自分を曲げない映画監督捉える『チネチッタで会いましょう』ポスター&場面写真
2024年8月19日(月)17時30分 シネマカフェ
本作は、時代の変化についていけず、真ん中にいると思っていたらはみ出してしまっていた映画監督が、失意の後に大切なことに気づくというヒューマンドラマ。フェリーニやキシェロフスキ、スコセッシなど映画へのオマージュを交えながら、変化の激しい世界に適応することの難しさをユーモラスに描き出す。
この度解禁されたポスタービジュアルでは、ナンニ・モレッティ監督演じる主人公のジャンニが周りに総スカンを食いながらも、自分を曲げようとはしない様子が映し出されている。「すべてのおかしいは幸せに通ず」というコピーが添えられ、映画への敬意と愛に溢れた作品であることが伺える。
監督自身が製作・脚本・出演も兼ね、共演にはモレッティ作品の常連マルゲリータ・ブイや、俳優であり監督のマチュー・アマルリックなどが脇を固める。撮影は90年余の歴史を持つヨーロッパ最大の撮影スタジオであるチネチッタ撮影所で行われた。
併せて場面写真も解禁。歳を取り、本人も昔と違ってしっくりこないことは分かりつつも、映画を愛し家族を愛してきたジャンニの様子が切り取られている。
『チネチッタで会いましょう』は11月22日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。