なめられがちな「女の友情」を証明し続ける5人のセーラー戦士

8月29日(土)12時0分 messy

小松彩香オフィシャルブログより

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 とかくなめられがちな「女の友情」。

 それは儚く脆く、ずる賢く計算高い女どもの間に真の友情など存在しないとしばしば言われ、「男の友情」の素晴らしさを際立たせるために使われたりする。女の園は、嫉妬深き女の欲望が渦巻く魔窟として描かれ、陰湿かつ陰険なイジメおよび駆け引きのおこなわれる舞台にされがちである。近年では沢尻エリカ主演のドラマ『ファーストクラス』(フジテレビ系)が、女たちのドロドロを描き「女こえーw」と話題にされた。

 しかし、女として数十年生きてきたものの「別に女こえーと思ったことないよ?」という女性もいるのではないだろうか。少なくとも私はそうで、互いに足を引っ張り合わず、いつどんなタイミングで会っても朗らかに笑い合える女の友人コミュニティをいくつか持っているからだ。だから私は女に失望していない。そして「女の友情」を嘲笑するための舞台装置として機能させられる「女だらけの物語」を見聞きすることに辟易している。

 この「女の友情」を証明してくれるちょうど良い例が、特撮ドラマ『美少女戦士セーラームーン』の5人である。

 2003〜04年に丸一年かけ、土曜朝の30分枠にCBC・TBS系で放送された同ドラマ。原作は今なお世代を問わず多くの女性たちの心を掴んで離さない、武内直子の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』(講談社)である。アニメシリーズは92年から97年まで続いており、実写版はミュージカルとして93年〜05年まで上演、さらに昨年「セーラームーン20周年記念」として復活したうえ今年も「なかよし60周年記念」のミュージカル公演が予定されている。

 時を経て尚愛され続けるセーラームーンコンテンツだが、ドラマ版出演女優たちの友情も、10年の時を経ても色褪せていないようだ。

 ドラマ版でメインのセーラー戦士5名を演じたのは、セーラームーン=沢井美優(27)、セーラーマーキュリー=泉里香(26)、セーラーマーズ=北川景子(29)、セーラージュピター=安座間美優(28)、セーラーヴィーナス=小松彩夏(29)。当時は全員が新人であったが、この中で最も出世したのは言わずもがな北川だろう。失礼ながら勝手に芸能界内でのお仕事ポジションランキングにはめるならば、北川だけがSクラスなのは誰でもわかることだ。これを格差と呼ぶ者もいるだろう。しかし彼女たちは業界内でのポジションなど一切お構いなしとばかりに、この10年間、親友グループとして頻繁に「戦士の会」を開き、その様子をそれぞれのブログでファンに見せてきた。



 セーラー戦士のうち2人、3人での「会いました」報告もあるが、誰かの誕生日のような特別な日は、欠かさず5人全員が集っている。平日勤務・土日休みという規則的な仕事をしているわけではない5人ゆえ、全員が集まるには全力でスケジュールを調整する必要があるだろう。しかし2014年だけでも(そして彼女らがブログに載せているだけでも)、新年会、8月の北川誕生日会、10月には泉・沢井の誕生日会で二度(一度にまとめず!)、12月に安座間の誕生日で集合している。しかも昨年は「セーラームーン20周年」ということもあってか、メインキャスト5名のみならず他のキャストやスタッフまで結集しての飲み会も開催されており、どれだけ良い現場だったかが伺える。

 特に小松はよくブログ内でセーラー戦士たちについて言及しており、ファンからの「セーラー戦士たちとケンカしたことはある?」との質問に「言われてみれば無いですね。お互いに、良い所も悪い所も理解している気がします」とアンサーしていたりもする。

 彼女たちは芸能界という目だってなんぼの世界で仕事をしているが、だからといってブログに載せて目立つため、ましてや「女の友情を育んでいる私アピール」をするためだけに、ここまで頻繁に集まることは絶対にありえないと断言していい。女の友情が脆く儚いなんて、幻想だ。

(犬咲マコト)

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