伊藤美来さん4thシングル『恋はMovie』ロングインタビュー│ポップな楽曲に込めた等身大の可愛さと、ファンと一緒に作り上げたファンへのメッセージ

8月11日(土)15時30分 アニメイトタイムズ

『アイドルマスター ミリオンライブ!』や『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』をはじめ、様々な作品に出演する声優・伊藤美来さん。声優業やユニット活動など、多岐にわたって活動していますが、ソロアーティストとしても活動を行っています。
2015年、二十歳というターニングポイントで1stシングル『泡とベルベーヌ』をリリース。その後は『武装少女マキャヴェリズム』『りゅうおうのおしごと!』など、アニメ作品の主題歌を担当。さらに「Animelo Summer Live 2018 “OK!”」への出演も決定しており、多くの注目を集めています。
そんな伊藤さんが、2018年8月15日(水)に4thシングル『恋はMovie』をリリース。表題曲の「恋はMovie」はポップでガーリーなナンバーに。カップリングの「all yours」はファンから募った曲のイメージ案をもとに伊藤さん自身が歌詞へ落とし込んだりと、両楽曲ともに“アーティスト・伊藤美来”の新境地を魅せる内容になっています。
この度、アニメイトタイムズではリリースを目前に控えた伊藤さんにインタビューを実施。アーティスト活動においては本媒体初登場ということもあり、前半は伊藤さんの音楽遍歴について、後半では新たな挑戦が詰まった4thシングルについて伺いました。
二十歳に踏み出した一歩が切り拓く“アーティスト・伊藤美来”の新境地とは?

ソロデビューを通して見えてきた新たな一面──今回、アニメイトタイムズとしては、アーティストとしての伊藤さんに初めてインタビューさせていただくことになります。そのため、最初は伊藤さんと音楽との関わりについてお伺いしたいのですが、最初はリスナーからのスタートになりますよね。伊藤美来さん(以下、伊藤):はい。音楽は好きでしたが詳しいわけではなくて、J-POPとか、音楽番組やドラマの主題歌など、有名な曲を聴いた中で気に入った曲のCDを買ったりしていました。
──最初に買ったCDは覚えていますか?伊藤:今でも大好きなaikoさんのアルバムです。ちょっと遅いかもしれませんが、中学生くらいのときに初めてCDを買いました。実はCDを買うまで、音楽はテレビで聴くものだと思っていたくらいテレビっ子だったんです。
aikoさんをはじめ、miwaさんやYUIさん、大原櫻子さんなど、J-POPの女性シンガーが好きで憧れを持っていました。潜在的に女性の声が好きなのかもしれません。
──中学生の頃にCDを買ったとなると、間もなく声優としてデビューされますよね。それまでにカラオケや文化祭など人前で歌う機会は?伊藤:カラオケはあまり行ったことはなく、文化祭でも歌う機会は全然ありませんでした。歌うようになったのはお仕事を始めてからですね。
──カラオケに行かれないというのは少し意外でした。伊藤:本当ですか!? お仕事を始めるようになってからは、ひとりで行ってストレスを発散したりと楽しんでいますが、この業界に入るまでは全然行かなかったんですよ。家族と1、2回行った程度で、当時はあまり「歌いたい!」という気持ちになることがありませんでした。
なので高校に入学してこの業界に入るまでは、本当にリスナーとして聴く専門でしたね。
──ではボーカリストとしてのスタートは?伊藤:レコーディングだと先輩のアルバムにゲストボーカルとして出演させていただく機会があったので、そこで初めてレコーディングを経験しました。人前で歌ったのはイベントが一番最初だったと思います。それも先輩のオープニングアクトとして出演して、初めて人前で歌ったステージでした。
──やっぱり緊張されました?伊藤:ガチガチになってめちゃめちゃ緊張していました(笑)。今でも緊張しいなんですけど、当時は今からじゃ考えられないくらい緊張していて。歌い方もよく分からないですし、ステージでは踊りながら歌わないといけないので、それもごちゃごちゃにならないようにたくさん練習しました。
──最初からハードルの高い現場だったんですね……!伊藤:本当にドキドキしながら無我夢中でやっていました。今でも頑張って頭を追いつかせながら必死にやっているんですけど(笑)。
──(笑)。そんな初ステージを経て、StylipSやPyxis、作品としてのユニットやキャラソンなど、多岐に渡って活動をされているうえで、ソロデビューの話が舞い込んできたと。伊藤:そうですね。二十歳の誕生日のときにソロデビューさせていただきました。もちろんソロデビューのお話自体はその前からいただき準備を始めていましたが、最初に聞いたときはビックリしました!
