『アニメで知る中国』北京のRockが熱い!メタルバンド「Never Before」のギタリスト・翔に中国のロックについて聞いてみた!

9月7日(土)12時0分 JMAG NEWS

『アニメで知る中国』へようこそ!ミミム(北京MYC)です。

いつもと違う音楽ではじまってますけど、今回はロックの話です。中国のネットテレビサイト「愛奇芸」で「バンドの夏」「楽隊的夏日The Big Band」という番組が5月から放送されました。

31の中国青年オリジナルバンドを集め、「生演奏」でさまざまなお題に挑戦し、TOP5バンドを現場の観客の投票によって選出しよう、という番組なんですが、これがまたすごいのなんの、「ロック」バンドですよ。「ロック」。中国政府、良く許可だしたな、って感じでして。ファンキーでアナーキーでロックな人達がこの現代中国のインターネットとはいえ、番組に登場することにかなり衝撃を受けました。

見てみると2つ気付いたことがありました。

1つは「タトゥーやピアス、髪の色」
2つは「北京のバンドが多い」

という事です。

多くのロッカーは全身にタトゥーを施しているのですが、番組ではセンサーシップの関係上、おそらくタトゥーの露出などが禁じられていたのでしょう。タトゥーが露出しないように、長袖や肌色のシールを貼り、ピアスを外して、髪の色も黒に染め直していました。

出場したバンドも本来のスタイルで音楽をやりたかったのかもしれませんが、この番組の為に、いろいろ頑張ってくれたことに、観客として感謝したいです。

もう一つは北京バンドが多いってことです

新裤子(New Pants)、痛仰乐队(Miserable Faith)、刺猬乐队、果味vc、旅行团乐队(The Life Journey)、面孔乐队、Mr. Miss、熊猫眼乐队(Panda eys)、31組のうち、なんと8組が北京のバンドです。しかも先日の最終回でTOP5に選出されたバンドのうちの3つもが、北京のバンドでした。

なんで、こんなに北京のバンドが多いのか?そしてなぜTOP5に3つも選ばれるのか。今回は北京のヘビーメタルロックバンド「Never Before」の日本人メンバー翔君に話を聞いてみました

アニメで知る中国 第24回は「ロックがホットな北京のナイト」でーーーす!

第24回『アニメで知る中国』ロックがホットな北京のナイツ

どうも「Never Before」のギタリストの翔です。北京はかれこれ20年います。日中ハーフです。ミミムさんからお願いされて、北京のロックのこと、紹介したいと思います。よろしくお願いします

●翔さんの音楽経歴について


音楽聞き出したのが10歳くらい、97年くらい。バンドをやるようになったのが17歳ですね。だからもう15年近くやってます。

●中国のロックはいつから?


中国ロックの始まりが北京からだったんですね。もともと「崔健」という中国ロックのゴットファーザーみたいな人が北京で活動初めまして、アルバムを80年代の終わりごろにだしたんですけど、そっからがはじまりですね。ロックていう定義が中国でついたのが。

当時、80年代の学生からすごい人気を得て。ちょうど中国がいろいろ時代がすごく変化してた頃なんで。自由な歌詞で自由な音楽っていうもんが昔にはなかったので、爆発的に売れて。それを追うように「黒豹」とか、どんどん出てくるんですけど。

本当に(ブームに)火が付いたのは、香港のBeyondというというバンドですね。

ロックというよりはポップなんですけど、バンド形式でこういうのがあるんだよっていうのを伝えたっていう意味では、すごく存在が大きいです。

中国ロックはこうして始まったわけなんですけども、メジャーというよりは、インディーズの、アンダーグラウンドのバンドがだんだん頑張るようになって。ロックってパンクがある、メタルがある、という感じで、どんどんサブジャンルに派生して、いろんなバンドが出てくるようになったんですよ。

そういう流れの中に、海外のアーティスト、日本のアーティスト達が、例えば「ファンキー末吉」さんとかそうだったんですけど、どんどん中国のロックシーンに興味を持ち始めて。

で、最近また、中国のロックバンドが注目されるようになったのが、中国のネット番組の「楽隊的夏日」ですね。これが爆発的に人気が出て。またバンドとかにみんな注目してくれるのは、本当にいいことだと思います。

●翔さんのやってるメタルはいつから中国に広まった?


