エヴァンジェリン・リリー、ワスプの装備“羽”について明かす 『アントマン&ワスプ』
2018年8月22日(水)17時15分 シネマカフェ
◆アントマンとは正反対!? 頼れる“パーフェクト女性ヒーロー”ワスプ
ある大事件をきっかけにFBIの監視下に置かれてしまう、“頼りないヒーロー”アントマンの相棒となるのが、頭脳明晰で戦闘能力の高いワスプ。彼女は、アントマンの開発者ピム博士の娘・ホープであり、彼女もまた父の開発したスーツと脅威の身体能力で、完璧な女性ヒーロー(あえてのヒーロー)、ワスプとなるのだ。
公開中の予告編では、ワスプが華麗に舞いながら敵と戦ったり、敵の車に乗り込み、すばやく大小にサイズを変化させ車内の敵をあっさり撃破したり、敵が投げた包丁を俊敏に交わしたり…と、彼女の逞しさ、そして戦闘能力の高さが伺える。
◆マーベル初のメインタイトルとなった女性ヒーロー
ブラックウィドウやスカーレットウィッチなど、マーベル映画ではこれまでも“女性ヒーロー”が活躍してきたが、女性ヒーローの名がメインタイトルになるのは、今回のワスプが初めて。
ワスプ役を演じたエヴァンジェリン・リリーは、「私にとって、ワスプをちゃんと女性らしく演じることは重要だった。女性らしさに性的魅力を加えるのではなくね」と話し、「ただ女性を男性のように行動させたり、パワフルなだけの女性像を描くのではなく、尖ったつま先、指、頭がうまくバランスがとれていて、姿勢も素晴らしく、エレガントで優雅という完全に女性的なところは残しながら、大暴れするところを重要視したの」と女性ヒーローならではの“強くて美しい”魅力を引き出していったと明かした。
◆ワスプに与えられた“羽”が象徴するものとは…
予告編にも登場するように、ワスプにはアントマンにはない“羽”がスーツに装備されている。
エヴァンジェリンは「羽は、女性らしさや優雅さの素晴らしい要素を持っているわ。そしてヒーロー映画に興味がなくて、妖精やエルフが好きな小さな女の子の心のドアを開けるの」と言い、続けて「この映画のプロデューサーの姪は、マーベル映画には興味はなかったけれど、ワスプに羽があると知って、この映画をみたいと言ったらしいわ。それは私にとっても意味のあるものだったし、小さな女の子たちが、自分の女性らしさを否定しなくても、十分パワフルだとういことを伝えることができるの」と、“飛ぶ”という機能以上の意味があると説明している。
エレガントや優雅さを象徴する“羽”があることによって、小さな女の子や女性までもが憧れるヒーローになったワスプ。本作ではアントマンだけでなく、そんなカッコいい女性ヒーローの活躍にも注目だ。
『アントマン&ワスプ』は8月31日(金)より全国にて公開。