今までユニットやキャラクターを背負って歌うことはありましたが、ひとりで歌うなんて考えもしなかったので、「本当に私ですか?」という不安の方が大きかったですね。
──それでもオファーを受けた理由は?伊藤:不安に思う反面、「私ひとりでどこまでできるんだろう」という好奇心もありましたし、新しいことに挑戦しないことには何も始まらないと思ったのでやってみようと思いました。
また、ファンの方にも「ソロの曲を聞いてみたいよ」「歌ってほしいな」と前々から声をかけていただくこともありましたし、その言葉に背中を押していただいたこともあってチャレンジしてみようと思って。
──ちなみにソロデビューを考えたり意識していたことは……?伊藤:考えたこともなかったです!
──その頃、ご自身の中で歌うことに対してはどういった意識があったのでしょうか。伊藤:特に歌唱力に自信があるわけでもなかったので、あくまで声優としてキャラクターの感情を込めて歌うことが、歌に対する意識でした。だからソロとして、伊藤美来として歌うことに対して、とても難しく感じていて。
ユニットをやっているときは、そのユニットの雰囲気に重点を置いて活動していましたが、ソロデビューという立場では歌に対する意識を変えなくてはならないことを実感しました。
でもデビュー後は、今まで気がつけなかったことや自分の欠点、伸ばしたいポイントなど、ソロだからこそ鮮明に見えてくるものがありました。
もちろん苦しいこともありましたが、それだけ「乗り越えよう!」という気持ちになるので、ソロデビューさせていただけて良かったなと思います。
──二十歳がターニングポイントになったわけですね。声優業との両立はすぐに慣れましたか?伊藤:初めてお仕事をさせていただいたのが15歳くらいのときだったので、そこで既に学業と声優業を両立していました。だから、あまり両立に対してネガティブなイメージを持ったことがないんですよね。二足のわらじが普通、むしろ当たり前だと思っていたので。
今でも声優業やソロ活動、ユニットや作品内ユニットだったりと、たくさん経験させていただいていますが、デビュー当初からあまり苦に思ったことはありません。学生の頃から両立できていたからこそ、時間の使い方を学べた点は非常に良かったなと思います。
──スタートの時点で既に両立すること自体が日常になっていたと。そもそもソロ以前からアーティスト・声優業の両方で色々な作品のユニットに参加されていますよね。伊藤:「一体いくつのユニットに参加しているんだろう?」と考えたときもありました。「PyxisとStylipSと『ろこどる』と『ガルパ』と『ミリオンライブ!』と……あれ、私どこの人だっけ?」みたいに(笑)。
ただ、ソロデビューをさせていただいてから、間もなく3年目に突入しようとしているので、いい意味で少しずつ慣れてきたと思います。
チーム・伊藤美来に生まれた絶対的な安心感──伊藤さんの声優業は、アーティスト活動にも上手く作用していると思っていて。例として伊藤さんのMVにはナレーションと言いますか、内容にちなんだセリフが盛り込まれている作品が多いですよね。伊藤:デビュー前は歌とお芝居は全く別物だと考えていましたが、歌うことによって活きてくるお芝居もあったり、お芝居があるからこそ生まれる音楽もあったりと、どちらもリンクしていることに気がつくことができました。
MVはそれらを活かした構成にしていただいているので、とてもありがたく思っています。

──逆にアーティスト活動が声優業にリンクしたことは?伊藤:キャラソンを歌う際にどこで感情を入れるのか、どこに感情を入れたいかなどのアイデアが出てくることは、アーティスト活動をやってきたからこそだと思います。「このワードはセリフとしては重要だから、ここに想いを込めよう」と意識的に考えるようになりました。
それらは歌手活動を通して声優業に大きくプラスとなったポイントだと思いますし、お互いに作用して相乗効果が生まれているように実感しています。
