ファンタジー映画のワンシーンを切り取ったかのような美麗ジャケ〜コンチェルト・ムーン『レイン・フォレスト』〜平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)連載

8月21日(水)12時0分 耳マン

音楽と絵画を愛するお笑い芸人・平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)が美術館の館長となり、自身が所持する数々のCDジャケットのなかから絵画的に見て優れているもの、時に珍しいものをご紹介する連載。


第55回:ファンタジー映画のワンシーンを切り取ったかのような美麗ジャケ


今回ご紹介するのはこちら。

コンチェルト・ムーン『レイン・フォレスト』(1999年)

1996年にギタリストの島紀史を中心に結成されたヘヴィメタルバンド。島は日本のギターヒーローのひとりに数えられるほどの腕前で、スタイル、音楽性ともにイングヴェイ・マルムスティーンの影響をもろに感じさせる。しかし本人が言っているように、イングヴェイの表面上の個性である速弾きやクラシカルなフレーズばかりをただなぞるように真似するのではなく、もっと深いところにあるフィーリングの部分を大事にしており、また美しいメロディを紡ぎ出す才能にも長けているので、数多いイングヴェイフォロワーのなかでもしっかりとオリジナリティを確立させることに成功しているギタリストだと思う。

それがもっとも顕著に表れているのがタイトル曲でありインストゥルメンタルの『Rain Forest』で、ギターが最大の聴きどころとなっている本作のなかでも、もっとも歌心にあふれたギターを味わうことができる。もちろんほかの曲でも優れたリフやソロなどは多く聴けるが、それだけでなく歌メロそのものも素晴らしいので、このアルバムが彼らの初期の最高傑作と言われるのもうなずける内容である。(次ページへ)

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