ヤクルト、なぜ最下位独走? 村上宗隆、山田哲人が記録更新しているのに……

9月2日(月)11時0分 文春オンライン

 今季、ヤクルトの中軸打者の活躍が目覚ましい。


 筆頭は未来の主砲・村上宗隆(19)。8月22日に清原和博以来となる「高卒2年目以内で史上3人目」の30号ホームラン、27日に31号ホームランを放ち、打点もリーグ2位の86(9月1日現在・以下同)。高卒2年目以内の最多記録(中西太・86)を66年ぶりに更新する可能性大だ。



村上は本塁打、打点の二冠王の可能性も ©共同通信社


 山田哲人(27)もプロ野球新記録の33回連続盗塁成功を達成(現在は35)。4度目のトリプルスリーも期待される。


 この2人とバレンティン(35)の3人がリーグの打点ベスト10に入っており、得点はリーグ2位の566点を叩き出しているのだ。


 ところが、順位はセ・リーグ最下位を独走中。いったい、なぜなのか。


「防御率がダントツでリーグ最下位(4.65)、失点もリーグ最多(633)。明らかに投手力が弱く、接戦を落とす。小川(淳司)監督も『(得点を)取った後に取られることがどうしても続いてしまっている』とぼやいています」(担当記者)


 点は取るものの、1点差の試合は12勝22敗と勝負弱さが目立っている。


「OBからは『チームバッティングをしない』と嘆く声が聞こえてきます。青木宣親から続く中軸打線には迫力がありますが、最下位ということもあり、次に繋ごうなどと細かいことを気にせず、ノビノビ打っている印象です」(同前)



この状況で得をしているのは村上


 この状況の恩恵を受けているのが村上だという。


「小川監督は『今の成績もあるし、本来チームバッティングをさせる場面でも、ある程度自由に打たせている』と話していた。そもそも守備が酷い村上は、今のヤクルトじゃなきゃレギュラーになってない(笑)。今季当初、エラーがあまりにも多いので、チーム内では『1試合にホームランを2本くらい打ってくれないと帳尻が合わないよ』なんてぼやかれていたんですから」(ベテラン記者)


 よく言えば自由な雰囲気は、真中満前監督の時代から受け継がれてきたという。


「真中監督は『自分の成績を残すことがチーム成績に繋がる』という考えでした。そのため、今のヤクルトは、自分のことだけやればいいと、切り替えの早い選手が多い」(スポーツ紙デスク)


 2年目の小川監督の契約は今季で終了する。


「真中監督の後に復帰した小川監督には“繋ぎ”のイメージがありましたし、今の成績が成績なので続投する気はないようです。それで育成重視に舵を切っているんでしょう。次期監督には宮本慎也ヘッドコーチや、高津臣吾二軍監督の名前が挙がっています」(同前)


 勝ちきるために投手力の整備が求められるとすると、次の監督は……。



(「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年9月5日号)

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