──なるほど。これまでの活動を通して「アーティスト・伊藤美来」としての方向性やアイデンティティは確立できましたか?伊藤:デビューして間もない頃は分からないことが多すぎてソロとして何をすればいいのか、自分の音楽性なども全く分からなくて。そこでスタッフさんたちと相談しながらアイデアを出していただき、それに乗っかっていくという流れが多かったんです。
でも1stアルバムの『水彩 〜aquaveil〜』をリリースさせていただいてから、音楽性が定まってきたと言いますか。「アーティスト・伊藤美来としては、こういった音楽をやっていきたい」ということを、スタッフさんも含めて固めることができたと思います。
──その1stアルバムをリリースした数ヶ月後の2018年2月には、3rdシングル『守りたいもののために』がリリースされました。伊藤:方向性が定まってきたうえでのシングルということで、アルバムで学んだことや挑戦してきたことを踏まえて、レコーディングや曲作りに取り組めました。気持ち的にも、新たな一歩を踏み出すような感覚を噛み締めながら収録させていただいて、安心感が高まった気がします。
──安心感ですか?伊藤:アルバム制作を通して、たくさんの作曲家さんや作詞家さん、スタッフのみなさんとお話しつつ、みんなでひとつの作品を作ったことによって、信頼感と安心感が生まれたと思っていて。
アルバムに収録されている「ワタシイロ」のMV撮影では島に行ったんですけど、3日間スタッフさんと一緒だったので、そこでさらにチーム・伊藤美来の信頼感が深まった気がします。そのため撮影や曲作りに関しては“チーム・伊藤美来に”対して、絶対的な安心感が生まれていました。
──ではご本人からご覧になって“チーム・伊藤美来”の魅力とは?伊藤:なんと言うか……いい意味で“よいしょ”されないと言いますか(笑)。
一同:(笑)。
伊藤:いい意味で、ですからね!(笑)
スタッフ:変に気を遣われない?
伊藤:そう! お姫様扱いもされないし、あくまで大学生のタレント、伊藤美来として扱ってくれるんです。「まぁ伊藤美来だよね」くらいにしか思われていないというか(笑)。
一同:(笑)。
伊藤:もちろんすごい良くしていただきますし、雰囲気もよく作っていただいているので過ごしやすくて、ずっとこのままでいてほしいなと思います。
──じゃあ現場でも仰々しく持ち上げるようなこともなく(笑)。伊藤:全然ありません(笑)。でも私はこの雰囲気が好きなんです。現場でも写真チェックをしているようでしていない、みたいな。チェックしてないようでしているような雰囲気が良いですね。
スタッフ:チェックしていないようで、チェックしてないですから(笑)。
伊藤:えっ、それ結局チェックしてないじゃないですか!(笑) でも本当にお世話になっています。みんなプロフェッショナルです。
今だからこそ魅せられる等身大の“可愛い伊藤美来”──そんな“チーム・伊藤美来”によって4thシングル『恋はMovie』が作り上げられたわけですね。まずは表題曲の「恋はMovie」についてお伺いしますが、これまでの伊藤さんの楽曲にはない新しいタイプの楽曲ですよね。伊藤:「恋はMovie」は、私が今までリリースしてきた楽曲の中で最もハッピーな楽曲だと思います。
初めて聴いたときは「可愛い!」という第一印象でしたが、よくよく聴いていくと色々な楽器の綺麗な音色で彩られていて、リズムもメロディもどこか洋楽チックな内容になっています。3rdシングルに引き続き、新しい挑戦になりますね。
──どのようにして今回のような楽曲の方向性に決まったのでしょうか。伊藤:これまでの楽曲はストーリー性があるJ-POPが中心になっていましたが、今回は趣向を変えて“可愛い伊藤美来を見せたい”という話が打ち合わせで出てきて。
やっぱり“チーム・伊藤美来”は、新しいことに挑戦したがるんです。だから今回のリリースにあたっては既視感のあるものではなく、新しい一面が見せられるよう可愛らしさを全面に押し出した楽曲を制作することになりました。
また、ただストレートに可愛い曲調にするのではなく、オシャレでミュージカルを彷彿とさせるような楽しい楽曲にしていくこだわりも加味しつつ、大まかな方向性が定まりましたね。
