音楽はポップで華やかなのにジャケットは......〜レインボー『アイ・サレンダー』〜平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)連載

8月28日(水)12時0分 耳マン

音楽と絵画を愛するお笑い芸人・平井“ファラオ”光(馬鹿よ貴方は)が美術館の館長となり、自身が所持する数々のCDジャケットのなかから絵画的に見て優れているもの、時に珍しいものをご紹介する連載。


番外編(第56回):音楽はポップで華やかなのにジャケットは……


やってきましたヒドいジャケットを紹介する番外編。このコンプライアンス時代にいつかこのコーナーが叩かれる日が来るのではないかとソワソワしております。

え? そもそもそんなに見られてないって?

・・・・・・。

では今週ご紹介するのはこちら。

レインボー『アイ・サレンダー』(1981年)

1970年代にディープ・パープルの内部分裂により脱退したギタリストのリッチー・ブラックモアが新たに結成し、様式美系ハードロックの元祖的存在にして頂点に君臨する偉大なるバンド。カリスマ的なボーカリストで、体はキン消しくらいの大きさしかないわりに驚異的な歌唱力を誇るロニー・ジェイムス・ディオが在籍していたことでも有名。

その後2代目ボーカリストとしてグラハム・ボネットが在籍していたが、短期間で脱退。その後任として加入したのがジョー・リン・ターナー。非常に“陽”な声の持ち主で、彼の個性が加わることによりバンドはジャーニーやフォリナーのようなポップでキャッチーな方向性を展開するようになる。その変化に往年のファンはやはり戸惑ったようだが、有無を言わせないハイレベルの完成度でねじ伏せ、レインボーの名盤のひとつとして数えられるまでになったのがこの『アイ・サレンダー』である。

確かに1曲目の『アイ・サレンダー』からいきなり産業ロック臭がぷんぷん臭ってくるが、名曲なのは間違いないし、何よりジョーの声にこのうえなく合っている。それにポップになったとはいえちゃんと聴けば要所要所に“らしさ”もしっかりと残っており、リッチーのギタープレイも個人的には彼のアルバムのなかでトップクラスに好きだ。(次ページへ)

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耳マン

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