香取慎吾、「大好き」萩本欽一のマネージャー役 伊藤淳史と『西遊記』以来18年ぶり共演

2024年8月24日(土)4時0分 マイナビニュース

俳優の香取慎吾が、日本テレビ系大型特番『24時間テレビ47』(8月31日〜9月1日)内で放送されるスペシャルドラマ『欽ちゃんのスミちゃん 〜萩本欽一を愛した女性〜』(8月31日21:00すぎ〜)に出演する。
日本のエンタテインメント史を塗り替えたコメディアン・萩本欽一(欽ちゃん/伊藤淳史)と、そんな大スターに寄り添い続けた妻・澄子(スミちゃん/波瑠)の愛の物語を描く同ドラマ。香取は、欽ちゃんの若かりし頃から約半世紀にわたり、今なお伴走し続けるマネージャーを演じる。
香取は、萩本と『全日本仮装大賞』(日本テレビ)で20年以上一緒に司会でタッグを組んでいることで知られるが、初共演となったのは1994年。弱冠17歳にしてレギュラーに抜てきされた香取だったが、バラエティ番組での対応力、瞬発力や愛嬌を見て取り、その才能を見抜いた萩本は、熱心に香取を導き、香取もその教えに貪欲に食らいついていったという。
当時のことを、香取は「欽ちゃんからもう本当にいろんなことを教えてもらいましたが、大きかったのは、僕が10代の頃、『慎吾ちゃん、何も考えなくていい。思ったこと言って』と言ってくれたこと。そこから僕はバラエティ番組などで、頭に浮かんだことを声にするスタイルを作ることができました。香取慎吾というものを形成してくれた、大きな1つだったと思っています。他にもたくさん技を学ばせてもらいましたが、単純にバラエティとしての技というだけではなくて、『そこにはちゃんと心が必要で、愛を持っていないと』と教わりました」と振り返る。
こうして2人は30年、親子のような、師弟のような、古くからの親友のような、一言では表しがたい関係を築いており、「欽ちゃんは僕にとってすごく大きな存在です。大好きです」と語る。
香取は、昨年の『第99回全日本仮装大賞』の収録前に、今は亡き欽ちゃんの妻・スミちゃんの肖像画を描いてサプライズでプレゼントしている。香取がこの絵につけたタイトルは「スミちゃんの欽ちゃん」だ。
香取は「スミちゃんは、きっと欽ちゃんのことを否定も肯定もせずに、だけど温かく寄り添う人だったんだろうなと思います。欽ちゃんはスミちゃんが奥さんで、幸せだったろうな。欽ちゃんとスミちゃんのお二人にしか作り上げられない、この上ない夫婦の形を描くドラマに参加させてもらうことがとても楽しみです」とコメントした。
今作には、萩本が第1回放送の司会を務めた『24時間テレビ』や、エンタメ界に変革をもらした数々の番組のアーカイブス映像・初出しの密着映像も織り交ぜて放送。中には、香取との心温まる場面も登場する。
今回香取は、萩本欽一役の伊藤淳史と、は18年ぶりのドラマ共演。06年、ドラマ『西遊記』(フジテレビ)で、香取は主人公・孫悟空を演じたが、その大切な仲間である猪八戒に扮したのが伊藤だった。18年の時を経て、コメディアンとそのマネージャーという、またしても「仲間」の間柄での久しぶりの“再会”となった。
香取は「またご一緒できてすごくうれしかった! 今回久々に会って、懐かしい話もできてすごく楽しかったです。本作では僕の大好きな欽ちゃんを、伊藤さんという大好きな俳優さんが演じていて…。伊藤さんは欽ちゃんでしたよ! 欽ちゃんの、すごく特徴がある話し方が急にぽこっと入る、そんな感じもとても似ています。大好きな俳優さんが、僕の大好きな欽ちゃんを演じることもうれしかったです」とコメント。
伊藤は「久々の共演でドキドキしていましたが、支度中に“悟空! お久しぶりです!”と呼びかけたら、“猪八戒!”と呼び返してくれて(笑)。香取さんは身近に欽ちゃんを見て、マネージャーさんもご存じの方。香取さんが今日、マネージャーさんが欽ちゃんをとても大事にして、大好きでいてくれているということを表現してくださったおかげで、とても楽しく演じることができました」と話している。
