ヴェネチア国際映画祭、金獅子賞はペドロ・アルモドバル監督の『The Room Next Door』

2024年9月9日(月)12時15分 シネマカフェ

ペドロ・アルモドバル監督 Photo by Vittorio Zunino Celotto/Getty Images

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第81回ヴェネチア国際映画祭が、7日(現地時間)に閉幕した。金獅子賞に輝いたのは、2日(現地時間)に世界初上映され、観客から17分にも及ぶスタンディングオベーションを受けたペドロ・アルモドバル監督の『The Room Next Door(原題)』だった。

主演はティルダ・スウィントン(『フィクサー』)とジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)で、原作はシーグリッド・ヌーネスの小説「What Are You Going Through(原題)」。疎遠になっていた親友同士の女性2人が再び友情を取り戻し、尊厳死と向き合うことになるというストーリー。

スペイン出身のペドロ・アルモドバル監督にとって、本作は初めての長編英語映画となる。受賞スピーチでは、「この賞は、ここにいる家族に捧げたい。この映画『The Room Next Door』は私の初めての英語作品ですが、その魂はスペイン語です」と語ったという。「The Hollywood Reporter」が報じた。



ジュリアン・ムーアはトロフィーを受け取ったペドロ・アルモドバル監督の画像をインスタグラムに掲載して祝福。「オスカーにまっしぐら!」「とてもうれしいニュース」「この映画にふさわしい賞」とファンからもお祝いのコメントが殺到している。

銀獅子賞(審査員大賞)には、イタリア人のマウラ・デルペロ監督の『Vermiglio(原題)』が選ばれた。一部が監督の家族の歴史にインスパイアされているという、第二次世界大戦中のドラマ。

銀獅子賞(監督賞)はブラディ・コーベット監督作、エイドリアン・ブロディとフェリシティ・ジョーンズ主演の『The Brutalist(原題)』。ホロコーストを生き延びたハンガリー出身のユダヤ人建築家で、戦後アメリカにわたったラズロの物語。

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