“ファン・ジョンミン”を演じるのは「すごく難しかった」『人質 韓国トップスター誘拐事件』
2022年8月10日(水)12時0分 シネマカフェ
『人質 韓国トップスター誘拐事件』 (C)2021 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & FILMMAKERS R&K & SEM COMPANY. All Rights Reserved.
韓国では、主演作の累計観客動員が1億人を超える“1億俳優”と呼ばれるファン・ジョンミン。特別映像では、本作の出演に対する思いを語るファン・ジョンミンの様子や、そんな彼を大絶賛するピル・カムソン監督の様子が収められている。
「実際にファン・ジョンミンが誘拐されたら」──。そんな妄想が始まりと、本作の誕生秘話についてファン・ジョンミンは語る。それに対し、「(もしファン・ジョンミンが誘拐されたら)演技力で誘拐犯をだまし、脱出するのではないかと思いました」と監督は話す。
また、誘拐事件の人質となるトップスターをその本人が実名で演じる前代未聞の設定について、本人は「私が“ファン・ジョンミン”を演じるなんて簡単だろうと皆さんそう思うでしょう。実際にはすごく難しかった」と、映画の中の”ファン・ジョンミン”を演じることの難しさについて本音を漏らすひと幕も。
一方、本作のメガホンをとったピル・カムソン監督は、ファン・ジョンミンの撮影の裏話を明かす。コンビニの前で誘拐犯と初めて遭遇するシーンについて、当初は“ファン・ジョンミンが犯人に侮辱され、気分は悪いがその場を避ける”というシナリオだったが、本人は「俺だったらこうはしない。俺だったらその場ですぐ対応する」「もっとひどい悪口を言ってほしい」と発言、ともすれば本人のイメージに関わる敏感な部分にも関わらず、「その方がよりリアルで良い」として撮影を進めたというエピソードを披露している。
『人質 韓国トップスター誘拐事件』は9月9日(金)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。