イ・ソンミン&ユ・ジェミョンが泥沼へ…韓国ノワール映画『ビースト』予告編

2021年8月30日(月)13時30分 シネマカフェ

『ビースト』(C) 2019 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & STUDIO&NEW. All Rights Reserved.

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『工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男』『目撃者』のイ・ソンミンと、「梨泰院クラス」「ヴィンチェンツォ」のユ・ジェミョン、さらに『白頭山大噴火』のチョン・ヘジンらが出演する『ビースト』から緊迫感みなぎる予告編と場面写真が解禁。さらに『孤狼の血』白石和彌監督が本作に寄せたコメントも到着した。




このたび解禁となった予告編は、犯人逮捕のためなら手段を選ばないハンス(イ・ソンミン)が、どれだけ犯人逮捕を重ねてもこの世から犯罪は消えない、という絶望感を抱えるシーンから始まる。続いて、干潟で切断された左手を見つけるミンテ(ユ・ジェミョン)が映し出され、この猟奇的な犯行の操作に行き詰ったミンテは、かつての相棒だったハンスへ協力を仰ぐがあっさり断られてしまう。

一方、ハンスは情報屋のチュンベ(チョン・ヘジン)から、彼女の犯罪を見逃すことを条件に猟奇殺人事件の犯人を教えると持ち掛けられる。結果的にチュンベの共犯になってしまったハンス。彼の捜査方法に危険を感じたミンテは忠告するが、ハンスは歯牙にもかけない。やがて事件の闇の深さに気づいた2人は、捜査を進めるにつれ抜けられない泥沼へとハマっていく…。

様々な選択肢があった中、運命の歯車はどこで狂ってしまったのか。そして2人が最後に辿り着いた境地とは…!?

また、解禁となった場面写真には、車中でチュンベに銃口を向けられているハンスの様子や、犯人と思しき大男と対峙する刑事たちの緊迫感溢れる様子が切り取られている。

なお、そんな本作に対し、『孤狼の血 LEVEL2』『孤狼の血』や『日本で一番悪い奴ら』など、バイオレンス・ノワールの中で極限の人間心理を描き出すことに定評のある白石和彌監督から絶賛のコメントが到着している。

白石和彌監督「韓国ノワールはまだまだ突き進む」

正義が歪み、運命も歪み、見ている観客の倫理も歪む。腹の底に溜まる粘りのある感情の出口はなかなか見つからない。それでも、どうしようもなくこの映画に惹かれてしまうのは、ノワール映画として最高だからだ。韓国ノワールはまだまだ突き進む。

『ビースト』は10月15日(金)よりkino cinema横浜みなとみらい・立川高島屋S.C.館・天神ほか全国にて順次公開。

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