──詞をご覧になっていかがですか?伊藤:年頃の女の子の恋愛の曲って、どこかフレーズが遠回りに表現されていたり、何かに例えてみたりとオシャレな仕上がりになっていると思いますが、この「恋はMovie」の歌詞を読んだときは、かなりストレートな言葉が散りばめられている印象を受けました。とても分かりやすいと言いますか、すっと歌詞が入ってくるように感じていて。ストレートな可愛らしい歌詞だからこそ、どうやって歌として年相応に表現しようかは考えました。
──お気に入りのフレーズは?伊藤:2番のサビの最後にある「どうぞ召しませ My love」というフレーズが大好きなんです! 今まではストレートな歌詞ばかりだったのに、そこで急に大人っぽさを見せつつ、さらに“召しませ”というあまり聴き馴染みのない言葉選びで気を引くところは、きっとドキッとするポイントだと思います。
──たしかに、そのフレーズを2番の最後に持って来られると、聴いている方もドキッとしてしまいます。伊藤:本当に素晴らしいですよね! 「急に来た!」って驚いちゃいます(笑)。私もレコーディングのときは、より一層可愛らしさを意識して歌いました。
──レコーディングはいかがでしたか?伊藤:今まで歌ったことのない曲ということもあって、レコーディングが心配でとても練習して臨みました。こぶしの入れ方やリズムの取り方も難しいので、練習して持っていったものを確認しながらひとつずつ丁寧に進めていって。
また、楽曲が楽しくてハッピーな曲ということもあって、レコーディング自体も楽しい雰囲気で最後まで終えることができました。
私の苦手な英語の部分は、多保(孝一)さんやディレクターさんに教えていただきつつ、何度も何度も試行錯誤して(笑)。そういった意味でも「恋はMovie」はこだわりの強い楽曲だと思います。
──今回、作曲を手がけた多保孝一さんと、作詞を手がけたSally#Cinnamonさんとは初対面になりますよね。伊藤:はい。ただ、個人的にお二方のことは以前から知っていました。今回は残念ながらサリーさんとはお会いできなかったんですけど、歌声などは聴かせていただいていて、とても素敵な歌や詞を書かれる方だという印象がありました。
多保さんは温和で優しい方で、ひとつひとつのアドバイスを的確にくださるんです。優しいお兄さんのようなイメージで、レコーディングやプリプロ(※)にも立ち会っていただきました。
曲作りの間はずっとご一緒させていただけて、仲良くなれたんじゃないかなと思います。
でも初めてお会いするときは、芸能人に会うような気持ちでハラハラドキドキしていて(笑)。
※プリプロダクションの略。収録前の準備や作業のこと。
──(笑)。伊藤:あと私の歌声について評価してくださったことが個人的には嬉しかったです! 多保さんとはプリプロで初めてお会いしましたが、歌い終わった後に「良いですね!」と言っていただけたことは本当に嬉しかったです。
多保さんにそう言っていただけたからこそ、私も自信を持ってレコーディングに臨むことができたんだと思います。
──ということは手応えはバッチリ?伊藤:バッチリです!
ファンのために、ファンに向けて、ファンと一緒に作った一曲──カップリングの「all yours」についてもお聞かせください。こちらはFRESH LIVEで生配信中の番組「フレッシュはじめました」のテーマソングになっています。伊藤:番組の中に、ファンの方たちと一緒に楽曲を作っていくテーマソングプロジェクトという企画があって、その中で生まれた楽曲です。
──そもそも番組はどういった内容になっているのでしょうか?伊藤:私がやりたいことや、未体験の企画に挑戦することがコンセプトの生配信番組です。企画では、私が一人旅をするためロケに行ったり、今回のようにみなさんと一緒に曲を作ったりと様々なチャレンジを試みていて、とてもフランクな形で放送をしています。
素の私が垣間見える部分がたくさんあるので、ファンの方々はもちろん、私のことをあまり知らない方にも見ていただけたら、私自身のことがよく分かる番組になっていると思うので、ぜひ見ていただきたいです!
