醍醐虎汰朗ら出演、VRで『宇宙でいちばんあかるい屋根』スピンオフ

2020年8月25日(火)6時0分 シネマカフェ

VRショートムービー『宇宙でいちばんやさしい時間』(C)KDDI

写真を拡大

清原果耶主演の映画『宇宙でいちばんあかるい屋根』のアナザーストーリーとなる、VRショートムービー『宇宙でいちばんやさしい時間』が制作、9月18日(金)よりauスマートパスプレミアム会員向けに限定配信される。



VRショートムービー『宇宙でいちばんやさしい時間』は、劇場公開映画版に続き、『新聞記者』で第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した藤井道人が初のVRショートムービーの監督を務めた。劇場公開映画版のラストシーンで描かれる、主人公つばめ(清原果耶)の元彼・笹川マコトが経験する大切な心優しい一日の出来事が描かれている。

元彼・笹川マコト役をつとめるのは、『天気の子』で主人公・森嶋帆高役として声優に初挑戦して以降、急成長を遂げ、本作劇場公開版でも素晴らしい演技力を発揮した醍醐虎汰朗。

つばめの父親を演じた吉岡秀隆、つばめが通う書道教室の牛山先生役の山中崇、そしてその教室の生徒役の富山えり子が映画本編に続き再結集、マコトの母親役にMEGUMI、星ばあを見守る担当医師役の嶋田久作、そして看護師役に上原実矩らがVRショートムービー版で初参加する。


撮影は、劇場公開映画版と同じく関東近県と山形県鶴岡市にある加茂水族館で実施されたが、キャスト・監督・スタッフ全員がVR撮影が初! ヘッドセットを付けながらの映像確認、360度の映り込みの中、舞台のようなノーカット撮影に挑むなど、初体験だらけの撮影に。

これまで、映画のメイキング映像やオリジナルVR作品は存在するが、劇場公開映画版のアナザーストーリーを同監督が脚本を一からオリジナルで作りあげ、撮影を行うのは今回が初。VRはゲーム性やインタラクティブな機能を使って体験させる作品が主流のなか、ストーリー性のあるシネマティックな作品への新たな挑戦となっている。


藤井監督は「VRでスピンオフ作品と聞いたとき、正直全く自信はありませんでした」と言いながらも、「VR作品は360度、観客が見るところを選択出来るので、芝居を撮る適切な距離感やレンズの選択、カット割りが存在しないのです。頑固なプロデューサー陣に根負けする形で最初は参加しましたが、様々なプロフェッショナルなスタッフのお陰で、新しい映像体験が出来ました。とても満足いく作品になっております」と手応えを覗かせる。

また、醍醐さんも「初めてVRの撮影に参加しました」と明かし、「ほとんどのシーンが1カット長回しで、それによって笹川誠という役に入り込みやすく、藤井監督の世界で生きている感覚になりました。本編には描かれていなかった星ばあとの大切な1日を生きることができて、幸せでした」とふり返っている。

VRショートムービー『宇宙でいちばんやさしい時間』は9月18日(金)よりauスマートパスプレミアム会員限定配信。

『宇宙でいちばんあかるい屋根』は9月4日(金)より全国にて公開。

シネマカフェ

「宇宙」をもっと詳しく

「宇宙」のニュース

「宇宙」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