飛べなくなったワシ、レントゲン写真で判明した“まさかの事実”が笑い呼ぶ(米)

2024年9月2日(月)12時6分 Techinsight

飛ぶことができず、苦しんでいる様子だったハクトウワシ。ケガをしていると思った自然保護局の職員らは、保護して検査を行うことにした(『Wilson’s Creek National Battlefield Facebook「The Missouri Department of Conservation captured a bald eagle along the boundary of Wilson’s Creek National Battlefield.」』より)

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米ミズーリ州自然保護局は先日、飛べなくなった1羽のハクトウワシを保護した。ケガをしたのかと思っていた職員だったが、ワシを獣医に診てもらうと、ご馳走にありついたことが原因で重すぎて飛べなくなったことが判明した。撮影したレントゲン写真には、しっかりとご馳走の形が写っており、「理由がアメリカっぽい」など笑いの声が寄せられた。米ニュースメディア『USA TODAY』などが報じた。

米ミズーリ州スプリングフィールド市のそばにある「ウィルソンズ・クリーク国立戦場跡(Wilson’s Creek National Battlefield)」は8月21日、1羽のハクトウワシが保護されたことをFacebookで報告した。


保護したのは同州自然保護局で、このハクトウワシは自力で飛ぶことができない様子だった。どこかケガをして飛べなくなったと判断した職員らは、同市にある「ディッカーソンパーク動物園(Dickerson Park Zoo)」の協力を得て、ケガの部位や詳細を特定するためレントゲン撮影を行った。


翼が折れているのか、あるいは別の箇所を負傷したのか—職員らが重傷でないことを祈りながらレントゲン検査の結果を待っていると、予想外の事実が明らかになった。


ハクトウワシの腹部に、なんとアライグマの手の形が写っていたのだ。ウィルソンズ・クリーク国立戦場跡は、Facebookにそのレントゲン写真を公開し、「ハクトウワシはアライグマでお腹がいっぱいになっていました。つまり太りすぎて飛べなくなったんです」と“笑撃の事実”を説明した。


自然保護局の職員らは、ハクトウワシが交通事故で死んだアライグマを見つけ、丸ごと食べてしまったと推測している。ハクトウワシは魚を主なエサとしているが、魚以外のものも構わず食べるといい、今回のように交通事故死した動物をエサにすることがあるという。


結局、このハクトウワシにケガは確認されず、職員らは胸を撫でおろした。お腹の中のご馳走を消化して飛べるようになるまで動物園の病院で過ごしたハクトウワシは、ウィルソンズ・クリーク国立戦場跡に放たれ、無事に飛び去った。


飛べなくなったワシのまさかの理由に、「食べすぎると動けなくなっちゃうよね」「ちょっと食べすぎちゃったのかな?」「めちゃくちゃアメリカっぽい理由で面白すぎる」などといったコメントが届き、多くの人を笑いの渦に巻き込んだ。


なお少し前にはカナダで、ふっくらとしたお腹の猫が保護され、誰もが妊娠していると思ったが、超音波検査で「ただのぽっちゃりなだけ」と判明した。


画像は『Wilson’s Creek National Battlefield Facebook「The Missouri Department of Conservation captured a bald eagle along the boundary of Wilson’s Creek National Battlefield.」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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