──では、あまり伊藤さんのことを知らない方に対しては、入り口のような番組になると。伊藤:そんな番組になっていると嬉しいですね。視聴者の方との距離感も近いので、みなさんと一緒に番組を盛り上げていきたいと思います。
──テーマソングプロジェクトではクラップ音の募集もされていたそうですが、こちらはかなり新しい試みだと思いました。伊藤:みなさんにクラップの音源を応募していただいたり、ファンの方にレコーディングスタジオに来ていただいてイベントという形でクラップを収録しました。タイトル案や歌詞、楽曲の方向性などのアンケートを募ったり、応募していただいたりして、その意見をインスパイアしつつ私が詞を起こしていったので、「all yours」はファンの方の力があってこそ出来上がった楽曲です。
──また、伊藤さんが作詞を手がけたという意味では第二子にあたる楽曲になります。伊藤:1stアルバム収録の「あお信号」で作詞させていただいてから、ずっと「作詞をしたい!」と言っていて(笑)。そこで今回、自分の番組のテーマソングを作るという機会に恵まれました。
楽しくもあり、難しくもありましたが、ここでも初挑戦することができて良かったと思います。
──しかもタッグを組むのは、伊藤さんのデビュー初期から楽曲を提供されている睦月先生ですからね。伊藤:もう安心・安全の睦月先生です(笑)。そこに不安は一切ありません。レコーディングやプリプロも立ち会っていただきつつ進めていきました。歌詞も「素晴らしいです」というお褒めの言葉を言ってくださってものすごく嬉しかったですし、良かったなと思います。
睦月先生の楽曲はキラキラとした楽曲から情緒あふれる楽曲まで、とても幅広いジャンルの曲を書いてくださる大好きな作曲家さんなんです。そんな素敵な作曲家さんの音に、私が考えた言葉を乗せられることはとても光栄に思いました。
──作詞にあたってはどういったテーマで進められたのでしょうか。伊藤:番組内で曲に関する様々な意見をいただいたうえで、番組タイトルにちなんでフレッシュな、新しいことを始めるみなさんの背中を押してあげられるような歌詞にしようと自分の中でイメージを固めつつ書き進めていきました。
──言葉選びもファンとの距離感を大事にされているような印象を受けました。伊藤:ファンの方を思い、ファンの方に向けて、ファンの方と一緒に作った楽曲なので、私を応援してくれるみなさんに向けたメッセージになっています。
たくさんファンの方から「みっくの声を聴くと元気になるよ」「会いに行けることが嬉しいよ」「また明日から頑張れるよ」という言葉をいただくことが多く、その嬉しさを詞に起こしています。
そのため、少しでも私のことを近くに感じていただけるように受け取っていただけたら嬉しいですね。個人的には言葉選びも上手くできたと思っているので、ぜひ応援してくださるみなさんに聴いていただきたい楽曲です。
──タイトルを考えたのも伊藤さん?伊藤:はい。みなさんの意見を肯定させていただいたことから「私自身の声や姿はファンのみなさんのためにあるんだよ」という“私自身がすべてあなたのもの”という意味も込め、サビの最後に出てくる「all yours」をタイトルにしました。
あと、私のことをあまり知らない方に対しては別の意味も込めていて。新しく何かを始めることに対して不安になっているときに、背中を押してあげる気持ちで“大丈夫、最終的にはあなたのものになるからね”という意味合いも含まれています。
──だから聴いている方に向けて語りかけるようなフレーズが散りばめられているんですね。伊藤:せっかく私が書くのなら、私が書く意味のあるものにしないといけないと思ったんです。きっと普通に書くよりは私が語りかけているような詞にする方が、距離の近さを感じてもらえるんじゃないかなと思って書きました。だから曲も歌詞もぜひ注目して聴いてほしい一曲です。
──ちなみに今後、作曲をしてみようと思うことは?伊藤:そもそも私は楽器が何もできないので、まずは何かしらの楽器を演奏できるようになることから始めないといけませんね。ある程度、楽器が演奏できなくても作曲はできると聞きますが、せっかくならちゃんと音楽に詳しくなってから作曲に挑戦してみたいなと思います。
