「これ、毒です」恍惚顔から一転…アニメ『薬屋のひとりごと』猫猫が園遊会で見せた異才
2024年8月15日(木)21時0分 ABEMA TIMES
ひとすくいのスープを口に運ぶや、目をうっとりさせ、唇をぺろり……。頬を赤らめ、体を震わせんばかりの恍惚の表情を浮かべた少女はしかし、次の瞬間こう呟いた。「これ……毒です」。アニメ「薬屋のひとりごと」でよく知られるこのセリフは第6話に登場する。「猫猫というキャラを象徴するシーン」と言われる印象的な姿だ。
【映像】毒に陶酔…からの「これ、毒です」(13分1秒ごろ〜)
アニメ「薬屋のひとりごと」は、日向夏氏によるライトノベルが原作。コミカライズもされ、シリーズ累計3300万部を突破している。主人公は、花街の薬師だった少女の猫猫(CV:悠木碧)。後宮で“毒見役”として働くことになった猫猫が、美形の宦官・壬氏(CV:大塚剛央)とともに事件を解決する謎解きエンターテインメントだ。2025年には第2期が放送されることが決定している。
壬氏に帝の寵妃の毒見役に取り立てられた猫猫は、もともと薬師をしていた毒と薬に異常に執着を持つ変わった少女。ドライな性格で、普段はけだるげな様子を見せることも多いが、毒や薬が関わると豊富な知識と深い洞察力で物事を解決していく。
アニメ第6話では、園遊会の場で猫猫が料理に毒が盛られていることを身を挺して明らかにする場面があった。帝や寵妃たちが口にする料理を配膳の前に毒見する猫猫。武官たちが見守る中、落ち着いた様子で次々と料理を口に運ぶが、スープを飲んだ途端目をトロンとさせ舌なめずりする。恍惚とした表情に見ていた武官の李白(CV:赤羽根健治)は「どれだけ美味いんだ!?」と目を見張ったが、猫猫は我に返ると口元をぬぐいながら「これ、毒です」と淡々と言い放ったのだった。
毒に対する耐性があるばかりか稀代の毒好きである猫猫がその才覚を発揮した名場面に、放送当時「猫猫というキャラを象徴するシーン」「台詞痺れた!」「最高にかっこいいし綺麗」と絶賛の声が続出した。
同シーンはアニメのPVでも使われていたためこのセリフを知っていた人も多かったようで、「これ毒ですきたー!」「屈指の名シーンが見られて大満足」「今回はこれを見たかったまであるw」といった声も。また猫猫役の声優・悠木碧がセリフをPV版とアニメ版で演じ分けられていることにも注目が集まり、ネット上では「こだわりが凄い……」「結構違う演技」と驚くファンも多くいた。
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会