最後の共演シーンを撮影したあとは「写真撮ろうよ!」と仲良く互いに記念撮影し、「また何年後か…共演したいね!」と笑顔で語り合っていた。
香取のコメント全文は、以下の通り。
——本作は、欽ちゃんがこれまであまり語ってこなかった妻・スミちゃんとのストーリーです。脚本を読んでどう感じ、どのように役作りをされましたか?
僕は結構欽ちゃんのことを知っている人間だと思っているんですが、このドラマでは、その僕でも知らないことが描かれていてびっくりしました。僕でも見たことのない欽ちゃんが描かれているんだから、これは映像になった時に、さらに僕も皆さんもびっくりすると思います。こんなことを経験されて、欽ちゃんは今に至るんだなと、いろんなことを知ることができるドラマになっていると思います。
——今回演じるのは欽ちゃんの若き日から伴走するマネージャーさんの役。役作りはされましたか?
欽ちゃんの近くに何十年も僕もいさせてもらっているので、欽ちゃんのマネージャーさんもよく知っていまして。いつも欽ちゃんの近くにいる本当のマネージャーさんの心が、僕の役にも宿っていると思います。
——欽ちゃんを演じる伊藤淳史さんとは18年ぶりの本格共演です。久々に一緒にお芝居をされて、どう感じましたか?
すごく嬉しかったです。僕の大好きな欽ちゃんを大好きな俳優さんの伊藤君が…伊藤君って言ったことないんですけどね。今回久々に会っても、伊藤君が「悟空さん!」って。僕も「ああ!八戒!」って。『西遊記』っていうドラマで一緒だったので。途中合間に話したら彼が、「いや〜何度か香取さんって言おうとしたけど、無理ですね。やっぱり『悟空さん』は抜けない」って。懐かしい話もできてすごく楽しかったです。これからはもしかしたら「欽ちゃん」って呼べるかもしれないですね。
——伊藤淳史さんの演じる欽ちゃんは、香取さんからご覧になって似ていましたか?
あのね、欽ちゃんでしたよ。欽ちゃんの話し方は、全部が特徴的なのではなくて、急にポコッと特徴的な口調が入ってくるんです。それが本当にそういう感じで。リハーサルしていても「ん?欽ちゃん…?」となりました。しかも欽ちゃんのパターンをいくつも持っていて、監督との話し合いを受けてまた違うパターンの、僕の知っている欽ちゃんを出してくるの。すごいですよ!
——欽ちゃんは、香取さんにとってどんな存在ですか?
もう本当にいろんなことを教えてもらいましたね。大きくは、僕が10代の頃、欽ちゃんが「考えるな」と。無言の欽ちゃんと二人きりの狭い部屋で、僕としては本当に体感2時間くらい、お説教されるのかな?何かを教えてもらうのかな?なんだろう…と思っていたら、欽ちゃんが最後に「慎吾ちゃん何も考えなくていい。思ったこと言って」と言ってくれた。そこから僕はバラエティ番組などで、頭に浮かんだことを声にするスタイルを作ることができました。他にもたくさん技を学ばせてもらいましたが、単純にバラエティとしての技というだけではなくて、「そこにはちゃんと心が必要で、愛を持っていないと」と教わりました。欽ちゃんの存在は、香取慎吾というものを形成してくれた、大きなひとつだったと思っています。欽ちゃんはすごい存在で、大好きです。
——久しぶりの24時間テレビご出演となりますね。
久々に参加できて嬉しいです!しかも欽ちゃんのドラマの中で、ご一緒したことのある伊藤淳史君との共演、すごく嬉しいですね。参加できてない時もテレビの前で見るという形で応援させてもらっていましたが、今回は参加できて本当にうれしいので、たくさんの人に見てもらいたいと思います。
(C)日テレ

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