とはいえ、作曲に関しての欲は今のところあまりなくて。作曲家の方々と近くでお仕事をしているからこそ、そんな簡単にできるものじゃないことは分かっているんです。
作詞に関しては大学で国文学科を専攻しているので、個人的な自信があったからこそなんとかできましたけど、音楽に関してはまだまだなので。今後のことはまだ分かりませんが、なんとなく様子を窺っていきたいと思います(笑)。
「新しい伊藤美来の一面がぎゅぎゅっと詰まった一枚になっています」──MVについてもお伺いしたいのですが、今までのMVと比べるとかなりポップな仕上がりになっていますね。伊藤:「恋はMovie」は自分の恋をプロデュースするという内容なので、MVの中でも自分が映画監督になって、妄想の中で色々な映画を作ってプロデュースしていくような内容になっています。今までのMVでは遠くに出かけたり、自然の中で歌ったり……。

──夜の街を駆け抜けたり?伊藤:「Shocking Blue」では駆けましたね、屋上で歌ったり(笑)。2月にワンピース1枚で撮影していたので寒かったです(笑)。ただ、これまではストーリー性のあるMVが多かったんですけど、今回はただただ楽しみながら、ハッピーな気持ちで最初から最後まで見ていただけるようなMVになりました。

──楽曲と同じく新たな伊藤さんの一面が垣間見えるMVだと思います。場面転換も多く、様々なシチュエーションの伊藤さんが垣間見えていて。伊藤:驚いたり笑ったり困ったり……色々な表情の私が見られると思います。個人的にも撮影を通して色々なことができて楽しかったです!
──DVD付き限定盤Bには、昨年の2017年10月14日に行われた「Ito Miku Birthday Live Miku\'s Adventures 2017 "Island of aquaveil"」のライブ映像が収録されます。伊藤:ライブ映像をパッケージ化すること自体、私にとって今回が初の試みになります。このライブの時も、パッケージ化されることを全く聞いていなくて(笑)。「あくまで記録用として撮っていますよ」くらいの感覚だったので、カメラアピールなどを一切していないんです。ただ、ライブを楽しんでいるありのままの姿がリアルに伝わる映像になっていると思います!
また、ソロデビュー後の楽曲ははすべて収録される予定なので、その場に来てくださったファンの方には当時を思い出しながら見ていただきたいですし、まだライブに行ったことのない方はこの映像を見て私のライブの雰囲気を感じていただければ嬉しいな思います。
──どういったところが見どころになると思いますか?伊藤:とにかく、このライブはアルバムがリリースされた直後だったので、初披露の楽曲ばかりでした。「初披露の楽曲がこんなにある!?」と、驚くほどたくさん練習した思い出があるので(笑)。そんな楽曲たちがたくさん詰まっているところは見どころになると思いますし。
そして、価格がなんと2,000円なんです! これだけボリューミーで! たっぷり50分近くのライブ映像が入って、CDも聞けて、なんと2,000円!(笑)
──もっと高い値段に設定してもおかしくない内容なのにお得ですよね(笑)。スタッフ:初めての方にもぜひ一度見ていただきたいという意を込めて、今回の価格設定にさせていただきました。
伊藤:そういうことらしいです(笑)。
スタッフ:もちろん要望はたくさん寄せられていました。FRESH LIVEの番組内で行われた企画会議のときにも映像化を求める声を多数いただいていて。
伊藤:「最初は記録用だったけど、ライブ映像を見たいという声が多かったからやっぱり……!」ってことですか?(笑)
スタッフ:いえいえ、もともと想定はしていました(笑)。ただ、ライブ全曲を収録しようとまでは考えていなくて、「何曲か抜粋した形にしましょう」という流れで進められていたんです。
伊藤:らしいです! 現時点ではまだ見られていないのでどうなることやら……!
