小泉進次郎氏の「育児休暇取得」は出世の近道か遠回りか

9月9日(月)7時0分 NEWSポストセブン

来年1月には第1子誕生の予定(時事通信フォト)

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 自民党の小泉進次郎・代議士が、滝川クリステルとの電撃結婚に続いて、またも世間を賑わせた。来年1月に予定される第1子誕生を前に、「率直に考えている。議員の育休は何がいい形なのか、いろんな方々のアイディアを聞きたい」と育児休暇の取得をほのめかした。


 男性議員の育児休暇については、かつて宮崎謙介・元代議士が取得を宣言したものの、不倫スキャンダルの発覚とともにそのプランは霧消した。


「前例も規定もなく、実際に取得する際の手続きなどは何も決まっていない」(衆議院事務局秘書課)というのが現実だ。


 しかし世界に目を向けると、最近もニュージーランドの男性国会議員が育児休暇を取得するなど、世界的には“スタンダード”になりつつある。


 進次郎氏は、党の厚生労働部会長を務めている。菅義偉・官房長官から「ポスト安倍の筆頭候補」とのお墨付きを得て、内閣改造での入閣が囁かれたタイミングだっただけに、永田町で賛否が渦巻いた。


 入閣待機組のベテラン議員は、進次郎氏の育休宣言に否定的だ。


「一議員なら休暇を取ってもいいかもしれないが、大臣という要職につけばそうはいかない。内閣改造前のこのタイミングでそんな発言をするのは“大臣のポストは遠慮する”と暗に言っているようなもの。いつ声がかかってもいいように準備している私のような立場からすれば、何を考えているのかわからない」


 一方、自民党若手議員はこんな言い方をする。


「安倍内閣が男女共同参画を最重要課題としている以上、進次郎さんの宣言に表立って反論できる人はいないでしょう。これは決して“閣僚ポスト”を投げているわけではないはず。政府としても“閣僚が育休”のほうがインパクトが大きいし、国民に対して強いメッセージになる。このやり方は若手議員のアピール手段として参考になる。パフォーマンス上手の進次郎さんらしいやり方だと思う」


 政治家として出世を目指す上で、近道なのか遠回りなのか──控え目に賛否を口にする同僚議員の目には、進次郎氏が“リトマス試験紙”に見えているのかもしれない。


※週刊ポスト2019年9月20・27日号

NEWSポストセブン

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