【インタビュー】『二ノ国』新田真剣佑「“命の大切さ”について、改めて考えるいい機会になりました」永野芽郁「色鮮やかな世界観。自分がその世界に行ったら…と想像しながら楽しんでください」

8月21日(水)14時48分 エンタメOVO

永野芽郁(左)と新田真剣佑

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 8月23日から全国公開されるアニメーション映画『二ノ国』は、「妖怪ウォッチ」を送り出したレベルファイブの人気ゲーム「二ノ国」の世界観を基に、オリジナルストーリーで展開する青春ファンタジー。現実世界と、命のつながりを持つ魔法の世界「二ノ国」を舞台に繰り広げられる少年たちの壮大な冒険を、色鮮やかな世界観の中に描き出す。豪華キャストが声の出演に名を連ねる本作で、親友のユウ(山崎賢人)と共に冒険を繰り広げる高校生ハル役に起用されたのが新田真剣佑。そして、ハルの幼なじみコトナと二ノ国のエスタバニア王国のお姫様アーシャの二役を演じるのが永野芽郁。アニメーションの声優初挑戦の2人に、その舞台裏や作品の見どころなどを聞いた。



−アニメーションの声優初挑戦の感想を。

新田 今までアニメーションはいろいろ見ていましたが、今回初めて声優をやらせていただき、普段何げなく見ている声優の方々のお仕事がいかに難しいものか、思い知りました。感覚だけでは演じられない、深いお仕事なんだな…と。

永野 すごく難しかったです。普段私たちがやっているお芝居は、周りの風景やセット、自分の体など、いろんなものを使って表現することができますが、声優は声だけで表現しなければいけないので、声の幅がすごく重要。慣れるまで時間がかかりましたが、とてもいい経験になりました。

−永野さんは二役を演じましたが、その点はいかがでしたか。

永野 最初はいろいろ考えました。二役をやるには、声を変えないといけないのかな、とか…。でも、収録のときは、現場で皆さんのアドバイスを聞きながら、自分の中で低くしたり、高くしたり…と変えていった感じです。自分一人では絶対にできなかったと思います。

−監督やスタッフの方からは、どんなアドバイスがありましたか。

永野 細かく指示を頂くというよりも、自分の感情に乗せてやっていく中で、「もうちょっと抑えようか」とか「もうちょっと声を張ろうか」みたいな感じで、アドバイスを頂きました。

新田 自分たちが用意してきたものを一度やってみて、監督から意見を頂いて微調整をしていく…という感じでした。

−新田さんは普段、テレビドラマや映画ではクールな印象がありますが、今回のハルという役は、はつらつとした感じで新鮮でした。

新田 元気な高校生を演じようと思っていたので、テンションを上げるのが大変でした。僕、朝が弱いので…。

永野 朝弱いよね(笑)。

新田 芽郁ちゃんはいつもニコニコしているけど…(笑)。なので、朝からシャワー中、歌ってからスタジオに入ったり、収録の前に飛び跳ねたりして、テンションを上げました。

−永野さんは演じる上で苦労した点などは?

永野 アーシャ姫が二ノ国について説明するせりふを、自分の中に落とし込んで言うまでに少し時間がかかりました。やっぱり、普段私たちが暮らしているのとは違う世界でなじみがない分、どんなことを言っているのか、きちんと理解しないと言葉としてうまく出てこないので…。だから、難しい言葉は意味を調べて、家で読み上げたりしていました。

−お二人はこれまでもドラマなどで共演した経験がありますが、今回改めて共演してみた感想は?

新田 芽郁ちゃんは天使です。太陽です。

永野 やったー!(笑)。

新田 おかげで元気になりました。

永野 会うたびに褒めてくれるので、一緒にいると「ああ、私は女の子なんだ」と思えるんです(笑)。今回は現場で一緒になる機会はありませんでしたが、また今度、お芝居を一緒にできたらいいな…と改めて思いました。

新田 (初めて会ったのは)16歳とか17歳の頃だよね。

永野 高校1年生のときからだもんね…。お互い、少し大人になりました(笑)。

−新田さんが演じるハルは、慎重なユウとは対照的な行動派ですが、ご自身はハルとユウ、どちらに近いでしょうか。

新田 僕はすぐ行動に移すタイプなので、ハルの方が近いと思います。演じているときはあまり意識していませんでしたが、改めて振り返ってみると、ハルだな…と。

−永野さんは、コトナとアーシャ姫、どちらに近いでしょうか。

新田 芽郁ちゃんはアーシャ姫です。お姫様なので(笑)。

永野 アーシャ姫タイプですね…(笑)。でも、お姫様だから…というよりも、アーシャには一国の姫として「自分はこうあるべき」という部分と、「本当の私はこうなのに」と思っている部分があるんです。私も、お仕事をしているときの自分と、「普段の私はこう」という二つが自分の中にあるので、そういうところはアーシャと似ているな…と。

−「命を選べ。」というキャッチコピーの通り、この作品は「命」がテーマになっています。演じてみてどんなことを感じましたか。

新田 普段、あまり意識することのない“命の大切さ”について、改めて考えるいい機会になりました。僕たちが生まれてきたことだけでも奇跡だし、自分の周りもこの地球自体も命の塊なんだな…と。今は、「1日1日を大事にしながら、楽しんで生きていきたい」という気持ちです。

永野 命があるから私たちは生きているわけで、命は全ての始まりで、ものすごく大事なもの。でも、生きていれば常に選択を迫られます。その中には、時には命にかかわることもあります。そんなとき、自分の心の声を信じて、選択ができる人はカッコいいな…と。皆さんにも、命も含めて、何かを選ぶことの難しさやカッコよさを感じてもらえるのではないでしょうか。

−最後に、この作品の見どころを。

新田 「普段、当たり前に思っていることが幸せなんだ」ということを再確認できる映画だと思います。二ノ国の世界観もすごくカラフルで、とてもきれいな映像に仕上がっています。そういう部分に注目して、楽しんでいただければうれしいです。ぜひご覧ください。

永野 全編を通して色鮮やかな世界観ですし、自分がその世界に行ったらこんなふうになるのかなと想像しながら楽しむことができると思います。それと同時に、私たちのリアルと重なる部分もたくさんあるので、気持ちよく、楽しみながら見て、いろんなことを吸収してもらえたらうれしいです。

(取材・文・写真/井上健一)

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