スタッフ:大丈夫です(笑)。どうなっているかと聞かれれば、いい感じになっていると思います。
伊藤:(笑)。なので両方とも見ていただきたいです。MVのメイキングは、本当の意味でオフショット映像になっていると思います。曲も撮影も楽しく、自分が見ていても「なんかこの人楽しそう! ずっと笑ってる!」と思うほどで(笑)。そんな姿も見ていただけたら嬉しいです。
──そして9月30日にはワンマンライブ「伊藤美来 4th Live Miku\'s Adventures 2018」、10月13日にはバースデーイベント「伊藤美来 Birthday Event 2018」が控えています。伊藤:ワンマンライブ自体は今まで3回ほどさせていただき、今までは誕生日の前後に開催していましたが、今回は切り離しています。なので、これまでとは気持ちが少し違うんです。
今までは誕生日ということもあってお祝いしてもらいたい気持ちがありながら、みんなにも楽しんでほしいというスタンスだったんですけど、今回はひとりのアーティストとして、しっかりと楽曲をお届けすることを考えてパフォーマンスができたらいいなと思っています。
──アーティストとしての伊藤さんの全力が見られると。伊藤:そうですね、全力を出したいと思います! 初めての東京国際フォーラム ホールC、しかもライブは一公演しかないので、そのステージにすべてをぶつけたいです。ちなみに『恋はMovie』が発売した後なので、コンセプト的にも楽曲に寄った内容になるんじゃない……かな? ……と思っています(笑)。ぜひ今回のシングルをお手にとっていただき予習していただけると嬉しいですね。
──それでは最後になりますが、発売を楽しみにしているファンの方へメッセージをお願いします。伊藤:夏にぴったりなポップでハッピーな楽曲として、『恋はMovie』をみなさんにお届けできることができて嬉しく思います。新しい伊藤美来の一面がぎゅぎゅっと詰まった一枚になっていますし、ファンの方に聞いていただきたい私の作詞曲も入っています。
イベントも来年までたくさん決まっているので、ぜひぜひ私に会いに来ていただけたら嬉しいです! リリースイベントも行います! 近くでお話する機会や生の声を聞いていただく機会がたくさんあるので、ぜひ会いに来てください。よろしくお願いします!
──ありがとうございました。[取材・文・撮影/鳥谷部宏平]
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● 収録内容M1. 恋はMovie (作詞:Sally#Cinnamon、作曲:多保孝一、編曲:中塚武)
M2. all yours (作詞:伊藤美来、作曲・編曲:睦月周平)
 
イベント情報タイトル:『Animelo Summer Live 2018 “OK!”』
日時:8月24日(金)
時間:14:00開場、16:00開演
会場:さいたまスーパーアリーナ(スタジアムモード)
ワンマンライブとバースデーイベント開催決定今年はなんと”2会場”での開催となります。
タイトル:伊藤美来 4th Live Miku’s Adventures 2018
日程:2018年 9月30日(日)
時間:OPEN 17:00 START 18:00
会場:国際フォーラムC
タイトル:伊藤美来 Birthday Event 2018
日程:2018年10月13日(土)
時間:1st OPEN 13:00 START 14:00 2nd OPEN 17:30 START 18:30
会場:新宿FACE
 
伊藤美来の「フレッシュはじめました」映像配信プラットフォーム「FRESH!」で放送中の伊藤美来のレギュラー番組。隔週水曜21時から1時間の番組を生放送中。
https://freshlive.tv/ito_miku (公式チャンネル)
https://twitter.com/itomiku_fresh (公式Twitter)
 
伊藤美来さんプロフィール10月12日生まれ。スタイルキューブ所属。
2012年、第1回スタイルキューブ声優オーディションに合格。2013年ゲーム『アイドルマスターミリオンライブ』の七尾百合子役で声優デビューを果たした後、2014年『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』の宇佐美奈々子役でテレビアニメに初主演を果たす。
2017年はTVアニメ『武装少女マキャヴェリズム』の百舌鳥野のの役、『アクションヒロイン チアフルーツ』赤来杏役などに出演。2018年『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』にマジンガールズとして出演、そしてTVアニメ『BanG Dream! ガルパ☆ピコ』に「ハロー、ハッピーワールド!」弦巻こころ役で出演中。
歌手としてはキャラソンの他、2016年10月12日のハタチの誕生日に満を持してソロでメジャーデビューを果たし、2017年10月11日に1stソロアルバム「水彩〜aquaveil〜」を発売。『Animelo Summer Live 2018 “OK!”』の8月24日公演にソロでの初出演が決定している。
 
http://columbia.jp/itomiku/ (日本コロムビア特設サイト)
https://ameblo.jp/itou-miku/ (オフィシャルブログ「みく色のプロローグ」)
https://twitter.com/InfoItomiku (オフィシャルTwitter)

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