地上波テレビから『オカルト番組』が消えた“ごもっとも”な理由

8月17日(土)11時1分 まいじつ


(C)kittirat roekburi / Shutterstock



かつて日本中で大ブームになったオカルト番組だが、今ではすっかりその姿を消してしまった。80〜90年代には霊能者の宜保愛子さんが一世を風靡。各局でオカルト番組の特番が組まれ、引っ張りだこだったことを思い出す人も多いだろう。


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雑誌では心霊写真コーナーが人気となり、著名な霊能者がその真贋を見極める企画も好評だった。スマホの普及により、誰でも簡単に合成写真が作れるようになるや、誰も見向きもしなくなってしまったが、オカルト番組も同じような理由により下火になったのだろうか。


「正直、今でもオカルト系のネタは人気があるんです。しかし、地上波で放送すると『嘘くさい』『ヤラセじゃないか』など、視聴者からの抗議が凄まじい。また、最近は霊感商法やマルチ商法など、人の弱みにつけ込む犯罪が増えていることから、それらを想起させる話はスポンサー受けも良くないですね。かつて美輪明宏と一緒に『オーラの泉』(テレビ朝日系)に出演していたスピリチュアルカウンセラーの江原啓之も、今ではすっかり主婦向けのバラエティー路線を全面に打ち出していますからね。これも時代の流れでしょう」(制作会社関係者)


 


そこにロマンはないのか


オカルト番組がなくなった理由として、どこまで真面目に検証しそれを視聴者に伝えるか、制作側の苦悩もあったという。


「オカルトや超常現象を扱う番組は、もともと、嘘か本当かということよりも、視聴者がロマンを楽しむ前提で制作されていました。しかし、今の時代はもはやそれも通用しません。もし、信じてしまった人がいた場合、誰がどう責任を取るかという問題になってしまうのです。最近の番組に『必ずしも』とか『〜といったケースがあります』のように、事前に〝言い訳〟のような注釈が入るのもそのためです。もはやオカルトの謎を楽しむ時代ではなくなってしまったのです」(同・関係者)


もっとも、テレビでは放送されなくなったものの、オカルトの人気がなくなったわけではない。逆に現在はネット上で専用サイトが多数存在し、かなりの人気を博している。世界中のありとあらゆるオカルトネタが手に入れやすいのもネットならではと言えよう。


70年代にスプーン曲げで一躍、時代の寵児となったユリ・ゲラーも、今ではすっかりネタ扱いする向きもあるが、一方でネット上では今でも英雄視するファンも多い。最近ではテレパシーでイギリスのEU離脱を阻止すると発言し、現地メディアで大きな話題になっていた。


どうやらオカルトネタを楽しみたければ、現状、ネットを散策するしかないようだ。


 


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