらに『聖なる鹿殺し』『エターナルズ』のバリー・コーガンや10代の頃からマクドナー監督に見出され、『スリー・ビルボード』に引き続き知的な美しさと存在感で観るものを魅了するケリー・コンドンが共演する。
解禁された予告映像では、才気に満ちたセリフの応酬が映し出され、喜劇と悲劇のはざまを揺れ続ける物語の一端が垣間見える。
また、本作は8月31日から開幕する第79回ヴェネチア国際映画祭でのコンペティション部門でのワールドプレミアに続き、9月8日から開催のトロント国際映画祭での北米プレミアも決定。マクドナー監督だけが描き得る、最高にエモーショナルで予測不可能な衝撃と感動に期待が高まる。
『イニシェリン島の精霊』は2023年1月、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。