メタルは「唐朝」というバンドがあって。そのバンドが当時は本当にテクニックあって、メタルなんですけど、中国のいろんな音楽要素を取り入れたり、歌詞もカッコいいんですよね。

彼らから、メタルというのが広まったんです。当時から彼らはロン毛で上半身裸でギターソロ引いてるようなプロモーションビデオとかもありましたよ。

●なんで北京にバンドが多いの?


東京と活動してるバンドと似てるとおもんですけど、北京って、すべての情報が集まるんですよ。ライブのイベンターとか、レコード会社とかもありますし。

一番最初にこういうカルチャーが出来たのも北京なんで、しかも一番最初北京にしかライブハウスがなかったんですよ。

で有名なバンドが北京から出てくるようになって、「俺らも北京に行って、バンド活動して成功したい」みたいな人が増えていったんです。

●北京以外でロックがホットなシティは?


そうですね…武漢(湖北省)がちょっと面白いですね。もともとパンクがすごく人気な場所でして、最近メタルバンド増えてきまして。

ちょっと(方向性が)北京とちょっと違うんですよ。

たとえば、上海っておしゃれなバンドがおおいんです。すごくおしゃれなんですよ。モダンだなぁって感じの。北京にもそういうのはあるんですが、どちらかというと、オールドスクール的な古いのも結構あって。

で「武漢」がですね。時代があまり関係ないんですよね。武漢のリスナーが最近これがいいってのをお互いシェアして聞いてるので、例えば今年はメタルを聞いてたら、次ハードコアになったり、急にポップになったりとか、そういうところがあるんですよね。

だからバンドもそういう感じで、違うジャンルのバンドがいっぱい出てくるんです。そこらへんはやっぱり北京とは違いますね。北京はもう、とにかく個性出さなきゃってところがあるんで。

●中国のロックシーンは今後どう変わっていく?


インディーズのライブの規制が増えてきているんですよ。だからすごく難しくなっていくと思うんですね。ここ10年ぐらい一気に(人気が)上がってきたんですけど。ただ、厳しくなってきた分、メタルだけじゃないんですけど、音楽ファンの結束力がどんどん固まってきてて。(厳しくなった)その分、みんなでシーンを盛り上げていこうという気持ちが強いですし。

あと、海外に出るようになりましたね。

海外からのオファーも増えてきて、みんなどんどん自分を海外に出していきたいっていう強い気持ちがあるんですよね。(インドネシアでは大きなロックフェスもあり、大統領がメタラーらしいので)東南アジアとかもそうですけど、日本行きたいバンドも多いですね。

なんで日本かというと、日本には世界的にすごいバンドも多いですし、インディーズでもすごい人たちが多いんですよ。これなんか日本のバンドですよ、「チャーチ・オフ・ミザリー」っていうんですけど。

なんで、海外に出ようとしていますね。欧米もありますよ。メタルより、パンクの方が多いです。ここ数年(演奏技術が)良くなってきたんです。どんどんみんな自信ついて海外に行きたくなってるんで。

これからはちょっと国内が厳しいかもしれないんですけど、海外にどんどん、出ていけるんじゃないかなって。

●最後にNever Beforeの今後の活動について


そうですね、バンドはともかく新しいアルバムを出して、あとは、さっきの話ではないんですが、もっと海外にも行けるようになれたらな、と思いますね、目標として。日本でもライブやりたいですね。

翔さんありがとうございました!

編集後記

中国のロックシーンもゲーム業界と同じように、国内の厳しい規制の下では難しくなって、海外への展開が見られるようですね。中国のロックやメタルを含めた音楽シーンも注目していきたいです。

本日の動画ここまでです。

アニメで知る中国 第24回は「ロックがホットな北京のナイト」でした。

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北京動卡動優文化傳媒有限公司有限会社(北京MYC)とは

2010年に設立されたアニメ・ゲーム専門の広告代理店の北京動卡動優文化傳媒有限公司有限会社(北京MYC)。中国のアニメ市場の消費力データを有し、アニメ・コミック・ゲーム(ACG)の分野で、中国市場を狙う企画から販売促進まで一連のサービスをワンストップで提供。2016年に日本支社(株)MYC Japanも設立。

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